2022年2月号のダイヤモンドZAiのざっくり書籍レビューです。 今月号は
- プロ100人に全方位取材! 株全予測
- 株500診断、米国株150診断
- 2021年 株の大反省会
この3つを中心に掘り下げます。今月号は2022年の国内外の市場動向から全体相場がどう動くのか、業種動向はどう動くのか、リスクは何かといった観点で多角的に掘り下げられている株全予測が中心ですね。
金利上昇やテーパリング解消、中国市場の動向といった不安にどう立ち向かうかを考えるのには一助となる情報が詰まっているかと思います。
また、3ヵ月に1回発行される全上場企業の理論株価特集も別冊としてあり、重宝します。
今月号のダイヤモンドザイはこちら!
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1.プロ100人に全方位取材! 株全予測
今月号の目玉特集ですかね。
プロ100人による2022年の儲け方が分かる株の全包囲網予測となっています。
- 日経平均予測
- マザーズ
- 注目業種とテーマ
- 上がる株&下がる株のトレンド分析
- 為替
- 上がる投資信託
といった6パートで構成されています。
以下、参考になったものです。
日経平均予測では70%以上が上昇に期待されているようです。現内閣の動きや米国相場動向考えると相当重いイメージですが…。相場動向では
- 米国利上げ(夏場)
- 参議院選挙(6~7月)
- 企業業績
- 米中間選挙
- 東証再編
などがイベントとして紹介されています。参議院選挙と米国や中国の選挙や大会動向というのは抜けていたので参考になりました。参議院選挙前は政策期待で上昇し、与党が勝つと株価は下がるのかと思います。(普通は逆ですが、現政権は金融所得増税よりの政策を選挙後はまた言ってくると思うので)
米中間選挙ではねじれ国会となると株価は荒れそうです。
セルインメイの5月末までに値上がり株は売って、選挙後の下落後、夏枯れ相場の2番底で買って、11月初旬の米国中間選挙前までの上昇で売って、結果で下げて年末の節税売り後のクリスマス辺りから買って….というサイクルが良さそうです。
マザーズ相場は強気派が多く米金利上昇に注意すつつ……実力ある新興株で儲けるとありますが全く期待できないと思います。ハイパーグロース、グロースではなく狙うのはグロースバリュー株(グロースなのに指標は割安で高配当・優待利回りが良くて株価が下がっても長期保有できる銘柄)です。
注目業種・テーマの項目では業種ごとの動向と狙う業種・避ける業種が紹介されています。ここは
- 注目・警戒上位業種は避ける(乱高下が激しい)
- 注目業種上位で環境良好だが全然株価が上がっていない好業績なバリュー株を狙う
- 警戒業種だが、最悪期でも利益をしっかりだしており、しかし業種動向で年初来・数年来安値を更新しているバリュー・高配当・高優待利回り株を狙う
とみました。
テーマとしては、メタバースや子育て・介護、DX、脱炭素などが紹介されています。
資源価格動向もざくっと紹介されていましたが原油動向がなるほどなと思いました。原油価格はサウジアラビア動向次第ですね。米国がしびれを切らしてシェールオイルの増産のために企業支援に乗り出すとかやってくると急落してくれるのですが、政治動向要因による高値が続きそうですね。
上がる株、下がる株パートでは海運株への期待が継続されていますが、いつバブルが崩れるかは分からないのでここは手出し無用(むしろ、バブルが弾けて下がるの狙いで長期で売りが良いぐらいでしょうか)に思います。PERが割安で配当利回りが高くとも、それは最悪環境下でも常に続くものか?と問うと全く違う答えになるからです。
円動向は円安一点で決まりかと思います。米国金利上昇で金利差は拡大するからです。次の円高は金融緩和や米国金利減少の疑惑が出てきた時かもしれません。円安動向が継続するのならば、輸出関連の製造業が相当強いでしょうね。上がっていないけど好業績・高配当のバリュー株に分散投資したいです。
2.株500診断、米国株150診断
日本株500銘柄診断と米国株150銘柄診断特集です。
日本株はお馴染の大型株や10万円、優待株や新興株などの注目銘柄が紹介されています。
- 四半期増益
- 年初から3割増
- 3期連続増配で業績安定
というくくりで上がる株を3大テーマ化して別途紹介されています。
特集で紹介されていた以下気になる株
- ラック:DXやセキュリティで中長期には良さそう。訴訟問題と第三四半期業績動向に注意
- クレディセゾン:過去30年以上非減配のボックス相場底値圏。実は子会社の情報関連の会社の方が高配当で一番注目しているのは内緒です
- 武田薬品:モデルナワクチンで業績下支えしつつ、1000億の自社株買い姿勢から減配は無いと見て底値圏の仕込みは有効と見ています
- 日本精工:22年度期待の製造業で安値圏でもみ合っている業界首位銘柄。
- 村田製作所:高いが、8000円程度ならば仕込みたい銘柄。セラミックコンデンサーは実は電子部品のインフラで絶対に必要なもの。その生産・販売の世界首位でシェア30%は激熱。しかもこのインフラは5GやDX、PCのスペック向上や車載の電装化でインフラ需要が二字曲線的に拡大していく未来が10年単位で見えている。しかも、製造業で22年は強い。かつ国内生産が多く円安恩恵も受ける素晴らしい銘柄。
- ソフトバンクグループ:2~3年は耐え時かもしれないが今の株価は将来動向考えると仕込み時。1枚、2枚だけ仕込んで寝ておくと吉か
米国株は成長株と高配当株とGAFAMの特集が中心。狙うなら高配当継続株かと思いました。AT&Tやアルトリアグループ
米国株については配当貴族銘柄で日本でも知られている銘柄を監視リストに入れておいて、次のリーマン・コロナショック時に配当利回り10%以上になったタイミングでガツンと仕込むのが有効に思っています。そんなことを米国株では緩やかに考えていこうと思います。
(それまではS&P500を仕込みながら…)
3.2021年株の大反省会
他人の動向は気になるもの。投資の成功・失敗談は面白いもの。
今年儲けた、損失株特集や来年の注目業種、投資信託動向。
自分のルールづくりの大切さ
等が赤裸々に公開されており共感が持てる特集です。僕もグロース株でどれだけ…..。
以上です。 投資家とランナーに幸あれ!
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