資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第150弾-①!(過去記事一覧はこちら)
集団指導塾「早稲田アカデミー」を運営する早稲田アカデミー(4718)です。(名前そのまんまです。) 株主優待は100株保有3年保有でQUOカード2000円(初年度1000円)と自社運営グループで使える株主優待券1万円です。(初年度5000円) 配当+優待利回りは13%になります。(前提:株価921円、配当20円、3年保有前提でQUOカード2000円、優待券8000円前提(オークション等で取引されている価格)
学習塾関係の銘柄はどこも総合利回りが高いですね。東京個別指導学院や学究社等。早稲田アカデミーもその流れを汲んでいますが更に高いです。指標面では割安度は無いですが、業績は安定黒字で堅めです。
財務内容は21年3月に発行済み株式数の10%程度になる公募増資を発表しているため良化しています。今後はこれを前提にどれだけ業績が伸ばせるかですね。
営業利益率は4~5%程度で推移しており普通です。営業利益10億円以上でここ数年は安定推移しており、リーマンショック・コロナショックでも営業黒字を出しているので配当と優待を長く頂く、資産株投資には向いている銘柄と思い、購入しました。
早稲田アカデミーの指標面での魅力は以下!
- 配当+優待利回り13%(株価921円,配当20円,優待8000円前提)
- 株主優待は100株3年保有でQUOカード2000円(1000円),株主優待券1万円(5000円)。括弧は3年未満
- リーマンショック、コロナショック時でも営業安定黒字であること
- 営業利益率4~5%で安定推移
- 21.3に大規模増資発表も配当予想維持、優待維持の姿勢
事業概要、直近業績面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/4718-2
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.各種指標
(配当+優待利回り13%)
株主優待(3年QUOカード2000円,自社優待券1万円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- コロナショックでどこも赤字や大幅減益の中、営業黒字10億円を確保しているのは安定感があります。
- PER,PBR面の割安度はありません。
- 1株利益が40~50円程度に対して20円配当と配当性向は高めです。
- 魅力はなんといっても優待ですね。QUOカードだけでも長期保有前提では総合利回り4.3%になります。自社優待券の利回りが素晴らしく、学習塾を利用するならもってこいの銘柄ですね。
- 優待券の金額は1万円に対して8000円前提で試算しています。
株主優待(3年保有でQUOカード2000円,自社優待券1万円)
早稲田アカデミーの株主優待はQUOカードと自社教育関連で使用できる株主優待券がもらえます。(100株保有時)
株主優待をもらうには
- 3月末日(QUOカード進呈)
- 9月末日(株主優待券進呈)
に100株以上保有している必要があります。
3年未満の保有:QUOカード1000円、株主優待券5000円
3年以上の保有:QUOカード2000円、株主優待券10000円
になります。それぞれ6月、11月に発送となります。
配当・株主優待より抜粋
5年株価チャート
- 株価は安値圏ではありません。
- 減配や優待廃止があると、17年の400円台の株価が見えてきそうです。
- 現行の優待制度を維持する限りは株価はあまり気にならない水準に思います。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
2.財務分析
配当+優待利回り13%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 営業利益は絶えず黒字であるため、株主資本・利益剰余金は増額傾向。
- 現金預金はここ5年13~20億円程度で推移しています。
- 有利子負債は1~14億とばらついていますね。
- 自己資本比率は向上していますが、流動資産はあまり良化していない傾向があります。
- 還元姿勢が豊富だからなのか、業績拡大のために投資をしているのかが気になるところです。(値上がり目的の投資前提で見るならば)
- 現金預金が21年に急増していますが、これは公募増資のためですね。嫌気されて株価は1200円から800円まで急落しています。
- 財務構成はあまりよくありません。
- 流動資産>>>総負債の構図でしたが、公募増資で良化しています。
- ここは、増資で良化ではなく本業のみで流動資産(現金預金)を厚めにして総負債を賄えるようにしてほしいですね。
配当+優待利回り13%は公募増資で得た資金の使用効果が無難に表れれば問題ないと思います。将来、大幅な減損や赤字事業買収で赤字事業のまま経営が進むと減配やQUOカード優待の廃止・減額の可能性はあります。
3.業績
配当+優待利回り13%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- リーマンショック後の停滞時期でも営業利益は5~8億で推移しており手堅さがあります。
- 16年以降は10億円以上で安定推移してきました。
- 営業利益率は4~5%が実力でしょうか。
配当+優待利回り13%はこの水準で営業黒字が継続していけば問題ないと見ます。
4.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 配当はここ10年非減配で増配しています。(15円→20円)
- 配当性向はここ数年30~60%で無理はありません。
- EPSも16年以降は30円以上で推移しているため、大規模な減損損失は無さそうです。
配当+優待利回り13%は非減配姿勢を10年以上貫いているので問題無いと見ます。
5.魅力とリスク
早稲田アカデミーの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り13%(株価921円,配当20円,優待8000円前提)
- 株主優待は100株3年保有でQUOカード2000円(1000円),株主優待券1万円(5000円)。括弧は3年未満
- リーマンショック、コロナショック時でも営業安定黒字であること
- 営業利益率4~5%で安定推移
- 21.3に大規模増資発表も配当予想維持、優待維持の姿勢
リスク
- 公募増資で獲得した資金の使途
- 今後も資金繰りに窮する場合、増資の可能性
- 増資していない場合、流動資産が薄いため赤字になると資金繰りに窮する可能性
- 事業継続に絶えず現金が必要な構図か?(黒字安定なのに現金同等物が増えていっていない。)→財務は堅牢とは言えない
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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