【株主優待】オートバックスグループギフトカード 期限無し! 9832 オートバックスセブン 配当+優待利回り6%以上! 【資産株4.】!
資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
僕のお勧めの資産株紹介シリーズ第四弾!(過去記事一覧はこちら)
僕の保有銘柄、「9832オートバックスセブン」です。株主優待はオートバックスグループギフトカード。配当+優待利回りはなんと6.61%です。(2月22日現在7%超え!)300株保有すると年間16000円相当のギフトカードが来ます。
→2021年5月より300株ではなく700株に変更になりました。(300株だと1年保有後に年間6000円に。)
期限無しなので夏用タイヤ、冬用タイヤ、車検など数年に1回の大きな買い物に使えます。地方勤務で車が手放せない方には必見!銘柄です。タイヤ交換周期の3~5年持てば株主優待のみでタイヤが買えてしまします。
(2020年1/7現在の1716円前提)
3年以上の長いお付き合いをさせてもらっています。
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
①事業概要
②総合利回り,割安指標,チャート
③財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
④業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
⑤過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
⑥その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
なお、分析の根本は資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.9832オートバックスセブン事業概要(自動車用品店国内最大手)
2.総合利回り(6.61%),割安指標
株主優待(オートバックスグループギフトカード)5年株価チャート
3.9832オートバックスセブン財務分析
4.9832オートバックスセブン業績
5.9832オートバックスセブン過去10年配当の推移
6.9832オートバックスセブンその他(銘柄独自の魅力/リスク)
1.9832オートバックスセブン事業概要(自動車用品店国内最大手)
9832オートバックスのビジョン!
共創!共に作り上げていく。元気の出る温かいビジョンです。
企業サイトより引用
【卸売業】
企業サイトはこちら
1947年創業。日本のモータリゼーションの発展に合わせて発展。
2050未来共創は社会の公器として100年企業を目指す現れだそうです。
健康経営にも力を入れようとしています。お客様第一であるが社員が疲弊して元気が無い企業が多く、これを打開するために近年様々な企業で取入れられています。働き方改革の一貫ですね。僕の会社でも健康経営がうたわれ、従業員教育が始まっていますので良い傾向です。
【事業形態】
事業内容より抜粋
【セグメント別売上高】
- 売上は完全に国内が柱です。オートバックス事業が中心ですね
【セグメント別営業利益】
- セグメント別利益についても国内のオートバックス事業が中心です
- 海外事業やディーラー事業は今後に期待です
オートバックスの売上、利益の軸は完全に国内販売事業です。FC店を通して得ている売上、利益がこの会社を支えています。
海外事業やディーラー・BtoB事業にも展開していますがまだ実を結ばずに利益にはなっていないようです。将来的に少子高齢化で国内の車の販売台数は減少していくので、それにともなって消耗品の減少も危惧されます。
しかし、これは現状を前提に置いた場合。近年、5GはCASEに伴ってモビリティー市場が活性化しています。この会社が手掛ける消耗品に関しても、
・安全対応(レコーダーなど)
・可視化対応(社内近距離通信対応機器など)
など、新たなモビリティ用途の市場拡大に伴いじり貧とはいかないかもしれません。
2.総合利回り(6.61%),割安指標,
株主優待(オートバックスグループギフトカード)
5年株価チャート
9832オートバックスセブンについて独自にまとめている総合利回りや割安指標を紹介します。
【総合利回り、割安指標】
以下の指標を表にまとめています。
・過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
・1株配当、優待金
・配当利回り
・優待利回り
・総合利回り
・PER/PBR/ミックス係数
優待は3年長期保有前提です。総合利回り6.6%超えです!
お勧めな理由
・業績が安定して黒字である事(10年間赤字なし)
・増配してきている事(配当性向は高いのでこれ以上は期待できない)
・好財務であること(利益剰余金>>>>>>>>有利子負債)
・自社株買いにも積極的!(株主還元が旺盛!)
・3年チャートで底値付近である事!(この銘柄にとって割安で買える水準)
・業界最大手であるため長期の安定が望める
これも本当に資産株向きです。10年単位で安心して持つ事が出来ますね。車が手放せない環境にある方は必須で持ちたい銘柄です!
株主優待(オートバックスグループギフトカード)
- 2021年5月より優待制度が変更になりました。300株保有の優待金額が700株に引き下げされました。以下は、変更前の内容です。この段落の巻末に変更内容追記しています。
- 9832オートバックスセブンの株主優待はグループ各店舗で使える期限無しのギフトカードです。(2018年より優待制度が変わりました。)
- 冬用、夏用タイヤ、レコーダーなどの購入は勿論、車検にも使えます。この際、車検をオートバックスに替えるのもありですね。
- 株主優待の権利を獲得するには3月末日、9月末日時点で保有する必要があります。また、1年以上保有が大前提です。
ギフトカードの配布枚数と株主優待利回り
- 1年以上保有する事でギフトカードが獲得できます
- 100株保有では
1年以上保有:1000円分×年2回。年間合計2000円 - 300株以上~1000株未満の保有では
1年以上3年未満保有:5000円分×年2回。年間合計10000円
3年以上保有:8000円分×年2回。年間合計16000円 - 1000株以上保有では
1年以上3年未満保有:10000円分×年2回。年間合計20000円
3年以上保有:13000円分×年2回。年間合計26000円
優待利回りは100株保有前提では1.16%、300株保有3年以上保有前提では3.1%、1000株以上3年保有では1.5%。300株保有が最も株主優待利回りが高くなります。
- 2021年5月に優待制度の変更を発表しました。
- 従来は300株保有3年保有で8000円分もらえていたものが3000円に。
- 300株保有で8000円もらえていたものは700株必要になります。
- 優待利回りが一番良いのは、1000株になります。
優待制度の変更より抜粋
使用可能店舗
- ギフトカードを使える店舗は一部使えない店舗があるそうです。近隣店舗で使えるか事前に確認しておきましょう
- 優待制度の変更によって有効期限が無くなりました。これがメリットである反面、100株保有前提では優待額が3000円から2000円に落ちたので改悪になりました。300株保有する前提であれば利回りも享受でき、有効期限も無いので一番良い状態です。
長期保有前提の注意点やお得な活用方法
- 長期保有する事が株主優待を獲得・利回りアップする上で重要なので注意点をまとめます
- 保有期間の継続は、「株主番号」で管理されます。同一株主番号である事が条件
- 1年以上3年未満の定義:株主名簿に連続3回以上6回以下記載された場合
- 3年以上の定義:株主名簿に連続7回以上記載された場合
以下の場合は、株主番号が変わってしまう可能性があるので一旦保有したら何もせずにそのまま放置するのが吉です。
- 名義変更した場合(親口座→子口座への移動)
- 証券会社の貸株サービスろ利用したとき(証券会社に確認が必要です)
- 期中に保有株式を全て売却して買い戻した時
- 証券会社を変更した場合
- 一般口座からNISA口座へ、またその逆の切り替えの場合
沢山制約がありますね。これは間違えそうなので、やはり一旦保有したら何もしないようにしましょう。
なお、SBI証券などで端株サービスを取り扱っているところの場合
- 1株のみの保有
をすると株主番号を継続できるので便利です。こういう場合、2年半までは1株で持っておき、3年になるタイミング直前で300株に買い増しすれば、いきなり長期保有前提の16000円分の優待がもらえます。
クロス取引をされる方も、直前まで1株保有で権利ゲット時のみ1000株に増やし、その後また1株に戻す事をされると資金が有効活用できますね。
オートバックスセブンのIRサイト より引用
オートバックスの株主優待は高額買取してくれる
- アクセスチケットでは額面の70%で買取してくれます。
- 都会在住で車を持たない方でも、この額面ならば米国株の配当税金みたいな感覚ですね。
- 他、J-marketでも70%買取、Ticketyだと60%買取
- 人気らしく、ラクマでは売り切れています
- ヤフーオークションでは90~95%程度の高額販売されていますね!
余ったギフト券や都市部へ引っ越しされて車が不要になった方でも有効に活用できるでしょう。期限無しなので売るのに慌てる事が無いのも良いですね。
株主優待は同業のイエローハットより優れている!
同じカー用品店で9882のイエローハットも気になるところです。ですが、オートバックスの株主優待と比較すると使いづらいため、オートバックスのグループギフトカードに軍配が挙がります。
イエローハットの株主優待の概要は以下です。
- 買物優待券1枚300円
- 100株保有で3000円相当の買物優待券×年2回
- 1000株保有で7500円相当の買物優待券×年2回
- 3000株保有で12000円相当の買物優待券×年2回
- 5000株保有で15000円相当の買物優待券×年2回
- 加えて油膜取りウォッシャー液2.5リットル引き換え1枚
一見すると利回りが高いのですが、この優待
- 1000円購入毎にしか300円買物優待券が使えない
のです。オートバックスセブンのギフトカード優待は期限無しの上に、このような制限はありませんので非常に使いやすいです。イエローハットの優待ですとタイヤ購入時も7割は現金を使わないといけません。これは使い勝手が悪いです。
イエローハットの株主優待より引用
こう考えると、オートバックスの株主優待は優れものですね!
【20.8.27追記】
2回目の300株長期保有特典としてギフトカードが到着しました!コロナ禍で株価が下がって優待改悪に踏み切る会社が多い中、これを継続してくれるのは非常い有難いです。
優待内容の紹介と最近の業績分析をしているので良かったら閲覧ください。
隠れ優待情報も載せてます!
オートバックスセブン(9832)より株主優待到着! 8000円の期限無しギフトカード!
5年株価チャート
5年チャートでは1400円が底値。1716円の今は割と良い株価の位置だと思います。
2000円以上になったら売却。1500円以下で拾うという長期で見たらレンジで闘う事も出来そうな銘柄です。
大型株なので出来高も多く、値動きは緩やかですね。資産株で安定保有するにはお勧めです。
3.9832オートバックスセブン財務分析
9832オートバックスセブンの財務分析です。ここでは
・高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
・体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
体力が安定して増えてきているかは主に株主資本と利益剰余金の増加額で確認しています。
なお、以下のデータはIR BANKから抜粋して独自に加工しています。(業績分析、配当の項目も同様)
暫く、株主資本・純資産・利益剰余金共に減ってきています。過去に蓄積した利益剰余金が超分厚いので出来る技ですね。本当に株主還元に積極的な会社です。
ただ、減り続けるのも問題なので、自社株買いを積極的に行い、配当原資を減らし、安定配当は据え置いて既存株主には迷惑をかけない戦略を取っている事が読み取れます。
それが、配当性向が高いながらも減配しない事だと僕は受け取りました。
まだ体力が十分にあるうちに自社株買いを進めて、長期安定配当&優待維持に努めてほしい。
4.9832オートバックスセブン業績
9832オートバックスセブンの業績です。資産株としての体力の源泉を培う業績です。ここでは
・売上高
・営業利益
・経常利益
の推移を見ていきます。増益基調になっているのが勿論良いですが、資産株として重要なのは現在の配当と優待が維持できる事なので、横ばい基調でもよしです。
減益基調だとしても、配当性向が低ければよしです。
見てみましょう。約10年分の実績と来期予想です。
折れ線グラフは08年営業利益、経常利益に対する増加率を示しています。
リーマンショックの時でも黒字を維持しており、黒字安定です!
配当と優待原資を頑張って稼ぎ出していますね。
車の新車販売台数の増減は完成品車とその部品メーカーにモロに影響を受けますが、この会社は既に売り出した車に対する消耗品の消費が主なので、単年度の影響は受けにくいのかと思います。
5.9832オートバックスセブン過去10年間の配当推移
9832オートバックスセブンの株主還元度合いを調べていきます。
・利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
・自社株買いを実施しているか
などを見ます。
- 配当性向高い中、頑張って配当維持に努めています。
- 自社株買いが非常に旺盛です! 剰余金が減っている原因はこれですね。
- 株主還元に非常に手厚い会社です。
- 配当性向の高さも株主に報いる姿勢が全力で伝わってきます。
- 自社株買いを大規模に継続している点がよく分かります。
- 大規模自社株買いを継続していき、配当性向を下げていけば60円配の長期維持が出来るでしょう。
- 参考に過去10年間の自社株買いの総額で、60円配を継続する場合にいくら配当コストが削減できたかというと
10年間の自社株買い総額=438.3億円
発行済み株式数=8405万株
株価=1714円 とすると
購入株式数 = 438.3億円 ÷ 1714円/株 = 2557万株!
削減した配当コスト = 2557万株×60円 = 年間15.3億円!
なんと、発行済み株式数の20%程度を今まで自社株買いしている事になります。これは相当に株主還元に力を入れています。年間15.3億円も配当コストを下げています。これは経常利益の15%程度に達するので相当なものです。継続すれば、配当性向は相当に下がるでしょう。
現在は好財務なので何とか配当性向が高くとも60円配当を維持していますが、自社株買いをもっとして配当性向を下げていかないと将来減配の可能性があります。業績は安定黒字ですが、ここにテコ入れして1株利益EPSを引き上げて配当性向を引き下げるのも手です。
今後の手腕に期待しましょう。
6.9832オートバックスセブンその他(銘柄独自の魅力/リスク)
僕が考える9832オートバックスセブン独自の魅力とリスクは以下です。
(殆ど経験からくる主観です)
魅力
・総合利回り6.6%超えという非常に高い利回り!
・優待ギフトカードの期限が無いというのも使い勝手が良い!
・安定黒字で長期安定配当と優待が望める事!
・自社株買いに非常に旺盛で、長期安定配当と優待を決め込む姿勢が実績から感じられる事
・本当に株主想いの会社だという事(自社の利益剰余金を減らしながら、自社買いに殆ど充てている)
リスク
・長期的に見ると国内は徐々に市場規模が下がる。それを他の事業で埋めていく戦略を探さないと….
・安全対策に対して政府から補助金など出ずに自助努力で頑張ると長期的には厳しい。(ETC設置の補助金制度のようなものが欲しい)
以上です、更に詳しく9832オートバックスセブンを調べられたい方は
会社サイトから有価証券報告書を調べたり
会社四季報で業績、財務、株主構成などを調べられたら如何でしょうか?
僕は19年1月に優待改定の流れを受けて300株に買い増しをして自分の口座で保有を始めました。資産株として日本管財、オリックスと同じく10年単位で保有していきたいと思います。
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
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