毎度、遅ればせながらダイヤモンドZAi2020年12月号のざっくりレビュー記事です。今月号は主に
- どんな相場でも安定して保有できる株特集(高配当株、連続増配株、増収増益株)
- 地方へ移住、地方と都会の二拠点生活の実体験特集
が魅力的でした。特に前半の安定投資となる株特集は前から良いなと親口座だけしか持っていなかった株がありますが、コロナ禍でも業績があまり落ちないので子口座でも買い始めました。こういう安定株を、子口座では増やしていきたいですね。
今月号のダイヤモンドZAiはこちら↓↓
|
今月のダイヤモンドZAiはざっくり以下の記事が記載されています。
- iDeCo再点検!(小冊子)
- 1ヵ月先の日本株大予測
- バブル警報発令中、日本株買うべきか、引くべきか
- どんな相場でも生き抜ける!安定投資入門
- 家計の変化も大公開!地方移住&2拠点生活のリアルレポート!
- IPO株研究所
- AKB48ガチバトル/恋する株式相場(漫画)/ノンフィクションマンガ(不妊治療の4つの負担)
iDeCo再点検は自身の目標に沿った運用に出来ているか、コストをかけ過ぎていないか、リスクを取り過ぎていないか等の視点で点検方法を一挙公開されています。よく分からないけどiDeCoはとりあえずやったという人は一読の価値はあると思います。僕はインデックス投資信託系に預けるもの一本でやってます。
バブル警報発令中の記事はアナリスト予想で現在の株価が企業業績と照らし合わせて割高か割安かをそれぞれの視点で意見されている特集です。今の株式相場は金融緩和と2~3年先を織り込んだ株価水準。企業業績の回復を見越して上がっているものです。
でも、僕がメインで仕込んでいる製造業株は軒並みコロナ水準から回復していないので、業績から見るとフェアバリューになっています。と言う事は、回復が見込めれば大きく上げるポテンシャルを持っているという事。と読み取りました。
あとは、安倍政権の戦略と株価効果への振り返り、スガノミクス関連の特集が記載されています。デジタル化や地方創生による銘柄影響等。
魅力的だった2つの記事を主に掘り下げます。
1.どんな相場でも生き抜ける!安定投資入門
主に3つの視点で安定投資を掘り下げて、各視点に合致した日本株紹介をしています。その3つとは以下。
- 世界一の投資家の手法をまねる(ウォーレン・バフェット流)
- 大きな危機でも稼いでいる増収増益企業
- 急落相場に負けない、強靭な高配当株
これはと思える銘柄数は少ないものの、これは!!と思える銘柄は長期保有して買いたくなるものばかりでした。それぞれ掘り下げます。
1.世界一の投資家の手法をまねる
バフェットさんと言えば、僕が投資を始めた時にバリュー株について勉強するときに読ませて頂いた下記の銘柄選択術が強烈に腹に残っています。考え方が難しい部分もあり、全部が実践できていませんが今でも影響を受けているのは
- 唯一の事業を持っており長期的に成長している株が急落が急落した時に買う
です。僕は銘柄分析する際に、必ず「業界トップ」、「主力事業で収益を挙げ続けているか」を見ますが、その根底はバフェットさんの本から来ています。
ROEは当時、大学生の僕には理解できなかったので未だに実践できていない部分です。
ちょうど、楽天でも取り扱っているのでまた、読み込みたいと思います。
|
さて、そんなバフェットさんについてまず紹介されています。
- 株主総会の出席数42000人
- 5年間の寄付額1兆5400億円
- 世界長者番付4位
- これまでの投資成績2744062%!?
強烈な方ですね。こんな強烈な実績紹介から始まって
- 何故、不人気な商社株を買ったのか?
について、SBI証券と楽天証券関連のアナリスト、客員研究員の方が独自の視点で分析、切り込んでいます。この考え方は個別銘柄をひたすら分析する事が中心の僕には目から鱗の視点だったので勉強になりました。
単なるバリュー株投資ではない
資源にも注目した?
など、多元的に考える上で視野が広がります。
そんな2名のプロがバフェットの商社株を買った視点から掘り下げて銘柄紹介されています。僕が現金が豊富で魅力的と感じた建設株や石油関連株、長期的に増配し続けている業界首位の株等が紹介されていました。
バフェットさんの投資6大原則についても紹介されています。普段から心掛けてルール化して習慣化しておくべきだなぁ…..と感心させられます。それはこんな視点です。
- 企業本来の価値よりも割安な株価
- 自分が理解できるビジネス展開
- 長期的に安定して業績を伸ばしている
- 社会ニーズに対応し、競争力も高く将来有望
- 高い自己資本比率を維持
- でも、資本を効率よく使って稼ぐ高ROE企業
全てを兼ね備えた株は中々無いですが、僕ら素人投資家でも長期的に見て参考に出来る部分は沢山あります。
自分が理解できるビジネスという視点から、ITが活況に沸いた1990年代後半には当時投資しなかったそうです。その後ITバブルが弾けてバフェットさんを再評価する流れが起きたとか。
バフェットさんが保有している銘柄トップ5等も紹介されています。一位はアップルなんですね。
そんなバフェットの6原則に照らし合わせた銘柄が紹介されています。
先ずは、商品力を活かした安定成長する株です。
良い銘柄が多いのですが….PERとPBRが高すぎる。。不動産のある1銘柄しか魅力的には移りませんでした。
バリュー投資家が最も大事にしている
- 企業本来の価値よりも割安な水準
即ち良い企業でも右肩下がりで急落している状態にある銘柄が少ない印象でした。
次に借金が少なく効率よく稼ぐ株です。
調剤薬局や電気機器関連、製薬会社などが紹介されています。が、またしても右肩上がりの株ばかりで買う気が全く起きませんでした。
2.10年間ずっと増収増益
続いては増収増益株特集です。10年間ずっと増収増益を達成してきた銘柄の紹介です。
なんと、10年間の運用成績は日経平均の3.5倍だとか。
10年ずっと増収増益の凄さを安定感、株価の伸び、長期保有の3つの視点から説明されています。
この中では僕が2020年秋号の会社四季報で、安定して業績が伸びていていいなぁと思ったあるマイナー市場の銘柄が紹介されていて、ここを中心に食い入るように見てました。指標も10年間増収増益基調の割にはだいぶ割安です。こいつは、保有するのは有ですね。
5期連続増収増益株もありました!
3.減配せず堅実に利益を稼ぐド安定高配当株
この特集は良いですね。危機的状況でも過去に減配しなかった安定配当株特集です。市場が不況に陥っていても減益幅が低く収益が安定しているので配当が維持できるというやつです。
ここでは通信インフラ系やリース系の不況に強い株が紹介されていました。
かつて10年以上資産株で保有してトリプルバガーに達したある銘柄も。。未だに配当+優待利回りが7%もあるとは。。
また、連続増配株TOP37の買い、売り診断も付いていてざっくり見るのに良いです。
最後に、桐谷さんがお勧めする14年間ずっと優待継続している安心優待株7撰が紹介されています。自社商品紹介の優待が多く、個人的にはイオン系のある株が魅力的でした。総合利回り5%です。30年非減配銘柄です。良いですね。
2.地方移住&2拠点生活のリアルレポート
これは面白い特集です。僕は地元の神奈川が人が多すぎて何かあくせくしていて嫌だったので今の滋賀が気に入っているのですが、限界集約等に移り住まれた方のレポート特集が載っていたりします。
- 地方移住で失敗する人と成功する人の分岐点
等の考え方も紹介されているので、地方移住を考える上ではとても参考になりますね。
また、地方移住のメリットもざっと紹介されており
- 空き家が多く住宅費がとにかく安い
- 食べ物が新鮮で安い
- 就労や住まいなど助成金が充実
- 通勤ラッシュから解放される
- 保育園の待機児童ゼロ!
等ざっと挙げられています。個人的には、全部魅力的ですね。
住宅費の安さは本当に脱帽ものです。僕は、13年前に入社1年目の時に神奈川から山陰に飛びましたが、結婚を機に寮を一旦出る事になって2DKか2LDKあたりで物件を探しました。
神奈川の僕が住んでいる湘南だと1Kでも5万ぐらいする物件がざらだったのですが
- 2DK築15年で家賃4万(60㎡)
- 2LDK築22年でリフォーム済みで家賃3.6万→入ってくれるだけで嬉しいから家賃3万でもいい
等、ちょっと調べるだけで激安物件が並んでいました。しかも、これ駅から徒歩10分圏内の良い物件です。ちょっと興味があったので、山陰でもより西の方の田舎工場周辺の物件も見てみると…7DKで家賃2万。築30年選手だけど戸建が200万。。一括で買えるじゃない。リフォーム500万~1000万ぐらいかければ住めるし。。
と驚きの安さです。
食べ物の安さも素晴らしいですね。JAなど行くと、にんじん1kgが500円とか信じられない値段で売っています。極太のネギが50円とか….。家に帰ってカレーにすると激うま歯ごたえ有りです。
この安さは飲食店でも発揮されていて、居酒屋でお腹いっぱい食べてビールも4杯ぐらい飲んで3000円前後で済んでたりしましたね。(滋賀だと4000~5000円ぐらいします。)
待機児童問題は地方都市だと実は切実です。僕は昔、近江八幡市と言うところに住んでいましたが、両親遠方、夫婦フルタイムでも入れませんでした。なので、認可外に一旦入れて2~3ヵ月してようやく空きができたというもの。
今住んでいる滋賀でも田舎のところでは待機児童ゼロで余裕で入れるので本当助かっています。
記事では移住者と二拠点生活者について
- 年収の変化
- 支出の変化
- どのようにして生計を立てているか
- 各地方ならではの魅力
について語られています。
10種類以上副業されている方や、古民家の良さを知ってもらうために民宿と飲食店を経営している方、不動産投資で生計を立てている方等。
書面間に、地方移住でのキーワードが紹介されています。IターンやJターン、空き家バンクなど。
昨今のコロナで対応可能性が見出されているテレワークで勤務先への勤務日数を週1程度に減らして収入はそのまま!といった強者の方もおられました。
皆さん、地方生活を数年かけてじっくり考え、試し住みしたりと地方でも十分やっていけそうか考え・試行した上で新しい生活を手に入れられていますね。
僕もふと思う時があります。この資産があれば、後は自給自足の仙人のような生活を送るのもいいなと。
地方移住に関する思わぬ出費の落とし穴についても紹介されています。格安家賃の代わりに修繕費用が必要な住居、子供の教育費や大学が近くに無い事で選択支が狭まる事、1人1台の車など..。都会暮らしに慣れた人には想定外の費用なので事前に下調べが必要ですね。
皆さん、楽しく充実した人生を送られているようです。
以上です。
興味がある方は2020年10月号のダイヤモンドZAiを手に取ってみては如何でしょうか?
投資家とランナーに幸あれ!
|
ダイヤモンドZAiに興味のある方は以下の記事もどうぞ
ダイヤモンドZAi 2020年11月号 全上場3781銘柄の理論株価特集!
ダイヤモンドZAi 2020年10月号 利回り7%超も! 最強日本株 早くリタイアしたい! 13人の生の声!
ダイヤモンドZAi 2020年9月号 10年連続株
ダイヤモンドZAi 2020年8月号 急落で勝てるワザ38 人気株500激辛診断
ダイヤモンドZAi 2020年7月号 コロナ逆襲の日本株特集!
コロナショックでお宝の高配当株、優待株が満載! ダイヤモンドZAi 2020年6月号
新型コロナでお買い得株続出!? ダイヤモンドZAi 2020年5月号
5万円株特集! ダイヤモンドZAi 2020年4月号
確定申告者必見! ダイヤモンドZAi2020年3月号 レビュー 【株マラ日記51.】
ダイヤモンドZai 2020年2月号【株マラ日記18.】