資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第163弾-②!(過去記事一覧はこちら)
稲畑産業(8098)です。情報産業、化学品、生活産業、合成樹脂の4セグメントから成っており、情報と合成樹脂が稼ぎ頭です。情報産業が伸びているので良いですね。
商社なので各事業の差別化要素はよく分からないですが、この22年3月期の第三四半期決算は絶好調です。全セグメント大幅増益。化学品、生活産業、合成樹脂セグメントに至っては前年同期比の88~100%も増えています。
財務も流動資産のうちキャッシュ化しやすい資産が総負債を超えているので好財務です。
眉唾ものですが、中期売上・利益計画をまともに受けとると2030年には1株175円配当。今期超増配した後から更に65円も増配余地が!!(中期経営計画の数字からの推定です。)
途方もない夢を魅せてくれる銘柄です。
稲畑産業の事業、直近業績面での魅力は以下!
- 配当+優待利回り5.4%
- 情報産業、合成樹脂セグメントが利益柱
- 情報産業セグメントは成長セグメント!
- 22年3月期はALLセグメントが絶好調!化学品、生活産業、合成樹脂セグメントは前年同期比88~100%と超!!絶好調!
- 現金預金+手形、売掛金+投資有価証券>>総負債で商社にしてはキャッシュリッチ体質
- 受取配当金8億の営業外収益
- 今期は有価証券売却益71億と資産運用も絶好調!
- 2030年中期経営計画では売上高1兆円、営業利益230億!EPSは簡易計算で351円!連結還元性向50%で自社株買い無ければ、1株175円の配当!(今期110円の大幅増配から更に8年後65円の増配可能性が!!)
- 加えて背水の陣!前年配当を下限とする累進配当方針!
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/8098-1
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- まとめ(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- まとめ(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- 稲畑産業株式会社
- 1918年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:
“情報電子、化学、生活産業、合成樹脂の製品販売”
会社概要 より抜粋
2.セグメント別分析
- 4セグメントに分かれています(情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂)
- 利益柱は情報電子と合成樹脂です。合成樹脂が黎明期からの根幹ビジネスのようです。
- 最近の流行は情報電子セグメントで伸びていますね。
- 国内外で売上があり、大体半々の比率で展開されています。
- 海外はアジア圏が中心ですね。
- 売上、営業利益面での国内外比較です。
- 売上は半々ながら、利益は国内が主で稼いでいる構図です。
- 18年が急減益期でしたが、以降は安定していますね。
- 続いて中期計画2030から抜粋です。
- 売上高1兆円と営業利益165億→230億程度を目指しています。
- 営業利益150億でEPSは229円程度(21年3月実績)なので、これが2030年には1.53倍になるのでEPS351円程度になります。
- 総還元性向50%(配当と自社株買い)、累進配当方針の継続の力強い還元方針を上げています。
- これに素直に従えば、2030年にはEPS351円の半額(自社株買いは無いとした場合)の175.5円の配当になります。配当利回り5%ならば3510円。8年あるので一足飛びにここまではいけないにしても、この中期方針の期待から3000円は十分狙えるかもしれません。
3.決算分析
- 22年3月期第三四半期決算短信を掘り下げます。
- 前年同期比増収大幅増益です。
- 第三四半期で既に1株益303円は熱いですね。当期純利益が経常利益と同額のため、何か特別利益が出ているようですが好調なのは変わりないですね。
- 期末配当が80円と前年同期の通期配当を半期で超える超絶な増配です!
- 定性要因です。
- 業績は絶好調ですね。
- 情報電子事業は液晶、LED、インクジェットプリンター、オフィス用トナー、太陽電池、フォトマスク、半導体・電子部品関連…なんと全て好調でした。営業利益約10%の増額です。
- 化学品事業も好調です。樹脂原料・添加剤、自動車部品用原料・塗料・衛生士・段ボールなどALL好調!営業利益はなんと、前年同期88%と大幅増でした。
- 生活産業事業は、ライフサイエンス・食品・シーフードなどが好調。唯一ドラッグストア向けが低調ながらも営業利益は前年比+101%増とやはり超好調です。
- 合成樹脂事業では、汎用樹脂・高機能樹脂・コンパウンド・フィルム・シート・スポーツ関連と全商品好調。営業利益は前年同期比+94%増!(ここは主力なので伸びが激しい!!)
ALLセグメントが超絶好調な銘柄は初めて見ました💦
- B/Sです。
- 資産の部は受取手形・現金預金増加でよし。
- 投資有価証券が減っているので売却益が出たのでしょう。
- 総資産3850億のうち現金預金・手形・投資有価証券で2739億もあります。
- これは中々キャッシュリッチです。累進配当と連結配当性向50%も頷けますね。
- 総負債は2050億なので現金化しやすい資産で完済可能です。
- P/Lです。
- 利益率は低いですね。。売上原価率が91%もあります。
- 受取配当金で営業外で12億は中々熱いですね。営業利益の10%弱を稼いでます。
- 支払い利息と差し引き8億の利益増です。
- 投資有価証券の売却益が71億も載っています。これは….自社株買いに使ってほしいですね笑
本業も資産運用も絶好調なようです!
22年第三四半期決算短信より抜粋
4.魅力とリスク
稲畑産業の魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り5.4%
- 情報産業、合成樹脂セグメントが利益柱
- 情報産業セグメントは成長セグメント!
- 22年3月期はALLセグメントが絶好調!化学品、生活産業、合成樹脂セグメントは前年同期比88~100%と超!!絶好調!
- 現金預金+手形、売掛金+投資有価証券>>総負債で商社にしてはキャッシュリッチ体質
- 受取配当金8億の営業外収益
- 今期は有価証券売却益71億と資産運用も絶好調!
- 2030年中期経営計画では売上高1兆円、営業利益230億!EPSは簡易計算で351円!連結還元性向50%で自社株買い無ければ、1株175円の配当!(今期110円の大幅増配から更に8年後65円の増配可能性が!!)
- 加えて背水の陣!前年配当を下限とする累進配当方針!
リスク
- 海外売上高比率50%あるので為替影響を受ける(ドル、元)
- 全セグメント好調だが稲畑産業でなければできない、唯一の事業はよく分からない
- 還元姿勢は素晴らしいが業績次第
- 直近は超上昇しているので過熱感あり(だが、将来配当金を考えると….)
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
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閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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