バリュー株投資によって1.5倍~ダブルバガーを狙う!
バリュー株紹介シリーズ第49弾-②!(過去記事一覧はこちら)
医療用精密機器メーカーで人口透析用の留置針で国内トップを誇るメディキット(7749)です。
事業ドメインは血液・血流の循環機器であり、人口透析用と静脈用の留置針商品と心臓・脳血管類のインターベンション類から成ります。人口透析患者数や静脈用留置針商品の市場は拡大傾向であり需要は高原。
このような環境にあるため2020年までは3期以上増収増益でした。2021年度は減益下でありましたがそれでも営業利益率20%程度。財務を強化しながら累進配当を余裕で実施出来ています。
更に、資産の6割が現金化しやすい現金預金と受取手形・売掛金で300億以上。負債のうち借入の項目はゼロで無借金経営です。総負債を現金預金・手形で4回は返せる超鉄壁の財務を誇ります。
加えて2022年度は各品目増収基調の予想。人口透析は安定需要増、静脈用留置針は新商品の拡大、インターベンション類も同様に拡大で増収増益予想!
隙がありません。
メディキットの事業面での魅力は以下!
- 人工透析用の留置針で国内トップシェア!
- 人工透析、静脈用留置針、インターベンション類の3品目はいずれも需要増加傾向
- 2020年度までは3期以上増収増益!主要3品目も3期連続増収!
- コロナ減益下でさえ営業利益率は20%弱あり、累進配当・自社株買い・財務強化を実現!
- 2022年度は全品目増収増益!2020年度までの成長を取り戻す力強い予想!
- 超好財務!資産の6割が現金預金+受取手形・売掛金でキャッシュリッチ。借金ゼロ!
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/category/value-stock/7749-medikit-1
バリュー株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,期末PER/PBR推移,チャート
- 財務分析(中長期保有できる体力はあるか?)
- 業績分析(業績安定度や成長性による中長期株価上昇期待はあるか?)
- 過去10年自社株買い、配当の推移(増配や自社株買いによる株価上昇余地はありそうか?)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下のバリュー株ノウハウに従っています。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- メディキット株式会社
- 1973年創業
- 東証ジャスダック上場
- 事業内容:医療機器の開発、製造、販売、輸出
会社概要 より抜粋
2.事業概要
- 単一セグメントのため商品別の売上高を元に事業内容を紹介します。
- 同社の事業領域は血管・血液に関する医療機器です。
- 心臓や脳血管等に使用されるインターベンション類
- 人工透析類で使用される留置針。
- 輸血等で長時間使用される静脈留置針類です。
人工透析の患者数や静脈留置針類は近年増加傾向であり、市場環境は良いですね。
- 3品種の売上高推移です。
- 2021年度こそ、コロナの影響もあり全品目売上が減少しています。
- ですが、2017~2020年まではどの品目も売上が増えています。
- コロナが長期的に同社の品目需要減少に繫がるとはぱっと見考えにくいため、2022年以降はまた増収基調に戻るのではないかと推測します。
- 海外売上高です。
- 売上高の10%ほどが海外を占めています。
- 海外売上高も年々増加傾向でした。ここの落ち込みが21年度は影響していそうです。コロナで輸出が困難になったのかもしれません。ですが、世界的に見てもワクチンでコロナは終息していく事が予想できるので、こちらも増収基調に戻ると見るのが妥当ですね。
市場環境、扱っている商品共に良好ですね。良い事業展開をされています。
3.決算分析
- 2021年決算短信と決算説明補足資料を掘り下げます。
- コロナ影響で海外売上高が冴えなかったのでしょう。減収減益です。
- ですが、減益といえど営業利益率は20%近くもあり依然として高収益です。過去4期連続増収しながらこの利益率は素晴らしい。
- 減益下でも純資産は増加し、現金同等物も増加しており財務強化も進んでいます。
- 配当予想は50円据え置きです。ここは期末配当なので3月末に向けて株価が上がりそうですね。配当性向30%で無理はありません。
減益ですが隙の無い、素晴らしい決算内容です。短期間の爆発的な株価上昇は期待できませんが長期では高確率で報われる匂いがプンプンします。
- 過去の業績推移です。
- 2020年度までは連続増収増益でした。
- 2022年は増収増益基調に復帰する予想です。
- 定性要因です。今期業績に関しては注目に値するものが無かったので割愛します。
- 来期予想ですが人口透析類は緩やかな安定需要獲得。静脈留置針類は新商品の販路拡大で増収。インターベンション類は石灰化病変治療のために増収幅が大きいようです。
中々強気ですね。
- B/S資産の部です。
- 総資産499億に対して現金預金274億、受取手形48億。資産の6割以上が流動資産で堅いです。
- 固定資産は減価償却が進んでいます。
- 投資有価証券売却益が出ているのですが、それでも増加していますね。
- B/S負債の部です。
- 総負債は62億。借入金の文字が見当たりません。やはり無借金経営!
- 総負債を4回、現金預金だけで返す事が出来ます。素晴らしい!!
- 自己株式もガツっと取得しています。これも素晴らしい!
- P/Lです。
- 製造業で売上原価率が60%は優秀です。安売りせずとも戦えるのでしょう。
- 太陽光発電でもやっているのでしょうか?売電収入・費用があります。
- 海外売上を挙げているので為替影響を受けます。円安だと追風ですかね。
市場は需要拡大傾向にあり
増収増益基調であり
高営業利益率を維持できるので強烈な価格競争に侵されておらず
事業成果を確実に財務強化に使い
株主価値を高めるために自社株買いを行い
今後も市場拡大が見込める
最強ですね!!
2021年3月期決算短信より抜粋
2021年3月決算補足説明資料より抜粋
4.魅力とリスク
メディキットの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 人工透析用の留置針で国内トップシェア!
- 人工透析、静脈用留置針、インターベンション類の3品目はいずれも需要増加傾向
- 2020年度までは3期以上増収増益!主要3品目も3期連続増収!
- コロナ減益下でさえ営業利益率は20%弱あり、累進配当・自社株買い・財務強化を実現!
- 2022年度は全品目増収増益!2020年度までの成長を取り戻す力強い予想!
- 超好財務!資産の6割が現金預金+受取手形・売掛金でキャッシュリッチ。借金ゼロ!
リスク
- 医療分野なので参入障壁は高そうだが、同業参入による値崩れが心配
- 増収増益基調で着実に成長を遂げるが短期的な成長は見込めない
- 従って短期でダブル、トリプルバガーを目指すのは難しい(長期保有向き)
長期保有は相当な高確率で報われる株です。
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
他のバリュー株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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