資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第162弾-②!(過去記事一覧はこちら)
リアルもオンラインもイベントの企画提案企業、TOW(4767)です。この2022年第二四半期決算は上方修正を叩き出しました。
リアルイベントの件数が少ない一方、オンラインイベント件数をこなし、かつ自社業務範囲を拡大して高収益体質へ変化。販管費管理体制も見直し、営業利益率が10%以上に高まりました。売上原価が10%以上低減しています。
総資産の9割近くが現金預金・手形・売掛金・投資有価証券とキャッシュリッチな会社です。このため、22年度の配当方針は決算発表時の配当利回り4.5%に当たる方針を出すというユニークなものになりました。
平時でも連結配当性向50%と還元姿勢は豊富な会社です。
TOWの事業、直近業績面での魅力は以下!
- 体験型コンテンツの企画提案企業であるが、時代に応じてオンラインイベントの比率・拡大を強めている
- オンラインイベントは内製化できる部分が大きいためリアルイベントと比較して売上原価率を大きく低減できる。今後、オンラインイベントを拡大させていく方針
- 22年第二四半期は上方修正。内製化率のUPと販管費管理体制を見直し、営業利益率10%越えに!
- 22年配当方針は決算発表時の配当利回りが4.5%になる事を下限としたユニークなもの(予想に対しては配当性向100%越え)。平時の配当方針は連結配当性向50%
- 総資産140億のうち、現金預金・受取手形・売掛金・投資有価証券で120億もあり、資産構成は超優秀。総負債37億を3回は完済できる超絶好財務体制(だから、配当性向100%越えも可能)
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/assets-stock/4767-1
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- まとめ(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- まとめ(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- 株式会社テー・オー・ダブリュー
- 1976年設立
- 東京証券取引所第一部上場
会社概要 より抜粋
2.事業概要
- 同社は体験型の広告企画サービスを事業展開されています。
- 体験は時代を経ても発生するものですが、時代に対応して新しい体験を常に求めて企画提案されています。
- 提供されているものはリアルイベント以外に、デジタルコンテンツやSNSなどへのプラットフォーム運用も手掛けています。
- 新しいですが地味な事の積み上げをされているイメージです。(企画されたサービスを見ている限り)
- オンラインイベント、SNSプロモーション、プラットフォーム販促、プロモーションイベント、展示会などでの企画展開されています。
ABOUT ASより抜粋
3.決算分析
- 22年6月期第二四半期決算短信を掘り下げます。
- 前年同期比減収ですが大幅増益です。
- 上方修正を発表していますね。リアルとオンラインのイベントのプロモーション増加や東京オリンピック案件等により予想に対して増収。利益面では制作業務の内製化や販管費の厳格管理を実行とのこと。
- 営業利益率10%越えは相当内容が良くなっていますね。素晴らしい。
- 配当は修正なしです。
- 定性要因です。
- 上方修正要因として挙げたコメント以外に、官公庁団体向けの大型案件がなかったため売上減少となったそうです。他方、この案件は低収益案件だったのですね。
- B/S資産の部です。
- 流動資産123億のうち、現金預金75億、手形・売掛金で33億と9割を占めます。凄い!昨年減益でも大幅減配せずに済んだ証拠ですね。
- 固定資産が少ないので減損損失の心配が低いのも◎
- 更に投資有価証券が12億もありますね。現金化しやすい資産は流動資産の部分と併せて120億もあるのですか….。
- 鉄壁の財務です。
- 負債、資本の部えす。
- 総負債は37億。現金預金と手形・売掛金で3回ぐらい返せますね。
- P./Lです。
- 売上原価率が飛躍的に改善していますね!これが内製化や官公庁向け以外の案件受注の効果なんですね。
- 営業外で受取配当金が2145万あり、倍になっています。投資有価証券部分ですね。
- 続いて昨年の21年6月期決算説明資料です。
- 減収減益でしたが、オンラインシフトの加速としてデジタル領域への企画提案関係の比率を増やしてきており、その伸び率が目覚ましいものがあります。これがあったので黒字を維持出来たのでしょうね。
- オンラインイベントは内製化できる範囲が多くリアルイベントより収益性が高い事が利点。一方、単価は低いようです。
- 今年の配当方針で面白い記事を見つけました。
- 基本は連結配当性向は50%上限とされていますが、この22年度の配当は決算発表日に配当利回り4.5%になる配当金で設定したそうです。
- 現在の通期予想では配当性向100%越えなので株主還元姿勢を感じますね。
- 好財務で配当原資が手元にあるから出来る技でしょう。流石!!
22年6月期第二四半期決算短信より抜粋
21年6月期決算説明資料より抜粋
4.魅力とリスク
TOWの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 体験型コンテンツの企画提案企業であるが、時代に応じてオンラインイベントの比率・拡大を強めている
- オンラインイベントは内製化できる部分が大きいためリアルイベントと比較して売上原価率を大きく低減できる。今後、オンラインイベントを拡大させていく方針
- 22年第二四半期は上方修正。内製化率のUPと販管費管理体制を見直し、営業利益率10%越えに!
- 22年配当方針は決算発表時の配当利回りが4.5%になる事を下限としたユニークなもの(予想に対しては配当性向100%越え)。平時の配当方針は連結配当性向50%
- 総資産140億のうち、現金預金・受取手形・売掛金・投資有価証券で120億もあり、資産構成は超優秀。総負債37億を3回は完済できる超絶好財務体制(だから、配当性向100%越えも可能)
リスク
- コロナ長期化に伴うリアルイベントの低調が続く
- オンラインイベントは競合他社が今までと異なる事が予想され、他社との差異化要素は未知数(オンラインイベントの報酬単価引き下げに繋がらないか?)
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
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