資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第167弾-②!(過去記事一覧はこちら)
宝飾関連のジュエリー事業やアパレル事業を展開している4℃ホールディングス(8008)です。
主力のジュエリー事業は業績悪化が止まらず厳しい状況。安定収益源のアパレル事業は増収増益で好調。月次を見ながら、ジュエリー事業の復活を期待して継続保有するのが吉でしょうか。
投資有価証券190億が厚くこれがあるので、安定配当と強気増配姿勢を崩さずにいられるのかと。
DOE4%以上、将来配当100円の還元方針も魅力です。
4℃ホールディングスの事業面での魅力は以下!
- アパレル事業は安定収益源でコロナ禍でも黒字。出店加速で増収増益
- (コロナ前)稼ぎ頭のジュエリー事業が利益を牽引する形態
- 将来配当100円、DOE4%以上の配当方針で11期連続増配!(減益ながら)
- 投資有価証券193億が厚い
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/8008-1
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- まとめ(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- まとめ(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- 株式会社ヨンドシーホールディングス
- 1950年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:
“ジュエリーを中心とするブランド事業
アパレル・バッグを中心とした企画・製造・卸売事業
小売事業”
地盤は広島の会社です。
会社概要 より抜粋
2.セグメント別分析
- 同社は2事業を主に展開しています。
- ひとつは社名にもなっている4℃ブランドを展開する、エフ・ディ・シィ・プロダクツグループの展開するジュエリー事業。
- 4℃というのは氷が張った面の水底で魚が唯一生息できる温度域だそうで、水のようにしなやかでありたいという意味が込められているそうです。
- 現在の主力事業ですが業績は低迷しています。
- 続いてアパレル事業です。
- アスティとアージュから構成されており、ODM(他社ブランド品の設計・製造)やデイリーファッション事業等で安定収益源の位置付けで展開されています。
- 直近の第三四半期決算短信のセグメント別業績です。
- 確かにアパレル事業の利益が安定していますね。
- ジュエリー事業は相当に厳しい状況に置かれているようです。
- 過去5年のセグメント別業績推移を見ると、アパレル事業は徐々に増加していますが、ジュエリー事業は急激に減少しています。
ジュエリー事業の復活が期待できるか心配ですね。。
会社案内より抜粋
22年第三四半期決算短信より抜粋
3.決算分析
- 決算分析です。
- コロナ影響を引きずっておりジュエリー事業の不振で非常に厳しいです。
- 下方修正が出そうな予想ですね。ですが、配当は増配姿勢を崩さずに83円予想です。言葉に無いですが実質累進配当ですね。
- 定性要因です。
- ジュエリー事業は回復傾向にあるが時間を要す。特別損失に前期計上していた人件費を営業費用に計上するようになったのでしょう。そのため営業利益が大幅に減っています。
- アパレル事業は出店を加速し増収増益です。
- B/S資産の部えす。
- 総資産542億に対して、現金預金と手形で56億と少な目です。
- ですが、有価証券が193億と巨額ですね。これがあるから配当に対して強気の姿勢を崩さずにいられるのでしょうね。
- 同業の純資産を取り崩しながら配当を維持していますし。
- 負債の部です。
- 短期借入が17億増えています。
- 売上はそこまで目減りしていないため、商品・製品の回転もあり流動資産>流動負債で資金繰りは問題なさそうです。売上が急減した時に注意が必要ですね。月次を同社は公開しているのでそこで兆候を見るのが良いでしょうか。
- P/Lです。
- 売上原価、一般管理販売費が変わらないため、売上高に対する費用負担の比率増で厳しい状況です。
- 減損損失が継続的に出ているようですね。
同社は第四四半期に利益が若干集中する傾向のようです。(クリスマス商戦か?)下方修正が出そうですが、この株価はそれを織り込み済みにも見えます。
- 第二四半期の決算説明資料抜粋です。
- 配当方針は強気です。
- 将来100円配当を目指し、DOE4%以上を新たな目標とあります。
- 今期は2円増配で11期連続増配の予想。男前ですね。
22年第三四半期決算短信より抜粋
22年第二四半期決算説明資料より抜粋
4.魅力とリスク
4℃ホールディングスの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- アパレル事業は安定収益源でコロナ禍でも黒字。出店加速で増収増益
- (コロナ前)稼ぎ頭のジュエリー事業が利益を牽引する形態
- 将来配当100円、DOE4%以上の配当方針で11期連続増配!(減益ながら)
- 投資有価証券193億が厚い
リスク
- 主力ジュエリー事業の業績悪化が止まらない。減収減益
- 83円配当に対して1株益予想は60円台。配当性向100%越え。
- 高還元姿勢は嬉しいが、ジュエリー事業の復活を見守る必要有。業績悪化が止まらなければいずれ減配は見える。
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
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