資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第164弾-②!(過去記事一覧はこちら)
ゼビオホールディングス(8281)です。
一般スポーツ関連のセグメントが主力で店舗数の割に好収益になっています。次いでゴルフセグメントが主力になりますが、コロナ影響も大きく受けずに底堅いセグメントとなっています。
22年第三四半期は営業利益が通期を超過しており上方修正の可能性があります。
他方、毎年期末に発生している減損損失には注意が必要です。
事業、直近業績面での魅力は以下!
- 一般スポーツ関連は店舗数の割に好収益が挙げられるセグメント
- ゴルフ関連セグメントはコロナ影響も大きく受けず底堅いセグメント
- 22年3月期はオリンピックや一般スポーツ大会が回復の兆しを魅せてきており中期的には追風傾向
- 22年3月期第三四半期決算では営業利益が通期超過!
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/8281-1
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- まとめ(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- まとめ(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- ゼビオホールディングス株式会社
- 昭和48年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:
“スポーツリテール事業、生産スキーム・企画、マーケティング、その他金融関連(クレジット等)”
本社は福島県郡山市と東北企業です。同じ福島県ではいわき市(福島では比較的暖かいところ)に本社のあるハニーズホールディングスがありますね。
2.セグメント別分析
- 単一セグメントなので売上構成品を掘り下げます。
- 主力は一般競技スポーツ・シューズですね。僕も同店舗でマラソンシューズや靴下、サプリメント等をよく買うので納得です。店舗内を見ているとこのコーナーが一番目立っており、購買意欲をそそる配置となっています。コロナ影響で売上を落としています。
- 次いでゴルフ関連。ゴルフ場関連の運営企業の業績が底堅い事やラウンドを回る際に大人数になる事もない競技なのでコロナ影響を受けづらいのかもしれませんね。
- スポーツアパレル、アウトドアと続きます。
- 業態店舗数を見るとちょっと意外なところが…
- ゼビオのロゴが入ったお店が一番多いと思いましたが、ゴルフ関連のGOLF-PARTNERの店舗数が一番多かったりします。victriaGolfも多いですね。
2021年3月期決算説明資料より抜粋
3.決算分析
- 22年第三四半期決算短信を掘り下げます。
- 前年同期比増収増益です。素晴らしい!コロナからの復活ですね。
- 第三四半期で営業利益は通期超過しています。これは上方修正の可能性は相当高いかと。
- 当期純利益予想がだいぶ低めに見えますね。これは一体…。
- 定性要因です。
- 年末はコロナ影響から持ち直していたようです。
- 今年はオリンピックや3密を避けるゴルフなど野外レジャースポーツが好調だったようですね。
- 出店61、退店29と攻めています。
- 品目別では、今年の冬は寒かったのでウインタースポーツ関連が好調、ゴルフも好調。一般スポーツ部門では市民大会開催が復活してきたので上昇。
- アウトドアもキャンプ関連好調
皆、良い感じですね。
- B/S資産の部です。
- やはり、ここは想定通り流動資産の大半が商品である点は注意が必要です。売れずに残れば棚卸評価損の恐れがあるため、これは現金に近い資産とはみなせず除外して考えないといけないですね。(資産バリュー度を測るためには)
- 流動資産1519億のうち、現金預金と手形関連の623億が実力と見た方が無難かと。
- 固定資産は割合低めです。
- 次いで負債、純資産の部です。
- 流動資産は792億。商品をゼロとしてみると、実はあまり資金繰りは良くない事が分かります。(ゼロは極端でしょうが)
- とはいえ、固定負債の長期借入金を50億減らしているので財務は良化しており良いですね。
小売りは商品の価値が一気に目減りして業績急落する事が多いので注意が必要ですね。
- P/Lです。
- 売上原価率が低いので良いのですが、販管費が高いため営業利益率は3%台になっています。
- 営業外で助成金収入が13億ありますね。これは追風です。
- EPSがばらついていたので商品の評価損があるのでは?と見て少し調べてみました。
- 19年から遡っていますが、毎年20億単位の減損損失があります。
- 出退店をよくしているので、店舗関連の損失が主なようです。
- 期末の決算発表ではこれが連発されるので、上方修正は厳しいと見るのが無難なのかもしれませんね。
期末決算前は注意が必要な銘柄です。(値上がり期待で選ぶならば。)
他方、これが原因で株価が急落するならば、資産株投資として単元保有するタイミングとしては良さそうです。
2022年3月期第三四半期決算短信より抜粋
2019年決算短信より抜粋
4.魅力とリスク
ゼビオホールディングスの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 一般スポーツ関連は店舗数の割に好収益が挙げられるセグメント
- ゴルフ関連セグメントはコロナ影響も大きく受けず底堅いセグメント
- 22年3月期はオリンピックや一般スポーツ大会が回復の兆しを魅せてきており中期的には追風傾向
- 22年3月期第三四半期決算では営業利益が通期超過!
リスク
- 流動資産の半分、700億以上が商品であるため棚卸評価損に注意(売れない事も見通すべき)
- 過去3年連続で発生している20億以上の減損損失は出退店が激しいため定常的に発生するものとして、経営実力を見極める必要有
- 期末に減損損失が集中するため期末決算発表は株価が急落していないか注意が必要
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
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