資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第145弾!(過去記事一覧はこちら)
外食やホテルで使われる大型厨房機器の製造企業であるフジマック(5965)です。株主優待は100株1年長期保有でQUOカード2000円がもらえます。配当+優待利回りは5.2%です。(株価:764円、20円配当、優待2000円前提)
業績はコロナ影響を受けており、低迷中ですがギリギリ赤字ではなく踏ん張っています。来期予想はコロナ影響を受けつつも増収増益で底打ち感があります。
リーマンショックの時も赤字で、この時は8円→4円へ減配発表していましたが今回は20円配当堅持。来期も20円配当予想を出してあっぱれな会社です。長期的には黒字で財務が強化されてきたので累進配当が可能になったと見ます。
600円台後半で家族口座含めて保有していますが、一時的に減配になっても優待維持でいずれは20円配に戻ってくる…と予想して買い付けたため嬉しい誤算でした。優待と配当が続く限り保有継続です。
フジマックの魅力は以下!
- 配当+優待利回り5.2%
- 株主優待は100株1年保有でQUOカード2000円(1年未満は1000円)
- リーマンショック時は減配したが、コロナショックは20円累進配当!来期予想も20円配当と男前!
- リーマンショック以降は安定黒字で株主資本、利益剰余金、現金預金が強化されてきており自己資本比率もUPしている。
- 流動資産>>>総負債の構図も拡大しており財務が明らかに強化されており資産株としての魅力UP(配当と優待継続力が増している。→これがリーマンショックの時と違い、累進配当に繋がっていると見ます)
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(金属製品)
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
会社概要
- 株式会社フジマック
- 1950年設立
- 東京証券取引所第二部上場
- 事業内容:
フードビジネスのトータルサポート
→外食産業を中心に厨房機器・環境の提案、開発、製造、施工、サポートサービスまでのトータルサポートを実施。ソリューションビジネスも手掛ける
事業概要
- 外食、宿泊施設、レジャー施設、給食センター等の厨房機器・設計・レイアウトについてのトータルサポート事業を展開されています。
- 提案、開発、製造、施工、導入後のサポートの一貫体制です。
- 納入実績です。
- イメージしやすいレストランの厨房に加えて、ファストフード店、コンビニ、官庁・公共機関やホテル、レストラン…..多岐に渡ります。
- 主力商品は、調理器具。バリオシリーズは1台で大抵の料理が出来るのが良いですね。場所も取らずにコンパクトで動線も短縮できる生産性の高い設計になっているように思います。
- コンビオーブンシリーズも良いですね。1台であらゆる要求仕様を満たしそうです。
決算分析
- 2020年12月期の決算は9カ月決算です。
- 前年同期比が比較できませんが黒字です。
- 来期予想はコロナ影響が継続する事もあって減益基調は変わらずの予想。
- その中で20円配当を継続するのは素晴らしいです。財務が良好だからでしょう。
- 定性要因です。
- 外食、ホテル、レジャー等が全滅。Go to で一時持ち直すも感染再拡大で厳しい状況です。
- B/S資産の部です。
- 流動資産が激減していますが取引が減ったからでしょう。受取手形、売掛金が半減しています。
- 固定資産の建物・構築物が代わりに増えています。更新投資案件でしょうか。
- 投資有価証券も増えていますね。経常利益が営業利益に対して大きいので受取配当金等の営業外が常時発生している構図でしょうか。
- 負債の部です。
- 取引が減っているので売掛金が激減している分、買掛金も激減していますね。
- 流動資産>>総負債の構図なので資金繰りは問題なしかと思います。20円配当を継続できるのはここが大きいかと見ます。
- 製造業で売上高原価率が67%というのは良いですね。値崩れが起きず良い取引が出来ているのかと思います。ここは、提案・設計・施工・アフターサービスまでトータルで行えているので利幅が大きいのかと思います。(全て1社で請け負うので)
- 受取配当金が3000万前後、賃貸料が3000万程度。これは今回のコロナのような時に経営を支えてくれます。(オンリーみたいですね。)
2020年12月決算短信より抜粋
2.各種指標
(配当+優待利回り5.2%)
株主優待(1001年保有でQUOカード2000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 現在でこそ配当性向100%越えですが、過去3年の利益状態から見ると配当性向は20%と低めでした。業績に応じて無理ない配当を続けており、コロナ禍のような減益基調でも安定配当を継続できるのかと思います。(財務良好でしたし。)
- 配当と優待のバランスはよく100株保有するには手頃な値段でもあります。
株主優待(100株1年保有でQUOカード2000円)
フジマックの株主優待は1年長期保有でQUOカード2000円がもらえます。(100株保有時)
株主優待をもらうには
- 12月末日
に100株以上保有している必要があります。
1年未満は1000円
1年以上で2000円がもらえます。
5年株価チャート
- 17年までは400円台でした。
- ここから1400円まで上がり切った後、右肩下がりでコロナ前は900円台に復帰するも….
- コロナで600円前後まで下落。若干戻して760円台になっています。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り5.2%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 長期的には黒字で財務体質を強化してきているので、株主資本・利益剰余金・現金預金共に増えています。
- 自己資本も増強しています。
- 資産構成を見てみても、流動資産=総負債の構図であった10年前から
- 現在は流動資産>>総負債の状態になっており財務強化が進んでいる事が分かります。
- これなら、20円配当を続けられる事も納得ですね。
配当+優待利回り5.2%はコロナ後業績が一定回復すれば問題ないと見ます。
4.業績
配当+優待利回り5.2%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- リーマンショック時は営業赤字に転落しました。ここでは減配しています。
- 以降黒字転換、営業利益10億円台、20億円台を出したところでコロナショック。黒字は何とか維持できている状態です。
- 営業利益率は平常時は5%前後ですね。
- 売上原価率が70%を切っているのは素晴らしいです。
- 他方、提案型と開発もあってか販管費比率が高いですね。(これが並の製造業並ならば、営業利益率10%、15%も狙えるだろうに。)
配当+優待利回り5.2%は長期的には問題ないと見ます。(コロナ後23年には回復するならば。)
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- リーマンショック時に8円→4円へ減配後から徐々に増配してきて20円配が続いています。
- 配当性向ここ数年は8~20%台と低めでした。
- 来期予想では配当性向100%越えなので、もう一段の業績回復が必要です。
6.魅力とリスク
フジマックの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り5.2%
- 株主優待は100株1年保有でQUOカード2000円(1年未満は1000円)
- リーマンショック時は減配したが、コロナショックは20円累進配当!来期予想も20円配当と男前!
- リーマンショック以降は安定黒字で株主資本、利益剰余金、現金預金が強化されてきており自己資本比率もUPしている。
- 流動資産>>>総負債の構図も拡大しており財務が明らかに強化されており資産株としての魅力UP(配当と優待継続力が増している。→これがリーマンショックの時と違い、累進配当に繋がっていると見ます)
リスク
- コロナの長期化に伴う財務悪化→減配
- コロナ後の外食、ホテル産業の厨房環境の変化に伴う受注未回復
- 金券優待は事業とは関係が無いので廃止、改悪の恐れはある
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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