ネオモバ高配当株分析第15弾!
インキ中堅で樹脂性添加剤等の化成品が収益柱の東京インキ(4635)です。1990年のデータから遡って30年間減配無し!です。ここ数年で60円→80円へ増配もしています。配当利回りは3.9%です。(80円配当、株価2032円前提)
また、株主優待もあり100株保有でQUOカード1000円がもらえます。
東京インキ(4635)がネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 1990年以降、30年非減配の安定配当銘柄!
- 直近3年間で久しぶりに増配!60円→80円へ攻め始めている!
- 配当性向は20%以下で無理ない配当性向
- 流動資産>流動負債+固定負債で財務内容は堅い
- 自己資本比率54%
- 18年4500→コロナ前2500円→コロナで1770円台→現在2032円と過熱感無し
- 業績は長期的に横ばい傾向
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(化学)
会社概要です。
- 東京インキ株式会社
- 1923年創業
- 東京証券取引所第二部上場
- 事業内容
”オフセットインキ、グラビアインキ、インクジェットインクの製造・販売印刷用材料、印刷機械の販売マスターバッチ、樹脂コンパウンドの製造
販売工業材料、包装材料の製造・販売仕入商品の販売”
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 東京インキは4事業構成です。
- インキ事業:新聞や雑誌・牛乳パック等のパッケージ・グラビア印刷等を手掛ける
- 化成品事業:プラスチック向け着色剤や機能性添加剤(帯電性排除等)を手掛ける
- 加工品事業:果物等の包装資材、産業資材(ろ紙フィルター等)、災害対策品等を手掛ける
- 不動産賃貸事業
- 稼ぎ頭は化製品事業で利益の半分以上を最近は占めるようになってきています。コロナ禍で20年は厳しいですが(加工品が伸びて帯なっている)、それでも主力事業は黒字です。
21.3期第二四半期決算説明資料 より抜粋
会社案内 より抜粋
株主還元についてコミットはあるか?
- 明確なコミットメッセージはありませんが、配当政策が説明資料にありました。
- 株主価値向上と安定的かつ継続的な利益還元
とあります。30年非減配なのでこの言葉を体現していますね。
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 化学メーカーなのでPER/PBRは基本的に割安ですね。
- ですが、PBR0.23倍はそれでも激安水準。流動資産が資産の6割。流動資産は現金預金と受取手形・売掛金が主。このPBRは光りますね。
- 総合利回り4.4%は若干5%に満たないですが、30年の配当が続いている事を考えると安定感で買いたくなりますね。
株主優待(100株保有でQUOカード1000円)
東京インキ100株を9月末時点で保有している方に対して
- オリジナルQUOカード1000円
の株主優待がもらえます。
5年株価チャート
- 業績好調な18年には4500円の頂点を付けました。
- そこから右肩下がりで2500円台をうろうろしているところをコロナショックが襲い1770円ほどまで下落。
- 以降多少回復して2032円の位置で値ごろ感有ですね。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 大きな成長は無いものの安定して黒字であるため自己資本は増強されていっています。
- 株主資本、利益剰余金が順調に伸びており、有利子負債が10年で100億台から69億までへっています。自己資本比率は54%まで上昇。
30年間、60円配当以上を続けながら財務は良化しています。今後も非減配は続くと見ます。
- 財務チャートです。
- 流動資産(赤色)=総負債だったものが最新では流動資産>総負債の構図になっており明らかに財務内容が良化しています。
- 流動資産も現金と受取手形・売掛金という換金化しやすい資産が大半のため安心できますね。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 18年の高値は営業利益10億円台がみえたためですね。
- リーマンショック、15年と赤字ですがそれ以外の年で利益を挙げているためトータルでは財務は良化しているのは納得ですね。
- コロナも耐えるので大丈夫でしょう。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- 2020年は80円配当で30年非減配を達成しています。
- 来年も80円配当予想です。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 2017年まで永遠の60円配当でした。
- ここ数年の業績が好調なため増配に踏み切ったのでしょう。70円→80円としたところです。
- 17年以降の配当性向が40%以下なので無理ない配当に思えます。
- 20年3月期には2億の自社株買いもぶち込んでいます。これは良いですね。貯めた内部留保を上手く使っています。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(◎):リーマン、15年赤字でも30年非減配!
- ②戦闘力(〇):5年来安値水準でコロナ前に戻す可能性有
- ③割安性(◎):PBR0.23倍で好財務は流石に安い!
- ④総合評価(〇):100株保有で資産株として闘いながら中期で2500円以上狙うのも良さそうです。
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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