ネオモバ高配当株分析第22弾!
国内製薬業界首位!世界10強に入る、タコ足配当で有名な武田薬品工業(4502)です。配当チェッカーで遡れる1990年から30年非減配銘柄です。配当利回りは4.6%です。(前提:株価3949円、1株180円配当)
ここ数年1株益が1株配当を下回る、配当性向100%以上の状態が何度も発生しています。ですが180円配当は維持しています。近年、シャイアーの買収等でにぎわいましたね。僕は株価が下がった時に拾って、3割ほど上がったら売るという大型株戦略でよく利用させてもらっています。
武田薬品がネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 配当利回り4.6%
- 配当性向100%越えの時があっても累進配当を意地でも続け30年非減配!
- 買収案件で今後の事業拡大に期待。配当維持継続も!?
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(医薬品)
会社概要です。
- 武田薬品工業株式会社
- 1925年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入
創業は1781年だそうです。凄いですね…。
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 2019年度通期決算説明資料を抜粋します。
- 主に、消化器系疾患、希少疾患、血類分画製剤、オンコロジー、ニューロサイエンスの5事業を展開しています。デカいです。
- それぞれの事業でのグローバルブランドの売上高推移です。
- 突出したのもはないですが、消化器系、血類分画製剤系、ニューロサイエンス系が売上高が多いです。成長していますね。
- 地域別では米国が主次いで、日本、欧州・カナダと続きます。
- 先進国に主に売上を挙げていますね。
残念ながら、単一セグメントのため営業利益状況までは分からずです。
2019年度決算説明資料より抜粋
株主還元についてコミットはあるか?
- 株主還元に関しては明確なコミットが無かったのですが安定配当や確立された配当方針という記載がありました。
- 代表取締役CEOが外国の方であることや主要株主が信託口や海外関連である事から配当圧力は強いものと考えます。その結果、常に180円配当になているのかと推測します。
実績として30年非減配であること、安定配当という言葉が確立されたと語尾が強くなっている事から今後も継続する(せざる負えない?)と見ます。
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 配当性向100%越えが続いています。タコ足配当と言われる所以ですね。
- 配当利回りは4.6%医薬品関連では高配当株です。ですが、配当利回り5%以下で欲しいですね。
- 指標面では国内最大手、世界10強と考えるとフェアバリューなのかと思います。
株主優待(なし)
武田薬品には株主優待はありません。
5年株価チャート
- 18年までは6000円を越える場面もありました。
- そこから19年に5000円以下へ。4000円を切る事を繰り返しながらコロナショックで一時3000円割れも経験しています。
- 僕は昨年3200円台で仕込んでいましたが4000円ぐらいで売却しました。中々良い回転銘柄だと思っています。配当も頂いて(゚д゚)ウマーな状態でしたね。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 最近、大型の買収案件をこなしているためか、総資産が巨大になっています。
- 併せて株主資本、現金、有利子負債も巨大になっています。
- デカすぎて実力が見極めづらいですね。詳細財務を見てみる必要がありますが、安定配当方針は維持できそうに思います。
- 流動資産>>>総負債の構図だったのですが、のれん・無形資産の固定資産が主になっています。
- この部分がキャッシュにすぐに変えられないと…..状況次第ではまずいかもしれないですね。キャッシュフロー計算書の現金等が配当費用の3倍ぐらいあったのでたちまちは大丈夫かと思いますが。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 元々は営業利益率20%,30%の輝かしい時代があったのですね。
- 13~14年辺りから悪化し、15年に赤字。20年は収支トントンレベルになっています。
- 大型買収に伴い、売上高が1兆7千億から3兆2億に増えています。事業規模や領域が広がった事だと思います。拡大した事業を今度どれだけ伸ばしていけるかが見どころですね。
- 新薬開発に投資がかさむ事は予想できるので販管比率が高い原価構成になっています。
- なので、新薬開発が終わり承認・量産化すれば利益率は凄まじいものになりそうですね。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- 配当チェッカーで遡れる1990年から見て非減配です。この30年非減配の実績は安心感ありますね。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 2012年以降、配当性向が高い状態が続いています。
- 配当金は過去10年間ずっと180円です。安定配当の確立と言われている所以ですね。
- 自社株買いを積極的にしていますね。15年以降、10~100億クラスの自社株買いが入っています。今の株価水準が続く限りは今後も継続されそうです。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(◎):業績は謎ですが、方針と実績を見ています
- ②戦闘力(〇):買収案件で加速する可能性を秘めています
- ③割安性(△):バリュー株ではないですね
- ④総合評価(〇):買収案件や各セグメントの将来動向次第かと思います。
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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