大型株&配当+優待利回り5%以上狙いで保有していた2579コカ・コーラボトラーズジャパンより株主優待の飲料が到着しました。
株主優待が魅力的でしたが
- 19.12期の優待は改悪
- 19.12期を最後に優待廃止
となり大型株として将来値上がり期待のみの保有となりました。寂しい限りです。
せっかくなので今後も保有を続けるか検討するため少し同社について掘り下げてみます。
1.コカ・コーラボトラーズジャパンの株主優待
段ボール梱包で送られてきました。初めは通販サイトで頼んだ何か届いたのかと思いました笑
中身は7本の清涼飲料水でした。
- いろはす(ミネラルウォーター)
- 爽健美茶
- ミニッツメイドのオレンジ
- あやたか(緑茶)
- コカ・コーラ
- コカ・コーラ・ゼロ
- アクエリアス
ミニッツメイド以外は500ml相当ですね。自動販売機で買えば大体1000円相当ですね。
スーパーを利用すれば500円相当ぐらいでしょうか。
オレンジは子供が好きですね。おやつ代わりになります。
お茶は普段使いもできますし、家族で日帰りでどこかに行くときに使いますね。
コカ・コーラはおやつ代わりに。
いろはすとアクエリアスは30km走などロング走の水分補給に使えます。
何かと使い勝手の良い清涼飲料水優待ですね。
これが定期的に届く事を期待して買ったのですよね….
株主優待の改悪、廃止について
- 元々は配当金50円で長期保有特典で優待100株で4500円相当。併せて総合利回り5%以上でしたね。買った時は。
- 過去の優待はお好きなボトラーズ製品を選べる1ポイント60円相当のポイントが100株保有で45ポイント(2700円)、長期特典で75ポイント(4500円)でした。
- これが、今回限り最後の優待となり、100株保有も2700円→1000円相当の半分以下の改悪になりました
改悪されてしかも、今回が最後の優待です。次回はなしです。
株主優待制度の変更・廃止についてより抜粋
過去の業績が悪かった事、構造改革に着手するための資金が必要な事からの廃止です。
でも、他飲料銘柄は優待を廃止していないのでいずれ復活するとみています。
50円配当は据え置き予想です。
資産株保有としての魅力は落ちましたね…。
2.株式指標
- 過去3年間の1株益平均は赤字です。少し調べてみると19年に統合した会社の大幅な減損適用をした事が大赤字の原因になっています。
- これだけならキャッシュは減っていないので良いのですが、18年に業績が悪化しています。これは本業にダメージを与えるものでした。広島を襲った豪雨のせいで工場が被災したためです
- 配当利回りは2.5%で特段魅力的な水準ではないです
優待の廃止は18年の被災で業績が大きく悪化した事と、20年以降は工場立ち上げに伴う先行投資があるためかと思います。
業績、財務
- 売上は拡大基調です。17年に経営統合した関係で大きく増えています。利益面もここを境に伸びて17年に株価4500円まで行きました。18年の豪雨による被災で営業利益が悪化し、19年は減損適用で赤字に転落。(これが無くても業績は悪い)
- 財務も経営統合で純資産と株主資本が伸びています。ですが、被災と減損で18,19と減らしています。
4500円というのが買われ過ぎたのですね。豪雨で業績が悪化しましたが、それ以上にバブル気味だった株価が大きく是正された形です。
20年以降は広島の工場再開の先行投資で耐え時ですが、腐ってもコカ・コーラなので長期的には復活すると思います。
配当金、自社株買い
- 配当は2010年に微減配があった後はジリジリと上げています。
- 株主優待は廃止しましたが配当は据え置いて維持しています。減損による赤字なのでキャッシュはあるはずです。配当据え置きは妥当な判断でしょう。
- 18年の豪雨災害時に株価の下支えをするため超大規模な自社株買いを投入しています。19年度も100億円以上ぶちこんでいます。
優待は廃止してしまいましたが、株主重視の会社である事が伺えます。(配当据え置きと自社株買いの導入)
3.業績見通し
- 飲料事業以外にヘルスケア・スキンケア事業も手掛けており利益率が高いですね
- ですが、19年度は減収減益、飲料事業も同様です。更に減損。膿だししている感じですね。
- 得意先はスーパーマーケット(イオン等)、ドラッグストア、コンビニなどに卸売しています
- 炭酸飲料、お茶、コーヒー系が主力ですね。
- 20年度は耐え時ですね。
- オリンピック対応の減益要因が無くなるでしょうし、自動販売機の設置もコロナで控えめにはなるでしょう。ですが、同時に販売数量の回復も巣籠によって….中々壊滅的に悪そうです
- 更に、生産体制を構築する上での工場投資の減価償却費ものしかかります。
コカ・コーラとしては世界第三位の規模なので頑張って欲しいところです。バフェット風に言うと、こういう需要が無くならない企業の株が下がった時に買うものなので間違ってはいないですが勇気が要りますね。
これは株価が回復するのは相当先になりそうです。業績要因で見ている限りでは。