ネオモバ高配当株分析第20弾!
ネオモバで高配当株定期買付を1年前に始めたときから組み入れているアールビバン(7523)です。催事で版画販売を手掛ける等、アート販売関連の事業を展開している珍しい企業です。配当利回りは4.4%(30円配当、株価682円前提)です。
リーマンショックから少し遅れて赤字を計上しているものの長い目で見れば増収増益基調です。13年以降は営業利益率10%を超えており高利益率を誇っているので注目して組み入れています。
アールビバンがネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 配当利回り4.4%(直近急騰前は5%程度でした)
- 14年以降、30円配当以上を堅持
- 19年以降営業利益率20%越え。コロナ禍でも営業利益率20%弱の高収益体質へ
- 高騰前は5年来安値水準(400円前半)
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(小売業)
会社概要です。
- アールビバン株式会社
- 年設立
- 東京証券取引所JASDAQスタンダード
- 事業内容
”絵画(版画、油彩画、水彩画)、美術工芸品(彫刻、ガラス工芸品)、アート雑貨”
アールビバンとはフランス語で「絵のある生活」という意味であるそうです。版画の販売展示会を主な事業内容としており、業界では初上場だそうです。絵画の世界を事業に結びつけるのは素晴らしいですね。全然儲からないイメージがありますが、これだけ利益率を出すので最近はartが見直されているのでしょう。
会社案内 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 4事業ありましたが、リゾート事業は最近売却しています。
- 主力は売上主のアート関連と金融サービス事業(クレジット割賦事業)です。
- アート関連は多少バラつきがありますがここ4年間は絶えず営業利益は黒字で前期は利益率20%にも達していますね。8%程度に落ち込む事はありますが安定黒字と見ます。
- 更に安定しているのが金融サービス事業。こちらは4期連続で増収増益で利益が安定しています。こちらの利益が成長してきているので主力事業化していますね。ここ4年間の営業利益率が20%を叩き出すようになったのはこの事業のお陰ですね。
主力事業が2つある事。両方とも安定黒字であり、金融サービス事業は成長事業で利益率も安定している事から、主力事業は安定していると見ます。30円配は継続堅そうです。更に利益額の大きなバラつきがあったリゾート事業を売却している事から安定度は増していると見ます。
意外に面白い株ですね。
株主還元についてコミットはあるか?
残念ながら配当性向や方針に関する部分は見つけられませんでした。
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 最近まで500円台だったので指標は激安水準でしたがフェアバリューになっているかもしれないですね。
- ここ4年は30円配当を維持しており配当性向も低いため無理ない水準です。
株主優待(なし)
アールビバンには株主優待はありません。
5年株価チャート
- 昨年定期買付を始めた12月ぐらいの水準をようやく1年経って超えてきましたね。
- コロナ禍では400円を切る水準でした。直近は急激に上昇したため過熱感ありです。
- 600円ぐらいまで下がるのを待ってからINするのが良いかと思います。
今の株価水準は僕の定期買付金額からも外れています。第三四半期決算が好調だったからでしょう。とはいえ、前年同期比減益です。やはり狙うは600円前後からかな。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 財務は流動資産>総負債の構図ですが有利子負債(短期借入金)が増えていますね。資金繰りには問題ない水準なので大丈夫かと思いますが、流動資産で売掛金が巨額になっているのが気にはなります。
- 金融サービス事業の割賦販売が影響していそうですね。売掛金なので回収期間が長期化していないかが気になります。
- 財務チャート見ると流動資産巨大ですね。殆どが売掛金ですね。ここ数年は段々と負債が増えているのが気になります。EPSがマイナスになっていたりするので特別損失等が生じているかもしれません。
コツコツ買うには良いですが、バリュー株として大金を投入して勝負する株ではないですね。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- リーマンショックは影響軽微な割に11年に営業赤字になっています。東日本大震災の影響でしょうか。
- ですが以降は営業黒字で推移しており長期的には増収増益基調です。
- 17年に当期純利益で赤字に陥ってますが、おそらく…リゾート事業関係かと思います。売却済みでこれに関しては身軽になったので今後は利益バラつきも減り安定してくるのでは?
今後は安定すると見ます。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- ところどころ減配しているため安定配当という意味では少し物足りません。
- ですが、14年以降は30円以上の配当で推移しています。ここをひとつの基準にして600円以下で利回り5%以上の水準で買っていきたいですね。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 還元姿勢は強い会社ですね。
- 08~13年は純利益が赤字の年が続いたようです。累進配当10円を出し続けています。
- 13年以降は黒字化し利益が安定しだしたのでしょうが配当性向が100%越えの時があります。20%だとうが100%だろうが30円は出す。
- 14年や19年は利益が爆増した時なので配当が多めに出ています。固定資産が少なく大半が流動資産、比較的現金化しやすい売掛金で構成されているので資金繰りは意外に余裕があるから成せる技なのかもしれませんね。
- ここ3年は自社株買いもやっていますね。時価総額が70億ほどに対して3年間で14億もやっているのは素晴らしいですね。
リゾート事業を売却し黒字安定しだしたこと。大規模な自社株買いで配当コストも20%近くは削減できているのでは?と推定出来る事から30円配当は長く維持できるのでは?と見ます。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(〇):不採算事業をたたみ今後は利益安定
- ②戦闘力(◎):アート、金融事業の主力事業利益率大
- ③割安性(〇):フェアバリューになったかと
- ④総合評価(〇):今後も利回り5%の水準で定期買付
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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