資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第166弾-②!(過去記事一覧はこちら)
首都圏で不動産賃貸、開発立ち上げを展開しているヒューリック(3003)です。
含み益3500億円を超える都心物件を沢山持っており、駅チカ物件ばかりでデッド化しづらい印象があります。
借入は社債と長期借入で賄っており負債は巨額ですが固定負債中心のため短期的な資金繰りは問題無しです。
ヒューリックの事業面での魅力は以下!
- 主力の不動産事業は首都圏、23区中心。徒歩5分圏内でオフィスビル中心
- 空室率低位で高収益物件が多い
- 首都圏不動産の含み益は3500億以上
- 負債レバレッジを上手く活かしている。(借入は長期借入と社債の固定負債中心でたちまちの資金繰りに問題はない)
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/3003-2
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- まとめ(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- まとめ(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- ヒューリック株式会社
- 1957年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:
“不動産の所有・賃貸・売買ならびに仲介業務”
会社概要 より抜粋
2.セグメント別分析
- セグメントは3つです。
- 不動産事業、保険事業、旅館事業になります。
- 収益の主力は完全に不動産事業なのでこれを中心に掘り下げて行きます。
- 不動産事業は主に賃貸事業と開発・販売事業になります。
- 東京駅チカ、オフィス物件に注力し、マンション分譲は非注力分野としています。
- 同社のビジネスモデルの特徴を紹介されています。
- 東京23区で駅チカ・オフィスビル中心なので空室率が低く、高収益、高含み益物件がある事が強みです。
- 日本の長期金利が低位固定化されているので借入は長期借入金や社債で賄っていると考えると収益物件の利益率>借入利率となっていれば資金調達面では問題が無い事になります。
- 保有不動産のメインはオフィス物件です。
- 都心5区や首都圏が大半、徒歩5分以内物件が80%近くあり、収益性の高い物件が大半であることが強みですね。
- 物件の含み益推移です。
- 含め機が3600億前後で推移してます。巨額ですね。
- ここは凄いですが、資産全体に占める含み益の割合によりますね。
- B/Sの項目を見てみると凄さが分かります。
- セグメント別分析です。
- 不動産事業でもってますね。
- ホテル旅館事業はコロナ影響でマイナスになっています。
21.12月期決算短信より抜粋
21.12期決算説明資料より抜粋
3.決算分析
- 21.12期決算短信を掘り下げます。
- 増収増益着地です。
- 連続増配継続で来期も増配予想ですね。
- 来期も営業増益予想です。
- 定性要因です。
- 不動産事業では、賃貸も開発・建替えもPPP事業についても順調に進み増収増益となっています。
- 保険事業は国内外の保険会社との契約が法人中心に営業により増収増益
- ホテル・旅館事業はコロナ影響に伴う、一時休業、稼働率低下で売上減少で減収赤字継続です。
- B/S資産の部です。
- 総資産2.2兆円。流動資産3289億円。固定資産1兆5274億円。
- 先ほど含み益が3500億あると言っていたので、これが固定資産並にあると凄かったのですが、こうしてみると好財務とは言えないですね。。
- 負債の部です。
- 流動負債1070億、固定負債1兆4619億、うち社債と長期借入で1.3兆円。
- 確かに長期借入と社債で賄っているのでたちまち資金繰りは大丈夫ですが、凄い借入金ですね…。リース系のその他金融業を見ているようです。
- P/Lです。
- 営業原価率がアップしていますが販管費の上昇があまり大きくないので営業増益となっています。増収で増益に持って行った形ですね。
- 受取配当金が25億。
- 支払い利息が102億とでかくなっています。こんなに借入が激しくて大丈夫なのだろうかと心配ですが、利益率>金利なのでしょう。
- コロナ影響の特別損失が32億出ています。
連結配当性向は40%になっています。
21.12月期決算短信より抜粋
21.12期決算説明資料より抜粋
4.魅力とリスク
ヒューリックの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 主力の不動産事業は首都圏、23区中心。徒歩5分圏内でオフィスビル中心
- 空室率低位で高収益物件が多い
- 首都圏不動産の含み益は3500億以上
- 負債レバレッジを上手く活かしている。(借入は長期借入と社債の固定負債中心でたちまちの資金繰りに問題はない)
リスク
- 長期借入増なので金利上昇時に注意
- 公募増資で資金調達している時もあるため、株式価値の低下に注意
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。
投資は自己責任でお願いします。
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