【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」


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1.はじめに
僕の株式投資の主戦場であるバリュー株投資に関するノウハウを考えられるだけまとめていきます。

狙いは以下です。

・過去積み上げてきた知識・経験の棚卸(暗黙知の形式知化)
・形式知化する事で新たな発見がある
・今後の糧とし、より効率の良い、よりリスクの少ない経験値としていくため
・ノウハウを公開する事で少しでも参考になる人がいると嬉しい事
 また、そこから新たな発見が見いだせる事


この記事を含めた構成は以下を考えています。


①バリュー株分析においてMustで外せない点
②バリュー株分析においてWantな点(よりリスク低減、より魅力UPになる点)

分析手順概要
④分析手順詳細
⑤その他(4記事で足りなければ)

頑張ってまとめます🔥

本記事の対象読者と結論は以下です。

対象読者
 ・*ローリスク・ハイリターンのバリュー株投資法の一事例を知りたい方
 ・不人気株だが夢のあるバリュー株の魅力に興味のある方
 ・自身のバリュー株投資法にひとつでも参考になる点を見出したい方

結論
 ・業績が向上or横ばいである事(特に通期決算に対する四半期進捗率が高い事)
 ・対象銘柄、業種にとって指標が割安である事(低PER/低PBR)
 ・チャート上でも割安である事(上場来、年初来、5年来、3年来安値)

*僕が自分で思っているだけなので、ローリスクかは中身を見て個人で判断して頂けると幸いです。

 

 

 

2.僕のバリュー株投資の原点「普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる!」

僕のバリュー株投資の原点は四谷一さんの本です。当時大学院1年生の2006年でした。投資資金が100万ちょっとあり、値上がり益による投資に憧れを抱いていた時に見つけた本書です。

今でも実践している身になる事は以下です。

・仕事をしていても出来る分析量-週末3時間
・PER10倍以下、PBR1倍以下、自己資本比率が高く、高成長の銘柄を選ぶ
・下方修正は迷わず売り
・いくら魅力的でも1業界に集中してはならない
・1銘柄の投入資金は全資産の10%まで(分散投資の概念)
・まずは1000万の投資資金を貯めよう

この基本路線は今でも踏襲しています。僕と同じ製造メーカーのサラリーマンであることも希望を感じられました。これを見て僕の中で

・30歳までに1000万の投資資金を貯めよう
・それで45歳までに1億貯めよう

という目標が出来上がりました。

大学院1年の時に実践したのが日本エスコン(8892)。40万で2単元投資しました。当時は1株単位で売り買いできる銘柄がざらにあり、このような株は爆発するとすさまじい事になっていました。

1年程度株価の上下動に一喜一憂してやきもきさせられましたが(四半期決算が悪いと28万ほどまで下落して精神的に辛かった)、最終的には55万で2単元とも売れました。
80万が1年で110万になったので刺激的でした。

僕のバリュー株投資成果第一号が「日本エスコン」です。
日本エスコンはその後、80万まであがった段階で株式分割を発表し、120万まで上がりました。まだまだだなぁと大志を掻き立てられた想いです。

僕にとって分かり易く腹の中に入ってきた本書。
今では新書が無く中古しかないですが、今読んでもお勧めです。バリュー株投資を初めてやる人には本当にお勧めです。

本書を元に僕の中で核として残っている点が記事タイトルの

Mustで外せない点です

中古ですが良かったら購入して読んでみてください。四谷さんはその後、無事2億を達成しているそうです。

四谷さんのバリュー株投資の本はこちら

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3.Mustで外せない点

他にどんなに魅力的な点があっても
他にどんなにリスクヘッジできる点があっても

絶対に外せない心に刻んだポリシーがあります。まず、以下の3点を満たしていない限りバリュー株投資候補には僕は選びません。

①業績向上 or 横ばい である事
 ・特に通期決算に対する四半期進捗率が高い事

これは絶対です。いくらバリュー、即ちお買い得であっても将来の可能性(業績向上)無く株価上昇は見込めません。

・売上
・営業利益
・経常利益

が上昇している銘柄が基本です。上昇率はあまり気にしていません。上向くという事が大事です。上向くという事は事業構造が良い方向へ換点になっている可能性が高いとみています。

少なくとも業績が前年同期比と比較して「横ばい」である事が最低条件です。横ばい銘柄で見る場合のパターンは僕の場合決まっています。

・業績が向上して頭打ちになった状態の横ばいは無視
・業績が悪化して下げ止まった状態の横ばいは調査対象とする

前者と後者の違いお分かりでしょうか?

ここは大事なので詳しく説明します。

前者:業績向上して頭打ちになった企業のチャート

前者はそれまで業績が右肩上がりに上がり続けている状態。このような増収増益の銘柄は買われるので下図のようなチャートを刻んでいるでしょう。

業績が好調で増収増益を継続し続けていたら勿論株価は右肩上がりに上昇していきます。

上昇し続けていくうちに出来高が増えて人気も出てくる実力以上に買われるようになっていきます。

こんな企業が業績横ばいを発表したらどうなるでしょうか?
僕の経験則ですが大抵こうなります。

 

思いっきり!株価は下落します。増収増益が市場の期待として当たり前になっていたのでしょう。指標も割高なので大幅に下落します。

増収増益→横ばいになった時は事業の「転換期」になっていると思われます。この場合、増収増益基調から暫く

・減収減益

基調になる事が多いです。(あくまで経験則です。)こうなるとチャートはよりひどい事になります。

 

横ばいで大幅に株価が悪化して下げ止まったと思ったら….また大きく下落します。つぶさに見ればわかりますが、横ばいの時でも指標(PER/PBR)は割高であることが多いのです。だから減益で更に見直されて大きく下がる

これが僕が増収増益→横ばいになった企業を選ばない理由です。順張り基調から悪化した企業の株は怖くて買えないです。よほど指標が割安で高配当・高優待など資産株投資に関係する銘柄でないかぎりは。

過去の投資でこのような順張りで苦しんだ銘柄をいくつか挙げます。
・ヤフーファイナンス
・SBI証券のチャート

などで対象銘柄のチャートと業績を見てください。恐ろしいほど下落しています。
ここ数年の例を3つ挙げます。

・ディーエヌエー(2432):2013~2015にかけてのチャートと業績
→2014年の決算後は業績悪化基調に入り右肩下がりを形成。16年の異常上昇を除けば株価は業績悪化とともに右肩下がり基調に入っている。

・コロプラ(3668):2015~2017にかけてのチャートと業績
→過熱後の下落基調から16年下方修正を機に一気に下落。業績悪化基調に入っており下がり続けている。

・ガンホー(3765):2014~2017にかけてのチャートと業績
→元々バブルで上がっていた2013年末からの過熱後のチャート下落基調から2014年の業績悪化を受けてチャートの右肩下がりが加速。業績悪化基調に入って2017年まで下がり続けている。業績悪化基調はまだ収まっていないが、通信・ゲーム業界株としては流石にPER10倍台は割安なので2018年ぐらいに反発し始めている。(これは悪化基調から業績が横ばい基調になれば買いかもしれない。)

ディーエヌエーとコロプラは実際に2,3単元株参入して下落基調が収まらず下方修正決算を出した時に撤退しました。これがいわゆる「落ちるナイフ」を拾ったが落ち続けたというやつなのでしょう。失敗を糧にして繰り返さないようにしたい。



対して、減益基調から横ばいになった企業のチャートはどうなっているでしょうか?
説明します。

企業は生き物なので業績が悪い時は悪い方向で一定期間流れます。
この傾向を辿ると図のようなチャートを形成する事が多いです。

・減収減益幅の大きい時は右肩に大きく下がって下落します。(赤枠部分)

・しかし、企業も減益や赤字を食い止めようと自助努力をするので時間とともに業績悪化度合いは少しずつ解消されていきます。(青枠部分)



減収減益幅が抑制されてきて横ばいに転じる手前が仕込みどころです(青枠部分)


減収減益基調から横ばいに転じた時に、下図で示すような

・株価上下動の少ない低空飛行の状態になります。ここが買い!ポイントです。

これも経験則ですが、このような減収減益後に横ばいに転じる企業の指標はたいてい

・PER(株価収益率)が低く(10倍以下)
・PBR(株価純資産倍率)も低い(1倍以下。ものによっては0.7~0.5倍も)

と割安になっている事が多いです。また

・出来高も少なく過熱感の無い状態(人気が無い)

状態である事も多く、ファンダメンタルズ指標、テクニカル指標共に割安である事が多いです。このような銘柄なら安心して買う事が出来ます。何故ならファンダメンタルズ&テクニカル指標が既に相当割安なので

・更に減益、赤字になっても下値は知れている

事が多いからです。だから、僕は

・減収減益後
・業績向上 or 横ばい
・指標PER/PBRが割安で

・チャートは右肩下がり後の横ばい基調
・出来高が少ない

銘柄を好んで探します。

このようなチャート形成をしていて業績悪化から横ばいに転じ始めようとしている企業の例をいくつか挙げます。(19/11/7現在、実際に保有しています。)

・フリージア・マクロス(6343):2015~2019のチャートと業績
→2016~17にかけて下方修正で業績悪化してチャートは右肩下がりの形成へ。その後は人気が無いのか株式併合したためかわかりませんが2018年から右肩下がりの形成になっています。
 しかし、業績の方は2017年を機に回復してきており3年連続で増益です。増益なのに右肩下がりの基調は変わっていないのです。2019年、とうとう10年来安値の株価になりました。第一四半期決算は前期比増益です。これを見て僕は資産の1/10近くを(四谷さんの本を踏襲)この銘柄に投入しています。

業績悪化後に横ばいから向上をしている銘柄。チャートは右肩下がりで10年来安値付近。迷わず買いました。

・サイネックス(2376):2017~2019のチャートと業績
→2017年の下方修正を機にチャートは右肩下がりを形成。18年、19年と下方修正を連発しており右肩下がりは収まりません。株価は5年来安値に突入しました。
 ただし変化があります。19年の第一四半期決算で発行済み株式数の10%以上の自社株買いを実施し、第一四半期決算は前期比増益になっています業績下げ止まりが終わり横ばい基調に転じたのでは?とみてやはり資産の1/10近くを投入しています。

*11/8 中間決算を発表し、前期比で減収減益でした。まだ業績転換期には遠いようです。

・ナフコ(2790):2018~2019のチャートと業績
→これはまだ打診買いの状況です。2014~2019年にかけて下方修正を繰り返して業績が少しずつ悪化しています。19年の下方修正を受けてチャートは大きく右肩下がりへ。第一四半期決算が終わり前期比微増益です。業績横ばい基調になったかを見極めていきます

フリージア・マクロスとサイネックスは詳細分析も行っていますので良かったらこちらの記事もどうぞ。

 

【投資9.】バリュー株分析フリージア・マクロス(6343) 1Q経常利益前期比2.7倍!

 

【投資11.】バリュー株分析 サイネックス(2376) 上方修正期待&発行数11%の自社株買い実施!


来期業績が減収減益後から向上に転じている銘柄であればかなり期待は高いです。

・四半期決算の進捗率が高い銘柄を最重要視する

業績の向上や横ばいを見る時に、特に重視するのがこの点です。企業は来期業績を保守的に見積もったり、楽観的に見積もったりと癖があります。四季報もこれをある程度見越して計画を立てます。ですが

・大事な事は実績・結果です

これを見極めるのに一番良い分析は、四半期決算の進捗率に着目する事です。
普通に考えると四半期の売上、利益の進捗率は25%です。ここが第一四半期決算終了後に35%や40%、ものによっては50%を越えている銘柄がくまなく探せば見つかります。このような銘柄を探すのが最重要点です。

四半期決算が良ければほぼ確実に

・業績予想の上方修正

を叩きだしてくるからです。会社予想、四季報予想を覆す上方修正を発表した銘柄で株価が上がらなかった企業は僕の経験上見たことがありません。

この考えは自己啓発書として読んでいた「一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 /ダイヤモンド・ザイ編集部【編】」 を参考にしたものです。
書籍内では、このような銘柄のことを

・隠れ上方修正銘柄

と説明されていました。もう10年以上前の本になりますが、株の入門書として最適です。今でもたまに読み返しています。中身も簡単で理解しやすいですし。入門編、上級編に分れていますが入門書として最適です。モメンタムとか面白い表現が載っています。

隠れ上方修正やその他、役に立つ知識満載の「一番売れてる株の雑誌 ZAiが作った株入門」の入門編、上級編」はこちら

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


 


 




業績分析上では注意点があります。銘柄によっては季節変動や商品の受け渡し、費用の発生時期が後ろ倒しになる事によって

・見かけ上、進捗率が高い銘柄が存在します。これは、直近の業績だけでなく過去数年分の四半期決算や通期決算と比較してみる事で傾向がつかめます。季節変動や受け渡し時期変動が起きる業種は経験上以下です。
・不動産業界
・建設業界
・製造装置業界
・研究開発業界
・飲料業界

業界傾向も加味して業績分析をします。





②対象銘柄、業種にとって指標が割安な事(低PBR/低PBR)
①で少し書いてしまいましたが、ファンダメンタルズの指標であるPERとPBRが割安であるかを見ます。PERとPBRの僕の中での定義は以下になります。PER(Price Earnings Ratio):株価収益率
今の株価を1株当りが稼ぎ出した利益で割る事で、今の株価が利益の何年分まで上がっているかを示します。一般的には10倍以下が割安と言われていますが、業種・上場市場・規模(大型株かどうか)で大きく変わります。PERは企業業績の未来の成長を見据えた指標です。算出式は以下です。

株価÷一株当たり利益(EPS)

PBR(Price Book-value Ratio):株価純資産倍率
会社を現在解散したら手元にいくらお金が残るかを把握する指標。1倍以下であれば企業は株式を発行しているよりも解散して会社を現金化した方が良い状態。PBRは企業の過去業績の成果を元に割安度を見据えた指標と言えます。
算出式は以下です。

株価 ÷ 1株当り純資産(株主資本)ポイントは

・未来視点
・過去視点


の両方から割安度を見ている点です。
また、各指標を以下の視点で比較しています。

・業界、業種では割安か?
・対象銘柄の過去実績と比較して割安か?

前者はいくら10倍以下で割安だといっても同業種全体が割安である事があります。そうすると業種、業界の中では割安ではなく普通になります。ですが全く同じ事業構成である事は稀なので参考程度です。後者の方をより重視します。何故なら同じ業種、業界と思えても事業のセグメントの力の具合だったり多角化している企業もあるので一概に同業種、同業界と言えない場合もあるからです。

このため、同じ銘柄の過去推移の中で

・高値平均PER、低値平均PER
・高値平均PBR、低値平均PBR

を比較して、今の指標が低値平均PERに近いか?即ち割安かを見極めています





③チャート上でも割安である事(上場来、年初来、5年来、3年来安値)

これは減収減益後の横ばい業績を経ている企業のチャートと似通ってくるの話ですが必ず確認しています。

心理的な安心感を求めるため

にです。チャートを見ていると大抵右肩下がり続けてそのまま倒産。というパターンは債務超過や粉飾決算を発表しない限り殆どありません。では、底値を見極めるにはどこに着目すればいいのか?それが

・上場来安値
・年初来安値
・5年来安値
・3年来安値

などの点に株価が触れそうになった時です。何故か理論的に説明できないのですが、この安値付近になるとたいてい

・出来高が増えてくる
・買い板が厚くなってきて安値更新を避けようとする買い注文が増える

といった傾向が見えてきます。(実際にSBI証券の売り買いボードを眺めていて気付いた点です。)

そのため、今の株価は↑の〇年来安値付近かを必ず見るようにしています。

①、②の点で

・業績が向上、横ばいしているか
 特に上方修正確実な四半期決算成績を叩き出しているか

・指標は割安か

を見てきました。この2つを満たしている企業ならば業績や財務要素では信頼性が高く株価上昇の実力を兼ね備えている状態になるかと思います

あとは

・如何に安く仕込むか?

を間違えなければ、勝率は劇的に向上します。この「劇的に向上する」を実現するための指標として

・上場来安値
・年初安値
・5年来安値
・3年来安値

付近に株価があるかを僕は重視してみています。上記多用なチャートを見るのはどの証券会社でもできますが、僕はSBI証券を利用しています。最近では、1株から利用できるネオモバも登場し、手数料の月額定額性(220円/月)やTポイントで株が買えたりするのでお勧めです。チャートについても分析できるでしょう。

SBI証券ネオモバイルのサイト紹介、口座開設を検討される方はこちらをどうぞ

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4.まとめ

今回はバリュー株分析を実践していく上で絶対に外せないMustの3点について熱く詳細を説明しました。特に、1つ目の業績向上or横ばいの項目で述べた「減収減益後から横ばい業績」に転じる時に仕込むようになってから、高値掴みが減って勝率が上がってきたと思います。これがローリスクの部分かと考えています。

結論を振り返ります

結論
 ・業績向上 or 横ばいである事(特に通期決算に対する四半期進捗率が高い事)
 ・対象銘柄、業種にとって指標が割安である事(低PER/低PBR)
 ・チャート上でも割安である事(上場来、10年来、5年来、3年来安値)

以上です。
閲覧有難うございました。バリュー株投資に恋焦がれる投資家に幸あれ!

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