2021年、バリュー株の利益を資金源に大胆にグロース株に挑戦しました。
過去グロース株の成績は悲惨で敬遠していましたが自分の実力強化のために闘いを挑みました。
しかし、結果として700万を超える損失を出して、含み損を解消しきれず撤退そびれた1銘柄を残して人生最大の損失を出しました。
戒めとして、今回学んだ事を書き留めておき、同じ過ちは繰り返さないようにしたいと思います。
なお、戒めとしてしくじった銘柄の買値と枚数を保存しておき、見る度にその愚かさをマジマジと見せつけるようにしたいと思います。以下がしくじった銘柄たちです。
今回は
- 指標面(特に保有資産と株価)の割高さ
- 過去1,2年で大きく上昇している株について
掘り下げます。
1.PBRが割高で上昇した株は買わない
1つ目はPBRが割高で上昇した株は買わないです。冒頭に紹介した銘柄では
- セレス
- エニグモ
がそれに当たります。 セレスを例に挙げます。 セレスは800万人以上利用のポイントサイトモッピーを展開しており、暗号遺産の関係会社株式を保有しています。この2つがコロナショックで当たり利益急上昇で株価も上がりました。 
- コロナ前は1000～2000円(高値)推移
- コロナショックで売り込まれた後、急上昇し一時5000円を付けてバブルへ
- その後右肩下がりで3000円前後まで売り込まれたところで取得し、グロースの洗礼を受けて3割下落
- 過去からの資産価値のバリュー度を表すPBRは実は高め安定しています。1倍を割らないと日本株では割安部類とは言えないので元々が成長株期待で高かったのでしょう。
- 元々、高すぎるPBRに加え、同社は配当利回りも低いため下落するときは一気に下落する事が見て取れます。
もともと買った3000円前後というのがまだまだ高値圏でした。底値は685円だったので5倍近い値段です。上がり過ぎた株は一旦下落を始めると何か下支えするものが無ければ落ちる事を辞めない。下支えするには
- 資産価値からみてバリュー(PBR1倍割れ、換金性高い資産<時価総額)
- 投資家を惹きつける、高い配当+優待利回り(5%以上)
- 会社が株価下支えを意識している自社株買い(還元姿勢)
がある事です。それが無かったので下落は止まらず、ビットコインの乱高下も手伝ってこのありさまになりました。 セレスを仕込むならば
- コロナ前の安値1000円付近
であったと今では思います。ここに、ポイントサイトの成長余地を幾分加えた100,200円増ぐらいが上限でしょうか。 エニグモについても似ています。 エニグモは通販サイトBUYMAを展開する営業利益率40%を超える素晴らしいグロース株。PERも20倍程度で成長を加味した収益バリュー度では割安さを感じていたのでINしました。 
- コロナ前は800～900円程度
- コロナ後、急上昇し1750円程度を付けた後もみ合い
- 11月以降のグロース超劣勢相場で急激に下落したところで下方修正を浴びてコロナショック水準に
同社についても
- コロナ前に株価が上昇しすぎていた(底値から2.5倍)
- PBRは高値圏では7倍近くと割高(現在でも3倍弱で割高)
- 配当利回りは1%台で株価下支えにはなっていない
- 自社株買い実績はない
と下落に歯止めがかかる銘柄ではなかったのです。ここにグロース株では死を意味する
- 下方修正
が入って止めとなりました。 エニグモが急成長していく姿勢が変わらなければいいですが、そうでないならば… 300円ぐらいにならないと魅力が出てこないと思います。(PBR1.5倍以下、配当利回り3%台のグロースの中で比較的バリューなグロースバリュー株) ここから、僕が学んだ事を書きます。
- 過去5年、底値圏から株価が2割以上上昇したグロース株は買わない
- PBR1.5倍以下のグロース株しか買わない
です。 グロース株でもバリューな水準で買う目安を底値圏から2割とざっくりと見ています。2割なら下落してもまだ耐えられるからです。 PBR1.5倍というのはざっくりとした目安です。1倍以下にするとグロースを1銘柄も救えなくなるかもしれません。また、PBRが高くても株価の下支えが厚い(配当利回りが高い)、JAC(2124)のような株もありますので、あくまで目安です。 これを満たすのはきっと「グロースだけとお買い得なグロースバリュー株」なのだと思います。目指すはグロースバリュー株です。 閲覧有難うございました！ 全世界の投資家とランナーに幸あれ！
