バリュー株投資によって1.5倍~ダブルバガーを狙う!
バリュー株紹介シリーズ第53弾-①!(過去記事一覧はこちら)
防虫網で業界首位のウェーブロックホールディングス(7940)です。PERは9.94倍、PBRは0.39倍です。(株価636円、1株益64円、1株純資産1626円前提)
*23年度の1株益が会社売却でバグっているので24年度の会社四季報予想を転用。
第一四半期の業績が好調な割に株価は低調なため参入しています。
配当利回りが4.7%あるのが良いですね。値上がらずとも待てます。
会社売却など変化が多いですが営業黒字は継続しており流動資産>総負債の構図で財務も良化してきています。
株価は乱高下激しく1600円台の時もあれば、コロナショックで400円台に下落していたりします。
ウェーブロックホールディングス(7940)の指標面での魅力は以下!
- PER9.94倍、PBR0.39倍
- 配当利回り4.7%(30円配当3年継続)
- 長期的に見て財務は良化してきている
- 15年以降、営業黒字継続
- 流動資産>総負債の構図で財務は良化してきている
- 足元の株価は640円前後と過熱感は無い
事業概要、直近業績面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/category/value-stock/7940-2
バリュー株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,期末PER/PBR推移,チャート
- 財務分析(中長期保有できる体力はあるか?)
- 業績分析(業績安定度や成長性による中長期株価上昇期待はあるか?)
- 過去10年自社株買い、配当の推移(増配や自社株買いによる株価上昇余地はありそうか?)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下のバリュー株ノウハウに従っています。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
1.各種指標 (PER9.94倍,PBR0.39倍) 株主優待(なし)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 1株益は関連会社の譲渡関連などあって非常にばらついています。
- 来期はその関係でバグっているので再来期の24年度の予想を入れています。
- 1株純資産が高く低PBR株ですね。B/Sの中身で現金化しやすい資産が半分以上占めていないか期待したいところです。
- 配当利回り4.7%が株価下支えにもなり魅力的です。
期末PER/PBR推移
過去、実績指標と比較してこの株独自の割安度を調べます。
- PERは1株益バラつきが大きい関係で実力より更に下に見えているかと思います。
- PBRは財務が良化してきており下がっているので良い傾向ですね。
- PBRの推移を見ていると近年の株価は割安圏にありそうですね。
株主優待(なし)
ウェーブロックホールディングスに株主優待はありません。
株価チャート
- 過去株価チャート推移です。
- 28円、30円配になる前までは400円以下も記録していました。
- リーマンショック前に1600円を超えていてリーマンショック前に下落しリーマンショックで400円切れに。
- そこから28円、30円配当を出した辺りで上昇し1600円を超えたところでコロナショック前に800円台まで下落。
- コロナ直撃で400円台を記録して回復、800円台を記録して….現在は右方下がり後、横ばい傾向。
- 過熱感は無さそうなので仕込んで悪くない位置に見えます。
tradingview よりチャート転載
2.財務分析
ここでは、長期保有に適しているかを見ます。要は
- 短期的な業績悪化で潰れる心配はないか
- 事業継続場で資金繰りが厳しく、無理な状態ではないか
これを見ます。バリュー株は上がるまで長期的に待つ戦法です。潰れてしまうと意味がないのでそこを見ます。配当余力が無くても構いません。 具体的には
- 自己資本比率が30%以下など低すぎないか
- 手元現金は豊富か
- 財務基盤は強化されているか
この辺りを荒く見ます。 IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 16年以降、財務は良化してきており純資産、株主資本は上昇傾向。
- 有利子負債も減らしてきています。
- 財務構成からもそれは読み取れますね。
- 流動資産>>総負債の状態でしたが徐々に良化。
- 今期は流動資産>>総負債で負債圧縮し流動資産が厚くなってきています。
長期保有は安心できます。
3.業績
業績は
- 減益から下げ止まった横ばいか
- 長期的に増益基調か
ここをメインで見ます。前者だと株価反転のチャンス。後者だと長期的には上昇するからです。
業績
- 14年までの業績は売上の桁が違うので取得データがバグっているかもしれないですね。
- 15年以降営業黒字は継続。
- 1株益(EPS)はバラつきあります。
- 22年度は関係会社譲渡の関係?か営業利益も1桁落ちており、営業利益6億前後というのが実力なようです。
- ですが、1株利益は22年の69円ぐらいが実力と見ても30円配当は十分に出せる水準ですね。
- 売上原価はあまり大きなバラつきは無いようです。
22年の売上、利益水準が継続するのであれば現在の株価位置は悪くないと思います。
4.配当金、自社株買い
配当金、自社株買い
- 18年から28円配開始。20年30円配を継続しています。
- 自社株買いもここ5年で5億、10億と実施。
配当性向は50%以下で無理ないですね。
5.魅力とリスク
ウェーブロックホールディングスの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- PER9.94倍、PBR0.39倍
- 配当利回り4.7%(30円配当3年継続)
- 15年以降、営業黒字継続
- 長期的に見て流動資産>総負債の構図で財務は良化してきている
- 足元の株価は640円前後と過熱感は無い
リスク
- 関係会社売却後の業績安定度の確認
- 現在業績継続では配当は維持できるがカタリストに欠けるかもしれず4桁株価回復には何か材料が必要か(それまで高配当を享受し続ければいいと考えています。)
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
他のバリュー株分析も宜しければ閲覧ください。
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