クリップコーポレーション(4705) 配当利回り5.8% 【資産株.173-②】


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資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!

資産株紹介シリーズ第173弾-②!(過去記事一覧はこちら)

愛知地盤で小中学生向け塾と幼児小学生向けサッカー教室を二本柱で展開しているクリップコーポレーション(4705)です。

クリップコーポレーションの直近業績、事業面での魅力は以下!

  • 主力の教育事業は安定主力収益源!
  • スポーツ事業は生徒数減少も黒字化!
  • 飲食事業は赤字ながらも縮小傾向!
  • 現金預金+投資有価証券-総負債が時価総額並!?

指標面の分析は以下です。

https://ie36ken.com/assets-stock/4705-1

資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。

【前半:指標面、過去実績分析】

  1. 配当+優待利回り,割安指標,チャート
  2. 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
  3. 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
  4. 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
  5. まとめ(銘柄独自の魅力/リスク等)

【後半:事業概要、直近決算分析】

  1. 会社情報
  2. 事業概要orセグメント別分析
  3. 直近決算分析
  4. まとめ(事業面での魅力/リスク等)

分析は以下の

  • 10年間で資産価値を2.5倍にした!

資産株ノウハウに従っています。

【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%!

 

 


1.会社情報

主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。

  • 株式会社クリップコーポレーション
  • 昭和56年設立
  • 東京証券取引所スタンダード上場
  • 事業内容:
    “1. 小中学生を対象とした個別対応指導の学習塾の運営
    2. 幼児から小学校低学年を対象としたサッカー教室の運営
    3. 飲食事業(弁当の宅配)
    4. その他の新規事業”

 

会社概要.クリップコーポレーション

  • クリップは上記言葉の頭文字を取った造語です。
  • 一度きりしかない自分の人生。死を迎えるその日まで成長し続けるのが使命。その原動力は新規事業という社長メッセージに込められた想いがあるそうです。

会社概要 より抜粋

2.セグメント別分析

セグメント別業績.4705-クリップコーポレーション

  • 同社の事業は大きく3つあります。
  • 祖業で柱の教育事業
  • サッカー教室を展開するスポーツ事業
  • 新規事業の飲食事業(弁当宅配)
  • 完全に教育事業で成り立っていますね。こことスポーツ事業で業績を安定させながら新規事業を立ち上げようとしている構図でしょうか。

セグメント別業績.4705-クリップコーポレーション2

  • 過去5年のセグメント別業績です。
  • スポーツ事業は段々、下がってきていますね。21年に黒字化しましたが、22年は黒字維持ながらも減益。
  • 飲食事業は長年赤字ですが圧縮傾向。
  • 教育事業は売上横ばいながら利益率が19年以降良化。

飲食事業を辞めさせたくなりますが(これだけ長い期間赤字が続いていると)、成長を考えると必要なのでしょうか。いつ黒字化させるか目処が気になりますね。

2022年決算短信より抜粋


3.決算分析

決算分析1.4705-クリップコーポレーション

  • 2022年通期決算短信を掘り下げます。
  • 前年同期比微増収増益です。
  • 期末配当を増配し45円配当で着地し来期も据え置きです。
  • 来期は減収増益予想。何故?….定性要因を見てみます。

決算分析2.4705-クリップコーポレーション

  • 定性要因です。
  • 主力の教育事業は生徒数増で増収大幅増益。
  • スポーツ事業は生徒数減少で減収減益。厳しいです。
  • 飲食事業は減収赤字拡大です。こちらも厳しい。
  • その他の新規事業は減収赤字拡大です。同様に厳しい。
  • 教育事業とサッカー事業のみに専念した方が良いのでは….?
  • 5年以上やっている新規飲食事業が黒字化目処が立たないうちにその他の新たな事業を立ち上げるのはアカンと思います。

決算分析3.4705-クリップコーポレーション

  • 次期の予想です。
  • 教育事業の生徒数増の影響で増収、ここが増えるので利益率・額も改善される構図ですね。(不採算教室の閉鎖も効くようです。)
  • 反面、スポーツ事業は生徒数減少で大幅減収で厳しい。これが減収要因ですね。

決算分析4.4705-クリップコーポレーション

  • B/S資産の部です。
  • 総資産59億のうち、現金預金37.9億。
  • 加えて投資有価証券10億。これは相当なキャッシュリッチですね。この2つ足すと時価総額越えです。有価証券からは900万程度の配当金が捻出されているようです。

決算分析5.4705-クリップコーポレーション

  • 負債、資本の部です。
  • 総負債は7億。現金預金+有価証券-総負債で41億で時価総額程度。これは….財務強化進んでいくとすれば….相当な資産バリュー株ですね。

決算分析6.4705-クリップコーポレーション

  • P/Lです。
  • 売上原価低減で稼ぐ力アップですね。不採算教室閉鎖など頑張っているのでしょうか。
  • 販管費の明細が詳しく載っているのは初めてみました。貴重ですね。販管費も減少させて抑えています。
  • 受取配当金942万、持ち分法投資損失712万。いってこいでしょうか。

キャッシュリッチ株で資産バリュー株という貴重な銘柄であることが分かりました。

2022年決算短信より抜粋

 


4.魅力とリスク

クリップコーポレーションの魅力とリスクを考えてみます。

魅力

  • 主力の教育事業は安定主力収益源!
  • スポーツ事業は生徒数減少も黒字化!
  • 飲食事業は赤字ながらも縮小傾向!
  • 現金預金+投資有価証券-総負債が時価総額並!?

リスク

  • スポーツ事業の生徒数減少で赤字転落リスク
  • 飲食事業は長らく赤字
  • その他新規事業も赤字

  以上です!

*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。

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