【投資6.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ③資産株のおすすめ銘柄


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こんにちは!しがないIE’erのKENです。前回(大型株おすすめ)前々回(分析概要)に引き続き、今回は「資産株」について僕が調べた、2019会社四季報秋号のおすすめ銘柄を挙げていきます。

1.はじめに

資産株に関する投資手法の考えとおすすめ銘柄について説明していきます。
今回の対象読者と結論は以下です。

【対象読者】
 ・インカムゲイン(株式保有によって得られる利子所得)投資を検討されている方
 ・高利回りの配当+優待投資を検討されている方
 ・上記利点を長期的に享受できる資産株の保有を検討されている方

【結論】
 ・資産株投資は下手な国内債券投資より手堅い
 ・資産株投資は長期利回りを確保するためには財務/業績分析が肝要
 ・資産株といえど、目的・目標から外れれば速やかに売却

以下、結論に挙げた資産株に関する考え方について説明していきます。

 

目次
1.はじめに
2.資産株の魅力、考え方 
 ・定期預金、国内債券に比べ高利回り(利回り5%以上も!)
 ・資産株に必要な財務分析、業績分析
 ・高利回りを長期継続する銘柄の見分け方
 ・配当、優待利回り前提が変われば即売却

3.今回分析した資産株のおすすめ銘柄一覧
4.IE’erおすすめ資産株銘柄TOP3!
5.まとめ
 
 
 

2.資産株の魅力、考え方

株式投資で大きく儲けるためにはキャピタルゲイン(値上がり益による収益)重視になります。
ですが、値上がり益を狙う一方、大きく値下がりもするリスクがあります。株価の上下ばかりを気にしていると精神的に疲れます。そんな時、高配当と高利回りな優待に目を付けた資産株投資を考えました。ここで、資産株とは預金のように長期で資産を寝かせておく事で定期的に一定の利回りを享受できる株であると理解してその魅力と分析上の考え方を説明します。

定期預金、国内債券に比べ高利回り(利回り5%以上も!)
定期預金はネット銀行で5年物で良くて0.5%の利回りです。(19年秋現在SBJの5年物で5%)
国内債券は普通社債の利回りが最も期待できますが、掘り出し物で1~2%が現状です。(参考、債券投資は社債で決まり!)
 これに比べ資産株の利回りは高いです。株式投資なので無論、元本保証は無いですが詳細に調べていくと配当金と優待で利回り5%以上の株沢山あります
 また、優待利回りが高ければ手取りが増えます。配当金は20%が税金で持っていかれますが、優待は100%の金額がもらえます。探せば、優待だけの利回りが非常に高い銘柄もあります。ものによっては利回りが10%越えのものもあります。(後に、おすすめで一部紹介します。)

資産株に必要な財務分析、業績分析
高利回りの株を見つけたら、割安なので即投資すればよい?訳ではないと考えています。何故なら一過性で長続きしないからです。含み損を抱える事はよしとしても、減配・優待廃止、改悪は資産株の意味を成さなくなります。最低限、以下の分析は必要だと僕は考えてます。

【財務分析】
 ・株主資本比率は高いか
 ・株主資本のうち、利益剰余金の割合が大半を占めているか
 ・利益剰余金は有利子負債を大きく上回っているか
【業績分析】
 ・過去、3年分の業績は安定しているか。黒字は維持できているか
 ・来期以降も黒字は維持できているか

会社四季報の一面を見るだけでざっくりと上記部分は分かります。ざっくりと見ただけでも怪しい銘柄は高利回りでも避けた方が無難です。株主資本は返す必要の無い、会社独自に好きに使えるお金です。自分で自由に使えるので自己資本とも言われます。ここが50%以上か、次に説明する利益剰余金が分厚いかで長期利回り維持が可能かを判断します。(大企業などは株主資本比率が30%台の企業もありますが、利益剰余金が分厚ければあまり問題にならないケースもあります。)
 利益剰余金は過去から事業で得られた利益が蓄積された金額を表します。ここが分厚いという事は、本業が上手くいっており沢山の資金が豊富にある事を表しています。ここが分厚ければ、多少の赤字でもびくともしません。
 有利子負債は借金です。将来返さないといけない負の資産を表します。資産株狙いであれば、少ない事に越したことはありません。利益剰余金が有利子負債を大きく上回っていれば実際は無借金で経営している赤字に強い企業となります。

業績分析は、営業利益(本業で稼ぎだした利益)を主に見ます。営業利益が絶えず黒字を維持し、横ばい・向上していれば安心でしょう。利益を継続して出し続けていれば、利益剰余金ば分厚くなり長期配当、優待継続の可能性が高まります。

高利回りを長期継続する銘柄の見分け方
 企業視点から考えてみると、配当や優待は支出なので出費を抑えたくなります。ですが、株価対策には一定必要です。企業側からの配当と優待を維持するか、減らす・辞めるかの視点から考えてみます。

・配当性向が低いか
 配当金は、企業業績が悪化したときに真っ先に削減対象とされる項目です。業績悪化で減配するのは自然な事で、株価は下がりますが倫理的に批判されるものでもないので普通に実施する企業は多いです。得られた利益に対して配当金がいくらの割合で出されているかを示す指標として「配当性向」があります。1株の配当金を1株の当期純利益で割って求めます。ここが低ければ低いほど、配当維持にかかる出費は少ないので減配の可能性は下がるのでは?と思います。
 配当性向が低いのであれば、業績悪化時に配当金を維持する判断を行う事によって、配当性向を上げる企業もあります。目安は30%以下ならだいぶ余力があると思います。対して70%以上あると、業績悪化時の減配可能性は高いです。

・優待性向が低いか(優待実施時に使う人の割合が低いか)
 優待も企業から見ると経費は経費なのですが、優待を実施したからといって100%それが経費として計上されるわけではありません。例えば、対象企業で使える自社サイトの割引優待券などどうでしょう?僕は男ですが、女性もの化粧品サイトで使える優待は使いません。優待目当てで投資されている方は使うでしょう。この消費割合をどう考えるかで、優待性向(造語です。実施した優待の使用される割合)が変わってきます。
 自分は100%使うけど、世間での優待使用割合はとても低い優待はおすすめです。優待性向が低いので、企業は業績悪化時でも優待を維持しようと考えるからです。(経費が大して掛からないから)
 例えば、僕の保有している優待銘柄でマルシェ(7254)があります。ここは心の居酒屋で有名ですが、居酒屋を利用しない人もいるので優待性向は贈呈される金額に対して一定、低くなるでしょう。お酒を飲まない人も増えてきましたし、会社のお酒の付き合いも減りました。対して、僕は実家に帰省した時に地元の友人と必ず100%消費しているので高利回りを享受できます。(マルシェの優待利回りは7~9%もあります。)マルシェの業績はあまりよくありません。黒字と赤字のはざまにいます。ですが、優待は僕が保有してから10年以上継続しています。優待性向が低いのでしょう

・株主資本や利益剰余金も分厚い(財務分析)
・業績は安定して黒字を出している(業績分析)
・配当性向が低く
・優待性向も低く
・配当+優待の実質利回りが高い

こんな銘柄は長期で配当金と優待を継続する可能性が高いと僕はみています。

配当、優待利回り前提が変われば即売却
減配や優待廃止、改悪があって目標利回りを維持できないようであれば即売りましょう。目的無く持ち続けると株は大失敗します。損失が広がっていくのです。本当に….(経験的に)

僕が経験した失敗パターンとしては以下があります。

 ①株主資本比率が10%台、有利子負債が利益剰余金を上回る不動産株に投資したが、赤字を1期計上しただけで優待廃止。無配へ(不動産で多い)
 ②株価が200円で100株で1000円のクオカード! 不祥事で大赤字。急激に株価下落後を狙ったが優待廃止(TATERU1435)
 ③長年、赤字継続しているが優待だけはずっと辞めずにいた企業。最後には倒産発表で
 ④黒字だが業績悪化とともに減配。実質利回りが低下

など、経験しています。TATERUは優待無くなる事は濃厚だと思っていましたが、もし継続するならすごいなと思って敢えて投資しました。高利回りに目がくらみ、分析を怠って投機するとロクなことはありません。(投資金額2.5万に対して1万以上の損失を出して退場しました。)

 

 

3.今回分析した資産株のおすすめ銘柄一覧

 ・好財務、安定した業績
 ・低配当性向、低優待性向
 ・高実質利回り
の視点で見た、2019年四季報秋号のおすすめ資産株一覧は以下になります。

1420サンヨーホームズ
【資産株】
・配当+優待利回り5.2%(1000円クオカード)
・昨年減益だが、配当と優待維持は出来る減益幅。過去3年業績安定黒字
・指標は割安(PER7倍弱、PBR1倍以下)
・レンジは600~800
・第一四半期悪いため、中間決算下方修正懸念(下げたところを買いたい)

2722アイケイ
【資産株】
・2~3年チャート底値で右肩下がり
・配当+優待利回り7.3%(430円前提)
・昨年減益前提で配当性向40%で配当継続余力有
・財務は普通(配当と優待は長期継続可能)
・優待は自社カタログサイトで2000円分の買物券。1年以上保有で権利獲得

2769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション
【資産株】
・遊べる本屋で有名。
・業績低調状態で横ばい(赤字ではない)
・配当+優待利回り10%以上
・優待は1000円×10枚割引券。2000円購入毎に1枚可
・ヴィレヴァンで年間1万円以上買う人は◎
・優待を使い切るには2万以上買わないといけないので優待性向は相当低い
100株だけ1000円で持ってます

3551ダイニック
【資産株+TOB】
・業績横ばいで安定
・チャートは右肩下がり後650~780を彷徨う
・配当利回り4%台
・PBR0.3倍程度なので割安
・製造技術に魅力があれば割安さから買収される可能性も…
・レンジは650~800

4633サカタインクス
【資産株】
・印刷インキ3位
・昨年大きく減益で右肩下がりチャートを形成
・PBR1倍以下、実質無借金経営、配当性向40%
・1000円以下なら配当+優待利回り5%以上
・レンジは900~1200円(1000円以下は資産株で買い)

8005スクロール
【資産株、成長株】
・生協向けカタログ等通販
・3期連続増収増益中
・配当+優待利回り最高9%!(3年以上保有)
・株価は右肩下がり後、完全に沈黙横ばい
・優待は自社ショッピングカタログサイトの利用券(最大2000円)
 生協向けカタログなので、品ぞろえは豊富
・資産株として超長期保有推奨
優待は1年、2年、3年と長期保有によって利回りがUPする

8173上新電機
【資産、成長株】
・関西発の家電量販店
・3期連続増収増益中
・来期も増収増益予想
・第一四半期は前期比増収増益(基調崩れず)
・(裏技!?)単元株未満投資をすれば、優待利回り100%越え!
・チャートは右肩下がり後、2000円以下から反転
SBI証券であれば、単元未満株投資(1株買い)が出来ます。(【投資.1】IE’er考えるネット証券比較)この記事でSBI証券の事を紹介しています。参考に..。
1株2000円で優待ゲットできるという事です。
・9月末の株主優待は全株主対象で200円×25枚の買物優待券が届く(2000円で1枚使用可)
・年間2000円買うだけでも利回りは配当+優待利回りは10%を超える

8542トマト銀行
【資産株】
岡山の地方銀行
・業績は横ばい安定
・第一四半期決算は前期比増収益増益
・配当利回り5%弱、配当性向40%で長期継続余力有
・チャートは1500円→1000円へ低下
どこかの仕組債の5.1%の利回りよりも長期安定で手堅い

8591オリックス
【資産株】
・リース、不動産など多角経営
・4期連続増益中(売上は上下動あり)
・第一四半期は前期比減収、20%減益。下方修正懸念
・配当+優待利回り見立て8%以上(カタログ優待前提)
・カタログ優待は3年も継続保有必要だが、内容が充実(美味そう) 欲しい

8897タカラレーベン
【資産株】
・首都圏分譲マンション主
・配当+優待利回り5.6%(424円)
・優待はお米券1kg(市場で400円程度)
・業績は大きな上下なく横ばい安定
・配当性向25%程度で長期継続余力有

8935エフ・ジェー・ネクスト
【資産株、成長株】
・首都圏でガーラブランドの投資用ワンルームマンション販売
・3期連続増収増益
・第一四半期前期比増収増益
・配当+優待利回り6%弱
・優待は100株で1500円相当のカタログギフト
・好財務(自己資本比率66%、利益剰余金厚い)
・僕には珍しい長期順張りチャート

9273コーア商事ホールディングス
【資産株】
・ジェネリック医薬品原薬販売柱
・4期連続減益中、来期が若干上向き予想(業績悪化の底伺い中)
・配当+優待利回り5.2%(839円)
・優待は1年以上保有で2000円クオカード
・700円近辺なら買いか

9368キムラユニティー
【資産株】
・トヨタ系部品包装主力
・昨年増収増益、今期も増収増益予想。
・第一四半期前期比増収増益(営業利益)
・PBR0.5倍以下
・配当+優待利回り5%弱(優待はお米券)
・レンジ900~1200
・配当+優待利回り5%に達する980円以下で買いたい

9831ヤマダ電機
【資産株、業界最大手】
・家電量販店最大手
・業績バラつきあるが黒字は安定
・第一四半期は前期比増収増益
・配当+優待利回り11%以上(株価531円で優待長期保有時)
・優待は1000円以上、1000円毎に1枚使用可
100株購入長期放置が妥当

9832オートバックスセブン
【資産株】
・自動車用品店の国内最大手
・2期連続増収増益中
・第一四半期前期比増収増益
・配当+優待利回り(4.5→6.4%)
→100株→300株の場合
・優待はオートバックスで使える買物優待券
・タイヤ履き替えでいつも使ってます。今年300株へ増額

9980MRKホールディングス
【資産株】
・女性用健康、化粧品販売
・RIZAPグループ
・業績はばらつきあるが黒字維持
・自己資本比率高く無借金経営
・優待利回り22.59%
・優待はRIZAPグループ商品交換ポイント
100株試しに買ってます

9995グローセル
【資産株】
・半導体商社、ルネサス系
・2期連続減収減益、来期も減益予想
・黒字は維持している。PBR0.3倍、利益剰余金厚い
・配当+優待利回り5%
・優待は1000円相当のQUOカード
・レンジは380~440
減益予想等で下がった時に優待狙いで買って放置が妥当か
100株、何年も持ってます。

 

4.IE’erおすすめ資産株銘柄TOP3!

どれも本当におすすめなので甲乙つけがたいのですが。本当に。敢えてつけるとすれば、以下の視点で挙げます。
 ・配当+優待実質利回りの高さ
 ・優待の使い勝手度(100%使いきれるか)
 ・配当、優待は長期で維持できる可能性は高いか

第三位

8935エフ・ジェー・ネクスト
 利回りの高さ:◎
 使い勝手:◎
 長期維持:◎◎◎◎
 ・株価1059円100株なら利回り6%弱
 ・カタログはいつも使い切っています
 ・業績好調なので将来値上がり益も狙える。増配すると更に利回りが上がる期待もあります。

第二位
2722アイケイ
 利回りの高さ:◎◎◎
 使い勝手:◎
 長期維持:◎◎
 ・株価432円100株なら利回り7%以上
 ・同じくカタログは使い切ってます
 ・多少財務内容が弱いですが、業績が安定しているので5年単位では継続するかと思います。

第一位
8005スクロール
 利回りの高さ:◎◎◎◎
 使い勝手:◎
 長期維持:◎◎◎
 ・株価332円100株なら優待利回り9%以上
 ・同じくカタログは使い切ってます
 ・アイケイより財務内容も堅く、何より優待性向が高いのが良いです。
カタログギフトや優待券ばかりになってしまいました。
ちなみに、上記3銘柄は全て100株ずつ購入しました!(19/10/2現在)

5.まとめ

今回は、2019年四季報秋号の分析として資産株に注目して手堅い銘柄を紹介しました。
1位~3位まで付けましたが、それ以外の銘柄も今回買っています。僕の最低投資利回りは5%以上としています。ここに合致した手堅い銘柄を見つければ、速攻で買うようにしています。
 結論を振り返ります。

【結論】
 ・資産株投資は下手な国内債券投資より手堅い
 ・資産株投資は長期利回りを確保するためには財務/業績分析が肝要
 ・資産株といえど、目的・目標から外れれば速やかに売却

以上、閲覧有難うございました。
資産株投資は比較的少額で始められるためおすすめです。

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3 Replies to “【投資6.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ③資産株のおすすめ銘柄”

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