ホンダ系自動車骨格部品を作るプレス系メーカーのエイチワン(5989)より株主優待が到着しました。内容紹介と最新決算をざっくりと掘り下げていきます。
エイチワンの魅力をざっと紹介すると
- 配当+優待利回り5%以上!
- 株主優待はQUOカード1000円~3000円!(5年長期保有で3000円)
- 筆頭株主はホンダ。販売先の主力もホンダ。
- 自動車プレスメーカー各社優待、配当に力を入れておりコロナ環境下でも揃って優待内容維持の異例措置を取っている
です。
ユニプレス、ジーテクト、東プレなどが同業他社に当ります。業界全体が超減益です。ですが、各社優待は維持しています。今期から来期にかけては厳しいですが長期では必ず復活するとみてロングホールドです。
エイチワンに関して資産株記事をまとめているので良かったら閲覧ください。
8万円以下で株主優待QUOカード3000円!! 10年間で配当金2.6倍! 配当+優待利回り7%超え! 5989 エイチワン 【お勧め資産株.16】
1.株主優待案内
- 写真では分かりづらいのですがクリアなエメラレルド色の封筒に入ってきました
- 保有初年度なので1000円相当です。
- 株価は現在500円前後ですかね。
- エイチワンは自動車の骨格部分であるフレームを作っているので、何を作っているのか一目で分る特徴的なQUOカードですね。
- 子口座分も含めて3000円です。
- ここに配当13円も入ってきます。
- 配当は年間予定の通期26円を守ってきました。
- この超減益環境下でよく頑張ったものです。
- 3000円優待を得るまでには忍耐強さが求められます。
- 3年未満で1000円、3年以上で2000円、5年以上で3000円です。
- 優待改悪は無いと思いたいものです。
2.20.3期決算概要
- 最新決算概要を掘り下げます。
- エイチワンは北溟、中国、アジア・大洋州地位s機に連結子会社・持ち分法適用会社を持っています。自動車部品メーカーは似たような構図かと思います。
- 前期に比べ為替は円高方向に動いていますが計画値よりは円安となったところが多く為替は計画より増益ですね。
- Hondaの資本系列なのでHonda向けの生産販売が主です。
- 北米、中国、日本が全体の7割以上占めているという構図ですね。
- 3地域とも下落が激しいです。ですが、日本は計画比微減なので想定通りですね。
- 北米、中国が計画以上に下げています。特に中国の下げは計画比22%。コロナ影響を一番に受けたので影響の大きさが分かります。これが、21年は通期なので21年決算はボロボロの予想が出来そうです。(だから株価は500円の激安状態。)
- 減収減益です。
- 当期純利益は計画の半額に落ち込みました。通期26円配当と株主優待クオカード5年の3000円が出るとキャッシュアウトですね。配当性向100%超えになります。
- 最近思います。配当や優待を続けるのに財務内容は見ないといけないですが、それを継続するのは企業の意志し次第だと。財務が厳しくとも株主に報いる企業はいます。エイチワンは後者でしょう。
- 面白いセグメント別売上、利益の表し方です。
- 売上は北米、中国、日本が主力。この主力3市場は利益面で見ると北米が赤字になっています。
- 今後の収益の鍵を握るのは中国・アジアですね。ここに対する設備投資を強めていないかに今後注目したいです。
- 財務です。
- 現金は増えているようですが、有利子負債(借入金)も大きく増加しています。
- 財務内容は若干悪くなったようです。
- 21年度は赤字でキャッシュアウトなので厳しいですね。流動比率が100%しかないのか。250%は欲しいところです。
- 自動車部品メーカーは各社設備投資が高額です。
- 今年も変わらず、むしろ昨年より増やしています。
- 今年の設備投資131億のうち、アジア・中国が70%近く占めています。ここの営業利益率は高い状態でした。と言う事は将来.…..
21年度決算はボロボロでしょうが、この株価500円台での保有は辞めません。業績回復期は必ず来るのでそこまで継続保有です。3年以内に1000円まで戻れば嬉しいと思って気長に待ちます。
決算説明資料 より抜粋
以上です!
投資家とランナーに幸あれ!