とうとう過去大会まとめも大詰めを迎えてきました。
何を狂ったかこの年、実に11年ぶりにフルマラソンに挑戦する事になりました。
滋賀で唯一の市民ランナーが出れるフルマラソン、「あいの土山マラソン」です。この大会が僕のフルマラソン魂に火をつけたといっても過言ではありません。本当に癖のあるランナー泣かせのコースです。
当時の日記を振り返る前に今覚えている決意や練習概要を書きます。
・フルマラソン出場を決めた経緯
何故そう思ったのか忘れましたが、今の実力はフルマラソンではどれぐらいだろう?とおぼろげに思うようになりました。ハーフの自己ベストが1時間31分なのでまともに練習すれば3時間10分ちょっとがたたき出せるそうです。
3時間10分はさすがに凄いな。とはいえ、今の自分の持ちタイムは3時間59分。初心者ランナーを卒業したレベルだ。5年近くも走り込んでいるのだ。ならば、とりあえず3時間30分切り(サブ3.5)程度は達成しないといかんだろう。
・練習概要
昔、フルマラソンを走った事を思い出していました。あの時は20kmまでしか練習しなかった。
・だから、後半特に30km以降で走れなくなった。
こうなるとサブ3.5は話にならない。更にスピードもジョグではダメだ。1km4分58秒は大して早くないが42kmも続くか….?つまり
・最初から最後まで走り切ること
・息切れはしないが楽でもない一定ペースで走り切る事
これがサブ3.5達成の条件だ。それに見合う練習をしないといけない。自分はスピードは十分今ならある。課題はハーフ以上の長い距離を走っていない事だ。距離を積む事。これが重要。そのため、大体以下のような練習メニューを考えていた。
・週末の土日10kmを12kmに増やす(その代わり1kmのタイムを4分20秒→4分30秒とする)
・土曜を12km、日曜を15km、21km、30kmと増やしていく
です。この週末練習の型は今(19年10月21日)でも続いています。フルが間近に迫っていない時は土日12kmを走る事を日課としています。
また、あいの土山マラソンならではの練習が必要です。それは
・超高低差
です。会社の誰もが口をそろえて言います。
「あのマラソンはえらい(辛い)」
「フルに出る..?頭おかしいんちゃうか?」
「全部山だでよあれは」
僕はエントリーしてから後悔していました。ネットでいろいろなブロガーの方の記事を調べてみましたが、みんな辛いと言っています。特に17~19km辺りに急激な登りがあるのですが、そこで心が折れる方が多い。
実際、僕も30kmぐらいは走らないといかんなと思って有休使ってコース上を1回走りましたが、あまりの急激な坂に恐れをなして足が止まりました。やばいぞこれは….。
そんなあいの土山マラソンの当時の日記とレース結果です。
【当時の日記】
・エントリーから練習の日々
11年振りにフルマラソンにエントリー。
11月5日のあいの土山マラソン走ります。
アップダウンの激しいタイムの出ない大会だと聞いてるので、目標はサブ3.5(3時間30分切り)
写真は練習メニュー。10年前は30km以降でボロボロに歩いてサブフォーだったので、20kmまではキロ4分50ぐらいに抑えて、後半脚が行けそうなら飛ばすぐらいで行こうかと。
距離を踏まないといかんので、来週とりあえずハーフを走ろう。再来月は30km走入れて、脚が死なないか様子を見る…。
・レース当日
さーて、もうすぐだ。
一応、課した練習はこなしたので、後は気力と粘り強さで勝負。
27kmの登りまでは抑えつつもキロ4分50狙いで。
27km以降は登りなのでペースは出来れば維持しつつ、5分は下回らないように粘るか。
風が強いのが難点。
20kmぐらいの茶畑が風にさらされてやばいようだ。(土山はお茶の産地です。)
膝の痛みとふくらはぎ、ふとももがつらなくて重くならない事を願う…
・レース展開
結果は惨敗。
死ぬほど脚がつって話にならない。
以下は詳細。
4分56
4分52
4分50
4分50
5分03
4分59
4分46
4分49
4分47
4分55(確か10kmの追加は48分13飛ばしてない)
4分44
4分51
4分55
4分53
4分43(下り坂突入
4分40(抑え気味
4分51
4分47
5分13(魔の登り坂。脚にこないよう、腕振りで突破)
4分37(急降下坂)
4分47ハーフは1時間41分ぐらい
4分58(風がきつい)
4分59(気持ち悪い…)
4分59(飛ばさずに行こう)
4分56
5分05
5分12(スタミナ切れてきたか
5分17
5分31
5分42(右ふくらはぎに違和感)
—-30km通過2時間26分。30kmの自己ベスト更新!——
5分41
6分03(左ふくらはぎにも違和感)
6分35(右と左のふくらはぎつる
6分46(痛すぎて叫ぶ!
8分18(200mごとに強烈につり、叫ぶ
タイムは全く期待出来ないからリタイアするか……と思った。
13分26(りょうふくらはぎがつりながら、左前ふとももがつり、右前ふともももつりかけて、叫ぶ!!!!)
11分07(つりかけたら、歩く
8分52(サブフォーも無理だな
7分55(股関節がつる…
7分59
8分24
8分?(記録してない
ネットタイム4時間05分
30km通過時に2時間26分だったから、つってからひどいな。
膝が全く痛くなくて息切れもしてないのでひたすら悔しいわ。
血行を良くするファイテンのテープをふくらはぎ裏面に貼らんかったのが敗因の一部か。
【当時を振り返って】
両足のふくらはぎが同時につった経験は今までなかったので。本当に激痛で気を失うかと思いました。ふくらはぎの筋肉がぼこぉぉぉぉ!!って盛り上がっていてカチコチに固まっていたのです。
36kmは更に追い打ちをかけます。なんと、両足のふくらはぎがつっている状態に加えて太ももの前面がつるのです。踏ん張った左足の前がつって、ぎゃあああああああああって思って踏ん張って支えた右足の前ふとももがつって、ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ。。。。。。。数分叫びすぎていました。
こんな苦しみはかつて味わった事がない。手術よりも痛い。
僕があまりにも苦しんでいたので、救護班の人がかけよってくれましたが手をかすと失格になるのでその場でずっと休んでいました。何分かして動けましたが…..
股関節がつるというのも初体験です。
当時、30km走も1回こなして土山のコース上でもハーフぐらい走ったのですがこうなった。とにかく悔しくて堪らなかった。この悔しさが僕の心に火を付けました。
今回は以上です。土山のフルは未だに攻略できていません。
【当時の練習メニュー】字が汚い….