株主優待で嬉しいのは金券です。
- QUOカードはコンビニで使えるのでちょっと買いに便利
- 図書カードは書店でビジネス書の購入に使えます
- おこめ券はスーパー等のお会計で使えます
といった具合に、自由度が高いものです。僕が優待選びで重視するのは活用度の高いものです。自分の身の回りの生活で使える分は利用して、残った部分は換金化して再投資に回します。
今回はそんな換金化した優待たちのお話です。優待を換金化する事に賛否両論はあると思いますが僕はこう考えています。
- 大事な事は経済を回す事
- 経済を回すにはお金を循環させること
- 優待消費も優待換金もお金を循環させることに変わりはない
- 換金化した資金を株式投資に回せば、なお資金は循環する
- その資金で得る配当金や売却益が国の税金になり税収となる、大それたことをいうと国が潤う
- 資金循環は個人も世間も国家も潤う。僕の座右の銘である「三方良し」の精神に則る
です。
大規模に換金化するのは2回目ですが少し見えてきた課題があります。これについてもまとめたいと思います。
なお、以前のまとめも行っていますので宜しければ参考ください。
株主優待を再投資! アクセスチケットで買取し〇万以上を再投資!
1.今回買取に出したもの
今回は主に上期に権利落ちした銘柄を中心に揃えているため前回よりも総額は少なめです。
図書カードNEXT、食事優待券、家電量販店優待券、年賀はがき
- 図書カードNEXTは買取サイトでは扱っていないところもあります。前回は1社だけの見積もりしかしていなかったため、図書カードNEXT(10年間の期限付き)は買取対象ではありませんでした。
- ですが、今回他のサイトも調べてみると買取されている事が分かったため依頼しました。換金率は82%程度です。配当金の税金より若干上。図書カードだと本買うのに使えばいいという考えが真っ先に来ますが、僕は本は楽天ブックスで買う事にしているので利用しない事を選択しました。楽天SPUの倍率アップですし、楽天ポイントも付きます。
- すかいらーくの食事券優待は意外に近場に店舗が無い事とメニューに魅力を感じなかったこと、及び換金率が80%近くとコロナ禍でありながら一定高い事から換金化しました。
- 上新電機の優待はしくじりました。買取金額の高いサイトでは有効期限90日以内は買い取れない事を知っていましたが、有効期限が発送から半年以内とは思わなんだです。換金率は20%程度になりました換金できるだけOKです。これらは1株保有の優待なのでこれでも優待利回り30%です。
- ヤマダの優待は必要分だけ利用して余ったものの買取です。サイトにより換金率が大きく違いました。僕が今回利用したところでは80%近かったので大満足ですね。
- 年賀はがきが含まれています。こんなものまで買取してくれるとは思わなんだです。サイトで買取金額を確認して、今後使用予定もないため1枚50円ほどで買取してもらうことにしました。年賀はがきが余っている方は有効利用できますね。(僕もその口です)
家電量販店優待、レジャー優待、食事券、古本専門店優待、金券
- 伊豆シャボテンリゾートの優待は前回は買取不可だったのですが、今回買取可能になっていました。コロナで帰省できず利用もできないためこれは助かりました。換金率は30%程度と低めですがゼロと思っていたので良しです。
- エフジェーネクストの優待は伊豆の旅館利用券1万円。換金率は伊豆シャボテンリゾートと同じく30%ですがコロナで同上。前回買取不可であったため助かりました。まぁ、ここは配当とカタログギフトの優待が主目的なので換金化出来ただけ幸せです。
- ビックカメラの優待は今回も高い換金率を誇り、90%を超えています。やはり家電量販店の中で制限が無くネットでも使える自由度の一番高い優待なので
- まんだらけの優待は元々換金目的で保有。換金率は60%ほどです。多少落ちましたが、長期保有前提を考えると来年以降は利回り5%以上になります。十分です。
- リンガーハットの共通券は昔、頂いたものですが利用せずに数年ぐずぐずしていました。数年お金を眠らせておくのはムダ過ぎなので換金化です。換金率は80%でまずまずです。
- おこめ券は前回よりも換金率が上がりましたね!95%以上になっていました。
- 三菱UFJニコスギフトカード、UCカードは基本的に換金率が高めです。こちらも95%以上と優秀でした。
- 株主優待のレギュラー!!QUOカードたちです。
- 大きく、広告柄とギフト柄に分かれています。
- 基本的にギフト柄の方が高値で買取してくれます。プレゼントで渡す機会も多いため、より利用用途が広がるからだと考えられます。
- 今回は
ギフト柄の500円QUOカード
ギフト柄の1000円QUOカード
広告柄の1000円QUOカード
となりました。 - 換金率は前回よりも上がっており、94~98%でした。株主優待廃止が相次いだので品薄になっているのかもしれないですね。
総額はざっくり5.5万円ほどでした。この前購入した、ひろぎんホールディングスが100株買えるぐらいですね。資産株や、投資信託の定期買付等に利用したいと思います。
2.株主優待の買取金額は変動する事に注意!
前章でも書きましたが、優待は買取金額が変動します。
概要で変動が大きいものを前回と比較してみると…
- 上新電機の優待券:前回50%買取➡今回90日以上でも20%買取へDOWN
- エフジェーネクストの優待券:前回買取不可➡30%買取へ
- 伊豆シャボテンリゾートの優待券:前回買取不可➡30%買取へ
- JALの優待券:前回1000円→今回700円台へDOWN
特にJALはコロナ禍の影響で今回は売却を見送りました。期限が1年半まで延長になったため頃合いを見図りたいと思います。
このため、換金を目途に総合利回りを計算する際は、変動が大きい優待は注意が必要ですね。これは数年単位で換金率の推移を見ないとなんとも、コツがつかめないと見ます。
3.買取を是として考えた時の王道優待は?
では、買取を是として考えた時の王道優待って何になるのか?を考えたいと思います。ここまで読み進めて頂ければ大体察しが付くと思いますが
- 換金率の高い優待
- 換金率は一定低くとも、総合利回りの高い優待
が有効に思います。完全に主観的な判断ですが僕は
- 配当と優待を合わせた総合利回りが5%以上
を基準に資産株を選んでいますのでこの水準に照らし合わせると
- 三菱UFJニコスギフトカード
- UCギフトカード
- QUOカード(ギフト柄)
- QUOカード(広告柄)
- おこめ券
- ビックカメラの優待券
- まんだらけの優待券
この辺が王道になるかと思っています。ギフトカードやQUOカード、おこめ券は変動はありますが変動幅が換金率90%以上で高め推移で安定しています。これらの優待の実質利回りは額面金額の90%で見て、配当と合わせて総合利回りが5%以上になる銘柄は買いです。(無論、財務・業績を見てその利回りが維持される確信を持ったうえでの選定)
ビックカメラの優待券も90%以上の高めで換金率が安定しています。(まだ1年しか見ていませんが)これが維持されるのであれば、同様の考えで継続保有です。長期保有になれば旨味は倍増します。
まんだらけは下がり気味ですが、ここで踏みとどまってくれれば十分検討に値します。株価は500円前後。優待は長期で5000円。換金率50%までに踏みとどまってくれれば総合利回り5%以上です。
こんな事を考えて銘柄選定するのも株式投資のひとつの醍醐味だと思います。今後も換金関係に関しては試行錯誤して研究していきます。
以上です!
投資家とランナーに幸あれ!
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