昔、大型株として保有して値上がり益を一定享受していたシミックホールディングス(2309)が株主優待を今期から新設しました。そのため、値上がり益を狙いつつ配当+優待利回り5%程度を長期で得る目的でコロナショックを機に保有し始めました。
お米5kgなどもあるため、意外に良い優待です。株主優待を簡単に説明します。
シミックホールディングス(2309)の魅力を簡単にまとめると
- CRO(医療品開発支援、製造)で国内首位級
- 長期的には増収増益。自社株買いも旺盛(19年度は営業利益の2割規模を実施)
- ヘルスケア/IPMの新規事業も伸び始めている
です。
シミックホールディングスについてまとめた資産株記事もありますので良かったら閲覧ください。
【株主優待新設!】地域特産品3000円! 2309 シミックホールディングス 配当+優待利回り5.7% 【資産株お勧め65.】
1.株主優待案内
- 案内冊子です。以下4つから選べます。
- A:北海道ゆめぴりか5kg
- B:静岡県 川根茶2本詰め合わせ(100g×2本)
- C:山梨県 中村キース・へリング美術館グッズ
- D:日本ユニセフ協会への寄付(緊急事態、人道危機に直面している地域の子供や女性のための支援活動に使われます)
Cの美術館グッズはどのようなものが入っているのか謎なので、お米かお茶を選ぶのが妥当かなと思い、今回はAのお米5kgにしました。お米券が1枚440円と考えると5kgで2200円相当なので悪くない優待です。
お茶も静岡県産とあります。静岡はお茶の産地なのでお茶が好きな方はこちらが良いでしょうね。
はがきには書いてありましたが、E(優待不要)がありました。これはわざわざ記載する必要ないのでは…..?
2.CIMIC REPORT 2020
- 株主通信的なIR PR紙が入っていました。
- 会長と社長のTOPMESSAGE挨拶が冒頭にあります。
- 2020.9月期の上期業績は増収減益。理由は各事業を見れば分かるかな?
CMIC REPORTの続きによると、新型コロナウイルス感染症への取り組みが注目ですね。アビガンの臨床試験と製造支援を行うとあります。また、ウイルスの研究用抗体検査キットの販売開始も5月から取組開始しました。同社が提供している電子お薬手帳harmoで関連情報の発信も開始したそうです。
その他、
- 国内初のオンライン診療機能搭載バーチャル臨床試験システム提供開始
- AI用いたビッグデータ簡易解析ソリューション提供開始
- 暑熱ストレス計測システムの販売開始
など紹介されています。
- セグメント別事業概況が1ページで紹介されていました。これは分かり易いですね。中間決算のセグメント別状況が把握できます。
- 主力のCRO開発支援事業は減収減益。減益幅が大きいです。これが主の減益要因ですね。開発案件小型化や難易度上昇によって受注獲得の遅れや中止・延期が響いて減収。臨床業務の稼働率低下によって営業利益が減益。厳しいですね。これ以上下がるか見極める必要があります。
- COMO製造支援事業は26%の売上高を占める純主力事業。ここは増収増益です。国内における受託生産量増加と事業開始した関連会社の寄与が効いています。
- CSO営業支援事業は増収大幅増益。MR派遣業務案件が堅調に推移して高稼働率に繫がった事で大幅に増益となっています。
- ヘルスケア事業は微減収大幅減益。減益ですが、新ビジネス創出のための先行投資なので先行投資が実るか見極めが必要ですね。
- IPM事業は増収黒字化!原価低減と手数料収入増加から黒字浮上になりました。海外制約企業からのIPMプラットフォーム活用ニーズが高まっているそうです。選ばれれば大幅増も狙えるかもしれないですね。
主力のCRO事業の動向が中期的な損益を左右しますね。
3.株主優待申込上の注意点
- はがきの返送期限が他の優待に比べて短めです。
- 7月31(金)までなのでここまでに返信しましょう!
✅で申込完了できるのは時短で良い点ですね。
以上です!
投資家とランナーに幸あれ!