2022年春号の会社四季報、通読分析の3000番台です。
3000番台は不動産や小売り、情報通信の新興株が多い印象ですがバリュー株もぼちぼちありますね。主力のサンコーテクノやケー・エフ・シーなどがバリュー株で株価の動きが少ないディフェンシブ株です。
- 指標が割安(PER15倍以下、PBR1.5倍以下、配当利回り3%以上)
- 過去3年の営業利益が安定している
を意識しています。(特に一つ目) グロースの悲劇を繰り返さないための株価下落ストッパーの役目です。
ここに 以下の観点を加えて掘り下げていきます。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄
https://ie36ken.com/invest/assets-stock/know-how-assets-stock
- 太字の銘柄は特に注目したい銘柄
です。
1.バリュー株
3076あいホールディングス
- 防犯カメラシステム主力。
- 営業利益率15%以上で安定黒字。自己資本比率80%。
- 有利子負債ゼロ。下がった時に仕込み長期保有で報われる銘柄。
3420ケー・エフ・シー
- 建設資材の販売施工。アンカーボルト2位。
- 70円配当は余裕で継続可能か。PER7倍台、PBR0.7倍。(1792円)
- 配当利回り4%弱。
3553共和レザー
- トヨタ系合成樹脂製品の総合メーカー。
- 自働車内装用レザー。筆頭株主は豊田。
- 600円前後で仕込み長期で値上がり期待待ち。(配当利回り4%以上)
3952中央紙器工業
- トヨタグループ。
- 自動車部品、家電製品段ボール主体。
- 自己資本比率84%。有利子負債ゼロ。現金同等物80億で時価総額53億。PBR0.4倍の資産バリュー株。
- 40円配当継続で1000円以下で仕込み、長期保有が堅いか。
2.大型株
3101東洋紡
- 各種フィルム、機能樹脂を主で生産。
- 最高益予想だが株価は横ばい低下気味。
- 配当利回り3.5%の1100円前後が狙い目か。
3291飯田グループホールディングス
- 戸建分譲住宅全国シェア3割で首位。
- 増配基調。株主優待は100株保有で江の島アイランドスパ券4枚。
- 配当権利落ち後の2000円前後で仕込むのは堅いか。
3401帝人
- 合成繊維の大手。炭素繊維は世界2強の一角
- 3年来安値水準でコロナ安値更新。(1300円)
- 業績反発傾向で買いに見える。
3.資産株
3003ヒューリック
- 都区内のビル中心の不動産事業展開。
- 連続増配中。株主優待は300株で3000円相当のカタログギフト。長期保有で6000円に。
- 総合利回り長期保有で5%超え(1050円)
3034クォールホールディングス
- 調剤薬局上位
- 駅チカ、街ナカ薬局。
- 業績向上傾向。1100円以下を待って仕込み待ち。
- 株主優待は100株保有で3000円相当の自社関連商品。1年長期で5000円へ。
3201ニッケ
- 羊毛紡織会社で毛布は◎。
- 利益柱は商業賃貸。
- 営業利益80億以上で安定黒字。配当性向30%程度で無理なく増配姿勢。自己資本比率62%で非減配銘柄。
- 株主優待は100株保有でQUOカード1000円(1年保有)。総合利回り4.2%(900円)だが、安定度を考えて単元保有は有。900円前後なら収益&資産バリュー株(PER9倍台、PBR0.7倍以下)
3242アーバネットコーポレーション
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配当利回り5.7%か。投資用ワンルームマンション開発販売。ネオモバでコツ買いが有効かな。
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営業利益20億前後で5年安定黒字
配当性向50%以下
配当16~21円で過去5年推移で安定
3333あさひ
- 自転車専門店を直営で展開。
- 自己資本比率76%で有利子負債ゼロ。
- 株主優待は100株で買物優待券4000円。
3388明治電機工業
- 増資でコロナ安値更新。
- 好財務で足元の業績は増収増益。
- 配当も19、20年の業績にいずれ戻る事を考えると(72,82円)、今仕込むのは堅いか。
- トヨタ関連4割強は熱い
3504丸八ホールディングス
- 寝具製造販売大手。自己資本比率76%。現金同等物249億。時価総額130億の有名な資産バリュー株。
- 750円以下の配当利回り4%で仕込んでおいて、数年、10年単位でいつかTOBかMBOされるまで超長期で保有するのは堅い。(洋大が上場している事に意味を見出すか否かか….)
3738ティーガイア
- 携帯販売代理店最大手。
- 株主優待は100株保有でQUOカード1000円×2回。
- 3月の権利落ち後の急落で1600円割れしたところを拾うのが堅いか。
投資家とランナーに幸あれ! 2022年新春号の会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか?
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