資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第146弾-①!(過去記事一覧はこちら)
資産株、バリュー株分析シリーズは1記事に余りにもパワーがかかり過ぎるため、分散する事にしました。指標面の記事と事業概要・直近決算分析の記事に分けていきます。
今回は東海地盤でLPガスのトーカイとCATV等のビック東海が11年に経営統合して誕生したTOKAIホールディングス(3167)です。水宅配等も手掛けています。
株主優待は100株保有でミネラルウォーターやQUOカード500円相当がもらえます。総合利回りは4.5%です。(前提:株価894円、28円配当、優待は500円×2回)
長期的に増収増益基調で黒字安定です。コロナ禍でもこの形態を維持できているのが素晴らしいですね。営業利益率も良化してきており、財務も同様です。
TOkAIホールディングスの指標面での魅力は以下!
- 総合利回り4.5%
- 株主優待は100株保有でQUOカード、ミネラルウォーター500円相当からの選択や自社関連ポイントを年2回
- 14年にかけて一旦落ち込むも、以降増益基調に転じ、営業利益は14年73億から20年142億と倍になっています。
- コロナ禍でも減益せずに増益基調を維持しているので安定性があります
事業概要、直近業績面の分析は以下です。
主力のLPガス事業が最高益を牽引! TOKAI HLD(3167) 総合利回り4.5%【資産株分析.146-2】
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.各種指標
(総合利回り4.5%)
株主優待(100株保有でQUOカードorミネラルウォーター500円×2回)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- PBRが高めですが業績や配当・優待の安定度から人気化していると考えます。
- 配当は30円配予想で数年ぶりに増配を出しました。過去最高益予想です。
- 株主優待は自社関連ポイントや格安スマホの月額割引サービスを利用すれば利回りは更に高まります。
かつて300円台で保有していましたが、昨年コロナショック前に1100円台で手放しました。長年配当と優待をもらいながら、最後はトリプルバガー。最高の資産株でしたね。
株主優待(100株保有でQUOカード,ミネラルウォーター500円×2回)
TOKAIホールディングスの株主優待は年2回、QUOカード500円やミネラルウォーター等から選択して年2回もらえます。
また、傘下の式場割引やレストランお食事券割引ももらえます。
株主優待をもらうには
- 3月末日
- 9月末日
に100株以上保有している必要があります。
A~Eの5コースから選択でき、100株保有では
A:ミネラルウォーター500ml×12本 or 宅配サービスうるのん12リットル相当
B:QUOカード500円
C:グループレストランお食事券1000円
D:TLCポイント1000円
E:格安スマホサービスLIBMO 350円/月×6カ月割引
等から選択できます。
同社で宅配サービスやスマホ契約しているユーザーであれば優待金額が年間4100~4200円相当になり、総合利回りが7%を超えます。
僕は毎年、ミネラルウォーターを頼んでいましたね。
株主優待より抜粋
5年株価チャート
- 5年チャートでは過去400~500円台でしたが、18年にブレイク。
- 一時1200円を付けました。
- コロナショックで800円割れになった後、再び1000円台へ。
- 権利落ち後の下落で今は900円割れとなっています。
長期保有には良いので保有するなら狙い目ではあります。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
2.財務分析
配当+優待利回り4.5%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- TOKAIとビック東海が統合した11年以降、順調に株主資本、利益剰余金、自己資本比率が伸びています。
- 現金預金は30~40億前後で推移。
- 有利子負債が1000億あったものが8年で半減しており482億円まで減らせています。
財務は確実に良化しており、業績好調・安定している事が想像できます。
- 財務構成です。
- ここは、決算書を詳しく見てみないと分かりませんが流動資産>流動負債の構図なので心配ではあります。
- ですが、11年と比較して流動資産割合が良化しているため問題はなさそうに見えます。
- 固定資産の中身が換金性の高い有価証券等で構成されているのかもしれませんね。明日の決算分析で見極めたいと思います。
配当+優待利回り4.5%は配当、優待以上に利益が稼ぎ出せていれば問題ないと見ます。
3.業績
配当+優待利回り4.5%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 12~14年の間に沈みがちでしたが、15年以降増益基調に転じ、2017年には営業利益100億突破。
- 以降、順調に増加しており、コロナ禍でありながら営業利益は150億に載せる予想を出しています。同社の手掛けるガス・CATV・水宅配等の事業がコロナ影響が少ない、インフラ系の手堅い事業であることが背景にありそうです。
- 営業利益率も良化しており5%を超えてきました。
- 売上原価構成です。
- 売上高原価率は70%を切っており良好ですね。
- 一方、販管費率が高いため営業利益率が10%台には届かない状態です。よって、総合効率は悪そうですね。
配当+優待利回り4.5%は15年以降の業績好調が続いている限り問題ないでしょう。
4.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 16年、17年で増配以降28円配当を継続しています。
- 配当性向は40~50%なので流動資産の少なさから考えて、相当頑張っていると思います。配当を増やしたため現金預金があまり伸びずにいるのかと見ています。
- ここから更に増配していくには業績向上か有利子負債を圧縮し、財務良化と共に自社株買いして配当コストを抑えていく事が求められそうです。
配当+優待利回り4.5%は現在の業績が維持できている限りは問題ないと見ます。ここから一段上げていくには増益か負債圧縮で配当性向を上げられる体制にしていくか、自社株買いで配当コストを下げていくかしないと厳しそうに見えます。
5.魅力とリスク
TOKAIホールディングスの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 総合利回り4.5%
- 株主優待は100株保有でQUOカード、ミネラルウォーター500円相当からの選択や自社関連ポイントを年2回
- 同社、水宅配サービス利用ならば優待金額は500円→2050円へ増加。格安携帯契約であれば、2100円/半年の割引適用により優待利回りが4倍以上になります。この前提ならば総合利回りは7%越えです。
- 14年にかけて一旦落ち込むも、以降増益基調に転じ、営業利益は14年73億から20年142億と倍になっています。
- コロナ禍でも減益せずに増益基調を維持しているので安定性があります
- ガス、CATV、水宅配事業は安定インフラ事業か
リスク
- 財務内容は良化しているとはいえ、流動資産>流動負債の構図で財務内容は盤石ではない。そのため、1期の業績急落での減配リスクは高い。(固定資産内に、実質流動資産化できるものがどれだけあるかが気になるところ)
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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