資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第149弾-①!(過去記事一覧はこちら)
溶接用のガス製造を自動車、産業機器業界等へ展開している東邦アセチレン(4093)です。配当+優待利回りは5.6%です。(前提:株価1152円、配当45円、株主優待100株2000円前提)
株主優待は100株3年保有でQUOカード2000円がもらえます。(初年度は1000円、1年保有で1500円、3年保有で2000円へ)
2013年以降、長期的に増配基調です。営業利益は凡そ10億円以上をここ10年以上安定して稼ぎ出しています。このため、有利子負債を削減し自己資本比率を20%→50%台へ良化させながら無理なく増配していっています。直近では流動資産>総負債の構図になっており好財務です。
東邦アセチレンの指標面での魅力は以下!
- 配当+優待利回り5.6%
- 株主優待は100株3年保有でQUOカード2000円(初年度1000円)
- 13年以降長期的に増配基調
- 営業利益10億円以上で10年以上安定黒字で財務強化進む(自己資本比率20%→50%台へ)
- 不況に強い。リーマンショックの時でも営業利益8.9億と大した減益なく安定黒字を稼ぎ出している。(無論、コロナショックも営業利益10億円以上の安定黒字)
- 流動資産>総負債の構図となっており、有利子負債も減少し好財務になってきており、配当+優待維持しながら無理なく財務強化が進んでいる
事業概要、直近業績面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/4093-2
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.各種指標
(配当+優待利回り5.6%)
株主優待(100株3年保有でQUOカード2000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 化学メーカーは基本的に割安なのでPER8倍台というのは特段割安には見えません。
- PBR0.5倍台は財務が強化されてきている事を考えると魅力的かもしれません。
- 優待利回りは初年度は0.85%で総合利回り4.75%。2年目以降は1500円の金額になるため、総合利回りは5.1%になります。たった1年までば、総合利回り5%以上を長期で享受できるならば単元保有は美味しい銘柄に思い、四季報通読時に買いました。
株主優待(100株3年保有でQUOカード2000円)
東邦アセチレンの株主優待は100株3年保有でQUOカード2000円がもらえます。
株主優待をもらうには
- 3月末日
に100株以上保有している必要があります。
平成30年に株主優待を新設されました。1年以上の保有が必要になるのは構いませんが、優待改悪が無い事を願います。
株主優待より抜粋
5年株価チャート
- 16年は700円程度の株価で推移しており17年にブレイクして1600円までいきました。
- 以降右肩下がりから一時1800円を付けましたが、現在の1150円台に落ち着いています。
- 17年の上げは株主優待新設かもしれませんね。
5年来安値水準ではありませんが、安定して黒字を叩きだして財務も強化、増配された今は600円台に戻る事はないと思います。(現在の配当と優待が維持されている前提)戻るとすれば業績が悪化し、優待廃止や45円→20円配当等になった時です。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
2.財務分析
配当+優待利回り5.6%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 株主資本、利益剰余金、自己資本比率が綺麗に強化され続けています。
- 有利子負債が100億以上ありましたが着実に減ってきています。
- 現金預金もここ3年は70憶以上で安定していますね。株主資本の半分程度が現金です。ここからPBR0.5倍は割安だなと見ています。(固定資産の中身が容易に現金化しやすい有価証券であればなお堅いですね。)
- 以前は流動資産<総負債の構図でしたが、有利子負債を減らして財務を強化してきているため、流動資産>総負債の構図になりました。好財務かと思います。
配当+優待利回り5.6%は維持できると見ます。
3.業績
配当+優待利回り5.6%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- リーマンショックの時でさえ、営業黒字でした。堅いですね。需要が安定しているのでしょう。
- 以降、大きな成長はないものの営業利益10億以上はコンスタントに稼ぎ出しています。
- 減損損失が少ないせいか、EPSも安定して黒字ですね。
- 営業利益率がここ数年4%台で高め推移しています。(同社にとっては高いです。)
- 利益率が改善された訳は、どうも売上原価比率が70%程度まで下がった事が要因のようです。
- 原材料が下がったのか社内改革でモノづくりのコストダウンを図ったのかは分かりませんが、収益力が上がってきていますね。
配当+優待利回り5.6%は長期的には問題ないでしょう。
4.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 13年から配当を開始して以来、非減配です。
- 長期的に増配基調で10円→45円へ増配。
- EPSが12年以降安定して黒字が出せており実力値は100~130円といたところでしょうか。
- 配当性向50%以下で財務を強化させながら無理なく配当が出来ていると見ます。
配当+優待利回り5.6%は今後も維持できると見ます。
5.魅力とリスク
東邦アセチレンの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り5.6%
- 株主優待は100株3年保有でQUOカード2000円(初年度1000円)
- 13年以降長期的に増配基調
- 営業利益10億円以上で10年以上安定黒字で財務強化進む(自己資本比率20%→50%台へ)
- 不況に強い。リーマンショックの時でも営業利益8.9億と大した減益なく安定黒字を稼ぎ出している。(無論、コロナショックも営業利益10億円以上の安定黒字)
- 流動資産>総負債の構図となっており、有利子負債も減少し好財務になってきており、配当+優待維持しながら無理なく財務強化が進んでいる
リスク
- プライム落ちで優待廃止や改悪の可能性はありそう。
- 業績が悪化し、減配・優待廃止の場合、5年来安値を目指しにいくため、営業利益が絶えず10億円以上稼げているかなど業績注視は必要
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
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