【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄


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こんにちは!しがないIE’erのKENです。前回に引き続き、今回は「大型株」について僕が調べた、2019会社四季報秋号のおすすめ銘柄を挙げていきます。

1.はじめに

大型株に関する投資手法の考えとおすすめ銘柄について説明していきます。
今回の対象読者と結論は以下です。

【対象読者】
・大型株に関する手堅い投資方法に興味のある方
・大型株の売り買いタイミングに興味のある方
・日経平均の値動きに連動しやすい大型株に興味のある方

【結論】
・業績の安定と向上が期待できる銘柄を狙う
・業界最大手、シェアトップを狙う
・チャートが底値である銘柄を狙う

以下、結論に挙げた大型株に関する考え方について説明していきます。

 

目次
1.はじめに
2.大型株に関する考え方
 ・業績安定と向上が期待できる
 ・業界最大手、トップシェアである
 ・チャートが底値である
3.大型株のおすすめ銘柄一覧
4.IE’erおすすめ大型銘柄TOP3!
5.まとめ
 
 
 

2.大型株に関する考え方

大型株を考えるようになった理由は前回の記事で紹介させて頂きましたがもう少し掘り下げて考え方を説明します。バリュー株に傾倒した投資手法しか持っていなかったのですが、株価上下動の激しさから精神的に疲弊する事が多く他の事が手に付かなくなりました。そんな時、大型株が目に留まりました。
それは以下の点です。
 ・売上、利益の規模が大きく業績の上下動が少ない(バリュー株に比べて)
 ・過去何年も赤字になっていない企業が多く、倒産の心配は少ない
 ・1カ月で半値、倍など短期間で急激な上下動をする銘柄が少ない
 ・株価は割高だが、綺麗なボックス相場を形成している銘柄が多い
 ・業績が頭打ちになっているかと思いきや、長期的に成長している企業もある
こんなところから、主に以下3点に合致する銘柄を買い対象として選んでいます。

業績安定と向上が期待できる
 ・過去数年分の業績は安定して増収増益となっているか
 ・直近、来期もこの基調が続いているか
長期的に見れば株価は必ず業績と連動します。まず前期比で向上しているかを見ます。

業界最大手、トップシェアである
最大手・トップシェアであれば業界での地位は揺らぎにくく長期的に安定する事が見込めます。

チャートが底値である
業績が安定・向上しており、業界最大手・トップシェアであるならば株価が上昇する可能性は高いです。あとは、良い銘柄を如何に安く仕入れるかです。そのため、ざっくりと以下のようにチャートを見て、底値を確認しています。
 ・3年、5年、10年の各チャートで数年来安値になっている
余りにも大きく落ち込んでいる場合、業界全体に影響があった可能性があるので調査は必要ですが、大抵市場動向に影響して一時的に下げている事が多いです。ならば、いずれ業績によって買われるはずです。だから、チャートで大きく下げて3年来、5年来、10年来安値は買いタイミングです!多少含み損は被りますが投資します。

この3点に合致する銘柄をおすすめとして挙げています。

 

 

3.大型株のおすすめ銘柄一覧

大型株に関する考え方で選んだおすすめ銘柄たちはこちらになります。資産株、バリュー株の視点も若干入っています。考え方に完全に沿い切れていないものもあるかと思いますがご容赦ください。Twitterで少しずつ挙げていきました。

1301 極洋
【業界大手、成長株】
①5年チャートで右肩下がり。2750円辺りで反発。
②業績は多少上下動しながら3年間で増益中。第一四半期は昨年同期比以上
③PER10倍、PBR1倍前後で底堅さある
2800で買い3400で売り
一次産業好きです

2579コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス
【資産株、業界首位株】
・工場被災と減損(固定資産を時価に合わせて価値を減らして損失を計上する)で一時的に大きな損失を計上し株価が大きく落ち込んでいる。来期以降の業績は回復しているので本業には問題が無いと見ました。
・長期では売上、利益成長が見えるので長期保有が吉
・配当+優待利回り3.8%(1ポイント60円、45ポイント。3年以上75ポイント)-利回り計算時2463円株価→自社商品と交換可能(優待)

3593ホギメディカル

【大型業界首位株】
・医療用不繊布首位
・過去、増収増益だったが3年前から減益基調に
・第一四半期で前期比横ばいなので底値伺いの段階か
・レンジは2800~4000と広い(2900以下購入、3500以上で売りを繰り返すと良いのでは?)

3863日本製紙
【大型株】
・製紙業界二位
・昨年に続いて今年も増収増益、第一四半期も好調
・チャートは3年来安値1700円から10%高止まり
・レンジは1800~2300円ぐらい
・PBR0.6倍

4005住友化学
【大型、成長株】
・3期連続増収
・第一四半期は前年比増収増益
・配当利回り4%台(506円)
・PER8.2倍、PBR0.85倍(化学系は指標安め)
・チャートは18年882円ピークに右肩下がり、反転待ち
・レンジ450~650程度か(500円以下は買い)

4088エア・ウォーター
【大手一部業界首位】
・産業ガス2位、医療用酸素首位
・M&A加速で成長模索
・3期連続増収増益中
・第一四半期は微減収、増益
・レンジ1500~2000円(1500円以下は買い)

4204積水化学工業
【大型株】
・住宅・環境系
・業績は3期連続横ばい安定
・第一四半期は増収増益
・3年チャートは2350円ピークに右肩下がりで底値模索
・レンジは1500~2000円(1500円以下は買い)
・PER10倍台が買い目安か

4502武田薬品
【業界最大手、資産株】
・国内製薬首位
・巨額買収影響&特許切れで大赤字だが、下がり過ぎている
・配当利回4.7%は製薬会社ではかなり高い
・中間決算で営業利益黒字なので通期は黒字化の上方修正予想
・出来高伴う底値伺いで底堅さある

4628エスケー化研
【業界首位、大型株】
・建築仕上げ塗材で最大手
・業績横ばい安定
・3年チャートは43000~55000円のレンジ(43000円で買い)
・1単元400万以上なので単元株未満投資有効(【投資1.】で単元株未満投資の紹介をしています。)

5110住友ゴム工業
【大型、資産株】
・タイヤ国内2位
・4期増収減益中、来期も増収減益
・配当利回り4%以上、PBR0.8倍
・レンジは900~1300(900円以下は買い)
20年から底打つ形なので1000円台に突入したら打診買いか

6370栗田工業
【業界首位、成長株】
・総合水処理の最大手
・3期連続増収増益中
・第一四半期好調(営業利益前期比2.4倍)
・3年チャートは3870円をピークに階段右肩下がり
・レンジは2500~3500(長期)
・連続増配中

6384昭和真空
【業界首位、資産株】
・水晶デバイス製造装置シェア9割
・昨年大幅減益後、今期横ばい
・配当利回り4.5%以上。60円配継続
・第一四半期は前期比営業利益1.5倍
・レンジ1060~1400

7267本田技研工業
【世界シェアトップ】
・二輪車世界シェアトップ
・減益だが、下げ止まり探る
・配当利回4.5%
・5年来安値で反発
・レンジ2600~3300
・200株持ってます!

7270SUBARU
【大型資産株】
・アメリカ比率高い自動車メーカー
・昨年大幅減益後、今期増益予想
・第一四半期前年比増収増益
・配当利回り4.8%
・5年来安値から反発中
・レンジは2600~4000円(広い!)

7949小松ウォール
【業界大手、成長株】
・オフィス間仕切りで首位争う
・3期連続増収増益中
・第一四半期前年比増収増益中→上方修正期待
・完全無借金経営
・レンジ1800~2400

9433KDDI
【業界大手、資産株】
・総合通信大手。京セラ系
・2期連続増収増益
・第一四半期は前期比増収減益
・配当+優待利回り5.4%(2849.5円、5年以上継続保有前提)
・優待はカタログギフト3000円→5000円(5年後)
・レンジ2330~3000

9783ベネッセホールディングス
【業界最大手、成長株】
・進研ゼミの通信教育最大手
・2期連続増収増益中
・第一四半期前期比増収、黒字化(営業利益)
・しまじろうのDVD教材など毎月使っているが子供に優しい教材で長期応援したい
・レンジ2500~4000
・優待は独特で楽しい

9984ソフトバンクグループ
【業界国内最大手、長期成長株】
・時価総額国内3位の投資会社
・10年チャートは右肩上がりで5倍に
・3期連続増益、来期も増益予想
・孫さんがいる限り、長期増加基調は崩れないと思う

 

 

4.IE’erおすすめ大型銘柄TOP3!

・業績が安定しており成長し続けている
・業界最大手、トップシェアである
・チャートが底値である
この3点から考えるおすすめ銘柄TOP3を考えてみました。どれを比較しても甲乙つけがたく悩みましたが、3つ挙げます。(この3つ以外の大型株も勿論おすすめです。)

【第三位】
7270SUBARU
  業績:◎◎
業界地位:◎
チャート:◎◎◎
 ・四半期決算の前期比増収増益から業績向上に関して安心感があります。
 ・米国向け多く、トヨタ筆頭株主であるため自動車業界としては申し分はないかと。
 ・3年来安値2500円以下を底に切り返し始めました。3000円。ちょっと上がり過ぎました

【第二位】
4005住友化学
  業績:◎◎
業界地位:◎
チャート:◎◎◎◎
 ・SUBARU同様第一四半期で安心感があります。
 ・総合化学系で大手です。
 ・3年来安値460円から切り返し始めていますがまだ497円(10/1)。割安です。

【第一位】
9984ソフトバンクグループ
  業績:◎◎◎◎
業界地位:◎◎
チャート:◎
 ・成果高いM&Aを延々と繰り返していくことで継続的かつスピード早く業績向上している。 営業利益が1兆という大規模な状態でありながら、3年後には2.3兆と規模が大きいのに成長スピードがバリュー新興国株並み
 ・投資会社としては国内最強。時価総額も日本3位。この規模と成長性に関わらず、株価指標も安い。PER(株価収益率)4倍、PBR1.2倍。商社並のPERだが、成長性は圧倒的。
 ・チャートは3年来底値3000円からは遠いが高値6000円から25%程度下げており、割高ではない。もう少し押す可能性があるが、力強い業績向上が続くのであればここで投資しても十分お買い得。
 ・10/1に200株買いました。4000円を割れるようであれば強気で買い増しです。

5.まとめ

今回は、2019四季報秋号でおすすめの大型株についての考え方、考え方に沿ったおすすめ銘柄の紹介をしてきました。順位を付けましたが、日々の株価動向や業績によってすぐに順位は入れ替わってしまいます。大事な事は、ここで挙げた銘柄ひとつずつについて、目標の購入単価と目標の売却単価を見定める。日々ウォッチして目標に達したら速やかに買う、売るを繰り返すことかと思います。繰り返し、より合理的に変えていく事で大型株に対する投資成果が上がってくると信じています。結論を繰り返します。

【結論】
・業績の安定と向上が期待できる銘柄を狙う
・業界最大手、シェアトップを狙う
・チャートが底値である銘柄を狙う


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以上、閲覧有難うございました!

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