ネオモバ高配当株分析第23弾!
ソフトバンク携帯やワイモバイルを展開しているソフトバンク(9434)です。最近ではZOZOやヤフー等の携帯以外の領域も拡大しています。配当利回りは6.1%です。(86円配当、株価1418.5円前提)
筆頭株主がソフトバンクグループジャパンで、投資資金の捻出に同社が一役買っています。この資金源の繫がりがあるのでこの配当利回りは長く続くのでは?と見ているコメントをされている投資家はよく見かけます。配当性向は高く財務内容はあまりよくなさそうではあります。(買収でのれんなどもあるため読み取るのが難しい)
ですが、KDDIやNTTとの高配当合戦があるので急激な減配も短期的には考えにくいのでは?と見ています。
ソフトバンクがネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 配当利回り6.1%
- 筆頭株主がソフトバンクグループで同社への投資資金捻出から高配当は暫くは続く?
- 通信事業はインフラで安定収益源。ZOZOやヤフーも高収益安定事業
- PFの一部としてコツコツ買うには良い銘柄
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(情報・通信業)
会社概要です。
- ソフトバンク株式会社
- 1986年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業概要
“移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供”
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 巨大なソフトバンクですが、トップに投資会社としてソフトバンクグループがあります。
- その傘下にピジョンファンドと同社ソフトバンクがあります。
- ソフトバンクは携帯電話の通信事業以外に、モバイル決済のPayPayやネットで買えるスタイリッシュな衣料を提供しているZホールディングス、検索エンジンで日本では有名なYahooジャパン、さらにはLINEなどを傘下に収めています。
- 売上高セグメントです。
- 2021年第三四半期決算説明資料抜粋です。
- コンシューマ向けのサービスや通信料が主力です。ここが携帯関連ですね。
- 次いで、ヤフー、法人、流通と続きます。直近は全セグメント増収で好調ですね。
- 営業利益で見てみます。
- 全体利益の7割ぐらいがコンシューマ向けで主力です。しかし、ヤフーや法人関連も伸びていますね。
- いずれの事業も営業利益率が10%を超えており、これだけの規模でも高収益体質である事が分かります。
2021年第三四半期決算説明資料 より抜粋
グループ構造 より抜粋
株主還元は総還元性向85%をコミット!
- 総還元性向85%をコミットしています。これは相当な自信の現れですね。
- 総還元性向なので配当だけでなく自社株買いにより1株当りの利益や資産価値を高める事で配当だけでなく値上がり期待も出来るという事です。
- 85%なので業績動向に思いっきり配当や自社株買いが左右されるので業績が急激に悪化した時は注意ですね。
男前な方針です。
配当方針 より抜粋
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 1株利益は伸びていますね。
- 3年間の配当性向は89%。今期は104円の1株益なので85,6円の高配当といったところ。
- まだ上場して3年以内なのでこれが将来的にも続くかはじっくりと見る必要がありそうです。
- が、利益の大半は通信インフラで堅いので配当も6,7割の額は堅く出ると思います。
株主優待(なし)
ソフトバンクには株主優待はありません。
5年株価チャート
- まだ、上場して5年以内です。
- チャートは下値がコロナの1200円程度、上値が1500円を越えたところ。ボラティリティはあまり大きく無いですね。
- 1300円台半ば以下で欲しいところですが、配当利回りはあまり変わらないのでコツコツ今の水準で買ってもいいでしょうね。(現在の高配当が続く前提ならば)
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 手元の現金は1兆を超えているのですが有利子負債も1兆を超えており、株主資本比率は悪化しています。
- 足元の資金繰りは大丈夫なのかと思いますが、この有利子負債が気にはなります。投資効率を考えるとレバレッジがかかっており良いのかと思いますが、投資案件の筋の良さを合わせて見極めないといけないため、非常に読み解くのが難しい銘柄に感じます。
業績動向に注視です。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 営業利益率は20~25%前後と非常に高いです。KDDIなども高いのでこれは通信インフラ皆に言える事ですね。料金値下げでどこまで下がるかです。
- 営業利益は率はともかく、額は着実に伸びていますね。ヤフーやLINE、ZOZOなどを傘下に収めている関係ですね。
今のところ傘下に収めている会社が業績の大きなバラつきなく安定しているところが多いので手堅そうには思います。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
配当チェッカーは2018年までのデータしかないため、データがありません。
配当金、自社株買い
- 1株配当のバラつきと配当性向のバラつきが激しいですね。
- EPSは安定しています。
- 総還元性向85%の方針が崩れない限りは高配当は継続しそうですね。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(〇):通信インフラ,ヤフー,ZOZOの安定は大
- ②戦闘力(△):総還元性向が85%もあるので成長にも回せるか?
- ③割安性(△):負債レバレッジのかけ方を考えると..
- ④総合評価(〇):通信、ヤフー、ZOZOの安定で6,7割の配当は今後も保守的に見ても続くと見ます。
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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