【投資4.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ①考え方


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こんにちは!しがないIE’erです。今回はTwitterで毎日少しずつ分析してまとめた会社四季報秋号の分析結果を元におすすめ銘柄を挙げていきます。分析に関する概要の考え方の説明、対象株式毎の考え方の説明、考え方に従ったおすすめ銘柄の掲示こんな順番でシリーズで説明していきます。今回は概要です。

概要はいい。分析したおすすめ銘柄を教えてよ!って方は以下にリンクがありますのでどうぞ。

大型株のおすすめ銘柄一覧
資産株のおすすめ銘柄一覧
バリュー株のおすすめ銘柄一覧

1.はじめに

今回は、複数の投資手法を持つ理由を中心に説明します。
本記事の対象読者と結論は以下です。
【対象読者】
 ・日本株式の投資をされている方
 ・他人の分析手法に興味があって、貪欲に学びたい方
 ・景気循環株(大型株)の投資を検討されている方
 ・資産株(配当や優待)の投資を検討されている方
 ・バリュー、成長株の投資を検討されている方


【結論】
 ・投資手法を複数持つ事がリスクヘッジと機会の獲得に繫がる
 ・大型株、資産株、バリュー株・成長株で投資手法を複数持つ
 ・投資は自己責任


順に説明していきます。

 
 
 

2.複数の投資手法を持つ考え方

人によって、置かれた環境によって、投資に対する考え方は人それぞれです。年齢によっても違うでしょう。例えば

・中高年では老後の生活資金を取り崩しながら投資したいので比較的安全に運用したい
・将来に夢を持って貪欲に投資の世界を渡り歩きたいので様々な投資手法を体得したい
・自分独自のユニークな投資手法で食っていきたい

等、挙げれば枚挙に暇がないでしょう。
僕の場合、大学生の時から少額資金で株式投資を行ってきて得た教訓として複数の投資手法を持つ事にしています。それが、リスクヘッジ機会の獲得です。当時の苦い思いでも織り交ぜて理由を説明します。

リスクヘッジ
 リスクヘッジというと、株式以外に預金や債券、外国為替、など動きが異なる資産への分散投資が一般的な理解です。(債券に関する記事はこちら)ですので、今から説明するヘッジはこの概念からすると対してヘッジになっていないのでは…?と思います。確かにそうなのですが、同じ日本株式投資の中でも考え方を整理する事で微妙に変わってきます。それは精神的な面でのヘッジです
以下に例を挙げながら説明します。

・キャピタルゲイン(値上がり重視)で成長株に集中投資する→全銘柄業績に一喜一憂ばかりして精神的に疲れる
・景気循環株に集中投資する→日経平均やアメリカ等先進国市場の株価値動きに一喜一憂ばかりしてやはり疲れる
・インカムゲイン(配当重視)で資産株に集中投資する→対象が無くなると退屈…

投資手法を1つで固めてしまうとこのような傾向になります。(僕の場合)当時を振り返ってこの考え方が形成されていった理由を考えてみます。
 バリュー、成長株投資ばかりを狙っていた学生時代。当時投資資金が数十万しかなかったのでどうしても集中投資になりがちでした。値動きは激しいけれど当たれば利益は大きい。そんな夢を見て1つの不動産銘柄に90%ほど資金を集中させました。店頭公開株ジャスダックであった事もあり、普段の売り買いは多くありません。なので、少しの売り買いで株価は1万、2万と動きます。下手をすると1週間単位で含み損が10万、含み益が10万と上下し、気が気じゃありませんでした。最後の最後で増益決算を発表して儲ける事が出来ましたが他の事が手につかなくなりました。
 社会人になって投資資金が豊富になってくると、バリュー株投資ばかりでは疲れてきました。皆、値動きが激しすぎるので。かといって集中投資すると学生時代の精神状態に後戻りです。そこで、あまり手間をかけずとも一定のリターンが得られる、精神的にも楽だと思える投資対象を探す事になりました。それが、資産株投資です。
 バリュー、成長株の業績を読む事は難しく市場の動きに抗えず上下する銘柄もあります。よくよく四季報でチャートを追ってみると大企業の株価は過去3年、5年、10年単位でボックス圏(底値と高値を繰り返す)の動きをしているものが多い事に気づきました。(業績も勿論関係しますが)
業績は横ばいである事に注意すれば、ボックス圏で機械的な売り買いをすれば日々の上下がボックス圏にいれば一喜一憂する必要もなくなります。(想定できるから)そのため大型株も投資候補に入れました。(これは、ここ5年ほどの考えです。)

機会の獲得
手法を複数持つ事で副産物が沢山ありました。主なものを4つ説明します。
 1つは手法によって買い時、売り時が異なる事。例えば大型株が景気循環のピークにいて売却した時にバリュー株を見ると動きが連動していない事があります。この時はバリュー株の買い時になります。反対にバリュー株が業績を見出され上がる時は景気に連動しない事が多いので、バリュー株売却時に景気が悪いと大型株に投資するタイミングとなります。資産株は目標利回りに達する時に購入するのでタイミングは違う事が多いです。
 2つめは業種の分散化が自然と進む事です。例えば、バリュー株を狙ってPER(株価収益率)に着目するとします。すると、メーカーや不動産株が低い傾向があるので投資対象や業種が限られがちになります。しかし、景気循環の大型株に着目するとそれぞれの業種で最大手やシェアトップの企業がありますので、大型株の選定では業種の分散化が進みます。配当・優待投資も業種に関係せず利回りで探すため業種の分散化が進みます。
 3つめは主にバリュー株での副産物です。バリュー株は企業価値に対して株価が安値で放置されていることが多いため、TOBを仕掛けられることがあります。TOBとは敵対的買収の事です。TOBの対象にされた株式は例えば、市場価格1000円に対して2000円でA社が70%まで株式を買い取るといった宣言が市場でなされて株価が急激に2000円まで上がります。TOBされる前に対象株式を持っていれば、一瞬にして大きな利益を獲得できます。こういう機会がバリュー株ではあります。(アート、お菓子関係、HISが今年買収したホテル株などが今までヒットしました。機会がある時に記事にまとめます。)
 4つめは投資手法のハイブリッド型が望める事です。景気循環の大型株だと思っているが、よく調べたら業績が成長し続けていて株価も割安のバリュー株でもある。配当金や優待を見ると利回りが5%を越えている。資産株にも出来る。こんな銘柄が見つかります。各投資手法の利点を複数兼ね備えた銘柄は強いでしょう
こんな観点から複数投資手法を持つ事としています。

3.大型株、資産株、バリュー株・成長株の考え方

それぞれの記事でもう少し詳しく紹介するので、ここでは一言ずつ簡単に説明します。

大型株:対象業種の中心となって値動きしている株
資産株:キャピタルゲイン(利回り)が大きく安定している株
バリュー株:実力に対して株価が割安に放置されている株
成長株:絶えず業績が向上している株

このような考え方で区分けしています。複数持つ事によるリスクヘッジと機会の獲得のためです。

4.投資は自己責任

投資に絶対はありません。

・絶対に儲かる保証はない(プロでも失敗する事は必ずある)
・絶対に資産が減らない事はない(元本保証は無いと肝に銘じる)
・この人についていけば絶対に安心な事はない(時代が変われば求められるものは変わる)


僕がここで挙げた項目も参考にして頂けると嬉しいですが、それを元にどのような投資戦略を練って投資していくかは皆さんの自己責任です。だから、大変だけど面白くもあります。

5.まとめ

今回は以下の対象読者と結論で説明させて頂きました。
次回から、各投資手法に沿ったお勧め銘柄を挙げていきます。

【対象読者】
 ・日本株式投資をされている方
 ・他人の分析手法に興味があって、貪欲に学びたい方
 ・景気循環株(大型株)の投資を検討されている方
 ・資産株(配当や優待)の投資を検討されている方
 ・バリュー、成長株の投資を検討されている方


【結論】
 ・投資手法を複数持つ事がリスクヘッジと機会の獲得に繫がる
 ・大型株、資産株、バリュー株・成長株で投資手法を複数持つ
 ・投資は自己責任


以上、ここまで閲覧頂き有難うございました。

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