ネオモバ高配当株分析第7弾!
上場2年後から非減配を29年も継続しているクリエートメディック(5187)です。配当利回りは3.6%です。(37円配当、株価1022円前提)
上場企業では事業内容が特殊で珍しいなと思い昔から注目している企業です。泌尿器系の売上が主力です。以降、消化器、外科系と続きます。
業績は長期的に減益後、復調傾向ですが大幅な減益が無く安定して利益を出しているのが魅力です。メディキットやテルモが類似同業のようです。
自己資本比率70%以上と高く現金同等物も高めの状態で推移しており流動資産>>総負債の状態が良化しているので配当継続力は増してきていますね。
若干配当利回りが低めですが、メーカー系で非減配銘柄は貴重なのでポートフォリオに組み込みたい銘柄です。
クリエートメディックがネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 29年非減配継続銘柄!(上場2年目以降非減配!)
- 配当利回り3.6%!
- 営業利益率5~9%で高め安定
- 営業利益が年間で半額になるような大幅な減益なし
- 自己資本比率76%以上で流動資産豊富な好財務!
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(精密機器)
会社概要です。
- クリエートメディック株式会社
- 1974年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容
”医療用機器及び材料の研究、製造並びに販売”
国内初となるシリコーン製カテーテルを開発立ち上げされた会社です。高齢化社会と医療の発展のためには無くてなはならない企業ですね。事業内容そのものが魅力的で、応援したくなりますね。
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 単一セグメントなのですが、医療の専門科毎の売上を分けて計上されています。
- 主力は泌尿器系。ここの売上高が一番バラつきますが、過去4年では他に比べ大幅に増えています。(340億→440億円程度)
- それ以外の消化器、外科、血管系はバラつき幅が無く横ばいです。
- 海外売上高の比率は日本主力の構図は大きくは変わっていません。
セグメント別利益は無いですが、営業利益半減など大幅減益が無いため主力事業は安定していると見ます。
株主還元についてコミットはあるか?
- 配当性向などのコミット値は見当たりませんでしたが内部留保と安定継続配当を重要施策として挙げられています。
- 20/12期は19年の配当を維持ベースである事や過去、配当性向が100%近くになっている中で累進配当も実施している事から(減損損失の可能性もあるので否めない感はある)良いとは思います。
過去29年の非減配実績から減配可能性は明言ないまでも非常に低いと見ます。
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 医療器具メーカーと見た場合、PERはフェアバリューかと思います。
- PBRは好財務であることを考えると割安ですね。
- 株価のボラティリティが低いですが、1022円の今の位置は悪くない水準です。
株主優待(なし)
クリエートメディックには株主優待はありません。
5年株価チャート
- 2016,17年は仕込み時でしたね。
- 18年の1400円の高値から右肩下がりに転じ、コロナショックではあまり大きく下がっていませんね。
- 今の1022円は定期買付を継続するにはギリギリ良い水準です。1050円以下で定期買付を仕掛けたいですね。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 株主資本、利益剰余金は順調に増加し続けています。
- 有利子負債が一時20億を超えていましたが減少傾向です。
- 自己資本比率70%超えの好財務ですね。
- 資産構成も安心です。
- 資産のうち、流動資産が大半を占めており総負債×2倍以上の流動資産があります。
- これが、29年も非減配を継続できる自信に繋がっているのかと思います。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 2011~2018年ぐらいまで踊り場でしたが常に営業利益率は5%以上で高め安定です。
- 昨年から盛り返してきていますね。中期計画でも成長を目指した計画となっている事、医療分野はまだまだ発展の余地がある事から長期的には伸びていくと思います。(少なくとも衰退はしない。悪くて横ばい)
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- 上場2年目に10円→7.5円へ減配ですが上場記念配からの減配かもしれません。
- 以降は一切減配しておらず、29年で7.5円→37.5円と5倍に増配しています。
- こういう銘柄を長く持ちたいものです。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 配当性向は明言していませんが、100%に近い時もあります。この時でも減配していないので非減配は明言はしていないですが実は社内では堅く守ろうという意志を持っているのかもしれません。
- 増配スピードはゆっくりですがそれでいいです。同じ配当を続けることに意味があると思います。
- 自社株買いは16年に2.5億ぶちこんでいます。このときの株価まで落ちれば(800円)今後も発動するのでは?と思います。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(◎):上場2年目から29年非減配は強い
- ②戦闘力(〇):無理ない、自社のペースで増配中
- ③割安性(△):1000円以下で欲しくはあります
- ④総合評価(〇):メーカー非減配銘柄は珍しいのでPFに組み込むのは有。事業も将来有望です。
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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