資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第143弾!(過去記事一覧はこちら)
カメラ等、専門商材を中心に中古・新品販売をネットや店舗で展開するシュッピン(3179)です。株主優待は100株保有で自社商品購入時に5000円割引券 or 売却時に5%上乗せ買取券が1枚もらえます。2年長期保有すると2枚になります。2枚前提での配当+優待利回りは7.6%になります。(前提:株価1133円、1株配当16円、株主優待2枚×3500円相当で計算) 株主優待はメルカリで3500円程度で取引されているのを参考。
業績は長期的に増収増益で安定して伸びているグロース株です。14年以降は営業利益率が5%以上になり、高利益率体質になってきています。(事業形態から付加価値の付きづらい事業であるため、この利益率は素晴らしいと思います。)
財務内容も年々良化しており、財務構成も良しです。(流動資産>>総負債)
7期連続増配を実現しており、今期はコロナ影響もあってか減配予想でしたが通期上方修正が出て、配当維持予想になりました!コロナ後の成長路線へ戻る事も期待できそうです。
シュッピンの魅力は以下!
- 配当+優待利回り7.6%
- 株主優待は100株保有で自社商品購入時の5000円割引券 or 売却時に5%上乗せ買取券
- 長期的に増収増益のグロース株
- 7期連続増配の実績。コロナ禍でも配当据え置き!
- 営業利益率5%以上で事業形態を考えると高利益率体質になってきている
- 財務も長期的に強化され、増配・優待維持が期待できる(資産株としての素質十分)
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(小売業)
2.各種指標(配当+優待利回り7.6%)
株主優待(100株保有で5000円割引券 or 5%買取上乗せ×2枚)、5年株価チャート
3.財務分析
4.業績
5.配当金・自社株買い
6.魅力とリスク
1.事業概要(小売業)
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
会社概要
- シュッピン株式会社
- 2005年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容:
”インターネットを利用して「価値ある新品と中古品」を安心、安全に取引できるマーケットを創造し社会貢献すること”
事業店舗として、カメラ専門・腕時計専門・レディース腕時計専門・筆記具専門・ロードバイク専門店を展開されています。
会長さんの挨拶が心に残ります。「リユースというよりリバリューです」価値あるものを扱う考え方が伝わってきますね。
セグメント分析
- 4事業に特化して専門のインターネット通販売上と実店舗販売を展開しています。
- 事業比率は圧倒的にカメラ。次いで腕時計と続きます。
- 価値の下がりにくい商材を扱われています。
- EC店舗と実店舗売上推移です
- どちらも長期的に伸びていますね。
- 特に上場以降はEC店舗の売上が大きく13年以降は売上の中心となっています。
まだまだ伸びそうな勢いですね。
広告宣伝費をかけずとも自然流入が期待できるビジネスモデルだそうです。これは魅力的ですね。
シュッピン早わかり より抜粋
決算分析
- 2021年3月期第三四半期決算短信を掘り下げます。
- 前年同期比大幅減益ですが黒字です。
- 配当予想は11円となっていますが、先日上方修正を出して16円予想になりました。
- 通期予想はここから売上高は339億円、営業利益は16億円になっています。
- 16円配当維持なので来期以降に期待できますね。
- コロナ影響は巣籠需要を取り込んでEC関連は好影響だったようです。
- 他方、コロナによるインバウンド需要の減少や商品供給や入国制限の影響を受けて減収。
- 費用面は設備投資に伴い、販管費が増加した事も減益要因だそうです。攻めの投資ですね。
- 第三四半期以降は前年同期比で増収増益に転じていると良い材料もあります。
- 売上の大きいカメラと時計セグメントです。
- EC売上が共に好調な一方、店舗売上がコロナで減少した事によって売上減少、セグメント利益減となっています。販管費増も効いています。
- B/Sです。
- 流動資産の商品過多ですね。資金繰りがちょっと厳しそうです。
- そのためか、短期借入が大幅に増えています。
- しかし、足元の業績が回復しているのでこの商品も吐ける、借入は先行投資のためにも行ていると考えれば業績動向が現状維持できれば問題ないと見ます。
- P/Lです。
- 売上原価比率が81%と減収ながら前年同期比より若干良化していますね。ECカレント好調なのが効いているのかと思います。
- 販売費一般管理販売費は定性要因で説明があったように増えています。先行投資も含まれているのでしょう。
減収減益基調ながら頑張っています。16円配に戻すなど力強さを感じますね。
2.各種指標
(配当+優待利回り7.6%)
株主優待(100株2年保有で5000円割引券 or 5%買取上乗せ)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- グロース株なのでPER、PBRは割高です。
- 注目したいのは総合利回りです。優待が素晴らしいので利回り高めです。
- 優待は額面通りに使うと総合利回り10%台に入ってきます。表記はメルカリで1枚3500円程度で取引されているため、この金額で出しています。
株主優待(100株2年保有で5000円割引券 or 5%上乗せ買取)
シュッピンの株主優待は5000円の自社商品割引券 or 5%の買取上乗せ券がもらえます。(100株保有時)
株主優待をもらうには
- 3月末日
に100株以上保有している必要があります。
2年以上長期保有する事で2枚貰う事が出来ます。
300株で2枚
1000株で3枚
10000株で5枚
もらう事が出来ます。
300株ぐらいまでは攻め込んでもいいかもしれないですね。
株主優待より抜粋
5年株価チャート
- コロナ前までは750円→1300円ぐらいまで上がっていました。
- ここからコロナショックで500~600円まで下落。そこから株価は持ち直して今の位置になっています。
値上がり期待株では攻められない水準ですね。資産株なのでいける水準です。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り7.6%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 株主資本、利益剰余金と順調に増えてきています。
- 有利子負債が増加していますが、これは先行投資によるものかもしれないですね。
資産株としては問題ない財務内容です。
- この流動資産(赤枠)の大半は商品であると考えると財務は鉄板ではありません。
- 業績が急激に悪化した時は注意が必要ですね。
配当+優待利回り7.6%は業績好調が維持できれば問題ないと見ます。急激に赤字になると危険に見えます。
4.業績
配当+優待利回り7.6%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 業績は好調です。
- 長期的に伸びており増収増益です。
- 加えて、18年以降は営業利益率5%台も出ており、筋が良くなってきています。
- 売上原価率は80%程度で推移
- 販管費が抑制出来てきているのが増益要因のようです。
配当+優待利回り7.6%は長期的には問題ないでしょう。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 7期連続増配でした。
- 配当性向は30%程度なので無理はないですね。現金預金が薄いので配当性向はこの水準を維持しておいた方が良いと見ます。
- 1株益も順調に伸びていますね。素晴らしいグロース株です。
配当+優待利回り7.6%は維持できると見ます。
6.魅力とリスク
シュッピンの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り7.6%
- 株主優待は100株保有で自社商品購入時の5000円割引券 or 売却時に5%上乗せ買取券
- 長期的に増収増益のグロース株
- 8期連続増配の実績。コロナ禍でも配当据え置き!
- 営業利益率5%以上で事業形態を考えると高利益率体質になってきている
- 財務も長期的に強化され、増配・優待維持が期待できる(資産株としての素質十分)
リスク
- 考えにくいが短期的に取引が年間でゼロになるような事態になると借入が多いので危うい(信用失墜やスキャンダル等)
- カメラ、腕時計に偏っているので今後の事業拡大には他商品を取り込む必要がある。(種まき事業が実るかは?)
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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- 100株投資も出来るので、株主優待銘柄の購入にも向いています
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