バリュー株投資によって1.5倍~ダブルバガーを狙う!
バリュー株紹介シリーズ第51弾-②!(過去記事一覧はこちら)
NTT電気通信工事系で長期的に増配基調のエクシオグループ(1951)です。
事業面でのエクシオグループの魅力は以下!
- 祖業の通信インフラ事業は安定事業。
- NTT、KDDI、ソフトバンク、楽天と主要4キャリアと通じており堅い
- 都市型インフラ事業も公共事業や老朽化施設の更新需要がありやはり堅い
- 直近の業績は前年同期比増収増益で好調。
- 各セグメントの外部環境は5Gやキャリアのインフラ投資、基地局投資やインフラ老朽化更新需要など好環境で長期的に安定していそう
- 還元姿勢豊富。10期連続増配。
- 自社株買いを定期的に実施し100万株の消却も実施
指標面の分析は以下です。
エクシオグループ(1951) PER8.85倍 PBR0.8倍【バリュー株分析51.-①】
バリュー株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,期末PER/PBR推移,チャート
- 財務分析(中長期保有できる体力はあるか?)
- 業績分析(業績安定度や成長性による中長期株価上昇期待はあるか?)
- 過去10年自社株買い、配当の推移(増配や自社株買いによる株価上昇余地はありそうか?)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下のバリュー株ノウハウに従っています。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- エクシオグループ株式会社
- 1954年設立
- 東証プライム市場上場
- 事業内容:電気通信工事関連で都市間を繋ぐアーバンシステム事業(電気通信、土木、鉄道、再生エネ)。人を繋ぐアーバンシステム事業(オフィス、工場、セキュリティ等)。
電気と電話を繋ぐところからスタートし、電気通信工事関連ではNTT、ドコモ、KDDIなどの営業本部グループがあります。公共工事関連も手堅そうです。
2.事業概要
- 事業セグメントは大きく3つあります。
- ひとつは祖業の強みである「通信キャリア」事業。
- NTTグループ、KDDI・ソフトバンク・楽天向けの各種通信インフラの整備・構築・保守運用をしている超絶な鉄板安定事業です。光ファイバーケーブル工事や土木工事、ルータ・サーバ・ネットワーク工事、基地局工事など通信インフラのALLを手掛けており、全体売上高の47%を占めます。
- 次に都市型インフラ事業。祖業で培った技術を活用して、自治体・鉄道・公共施設・再生エネルギー施設・オフィスビル・データセンター等のインフラ関連の工事を請け負っているこちらも鉄板安定事業ですね。売上高は全体の25%を占めます。
- 最後にシステムソリューション事業です。ネットワークやシステムインテグレーションのICTを用いたソリューションを提案している事業で、売上高の27%を占めます。
- 2022年第三四半期時点の受注高、売上高、次期繰り越し一覧です。
- NTTグループとNCC(KDDIやソフトバンクや楽天)向けの通信キャリア関連の工事が主力で安定しています。
2022年3月期第三四半期決算説明補足資料より抜粋
会社概要より抜粋
3.決算分析
- 2022年第三四半期の決算短信を掘り下げます。
- 減収微増益通期予想ですが増収大幅増益で第三四半期が着地しています。かなり好調ですね。
- 期末46円配で通期90円の増配予想です。
- 定性要因とグループ別セグメント別受注高、売上高、利益推移です。
- 内部・外部環境が好調ですね。通信インフラ関連では基地局投資やデジタル化推進に伴うインフラ増強、民間工事もDXで活況、公共投資もインフラ老朽化の更新需要。都市インフラではリニア中央新幹線の大型案件受注やクリーンエネルギー関連、システムソリューション事業ではクラウド環境構築など全セグメントで好調が伺えます。
- 業績が安定している上に好調路線が伺えるとはすばらしいですね。更に配当利回り4%で連続増配・自社株買い基調とは良い企業だ。
- B/S資産の部です。
- 流動資産は2848億。現金預金と受取手形や未収金は2137億。
- 固定資産は1236億。半分が土地なので減損可能性は低めか。
- B/S負債、資本の部です。
- 流動負債は1341億なので現金預金・手形未収金で返済できるので財務は良好ですね。
- 総負債<流動資産な事と、受注案件が不良化する可能性も低いと考えると良い感じです。
- P./Lです。
- ここはさほど特徴は無いですが、売上総利益率が10%台で低めですね。
- 事業は安定して利益も安定しているものの伸び方は徐々にといったところですかね。
- 最後に株主還元です。
- 10期連続増配を予定しており、今期は社名変更による記念配当という余裕度が垣間見えます。
- 自社株買いも機動的に行っており
- 更に、この消却も行っています。
これは安心できますね。配当利回り4%台は安定してもらえそうです。長期的には5%を超える可能性も見出せそうです。
4.魅力とリスク
エクシオグループの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 祖業の通信インフラ事業は安定事業。
- NTT、KDDI、ソフトバンク、楽天と主要4キャリアと通じており堅い
- 都市型インフラ事業も公共事業や老朽化施設の更新需要がありやはり堅い
- 直近の業績は前年同期比増収増益で好調。
- 各セグメントの外部環境は5Gやキャリアのインフラ投資、基地局投資やインフラ老朽化更新需要など好環境で長期的に安定していそう
- 還元姿勢豊富。10期連続増配。
- 自社株買いを定期的に実施し100万株の消却も実施
リスク
- 営業利益率が5%前後と低めであるため短期的な伸びは期待できないか
- コムシスホールディングスなどの同業とのすみわけが気になるところ
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
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