8期連続増収増益で26円の高配当継続!100株保有で1500円相当のカタログギフトの大盤振る舞いを継続してきた東京個別指導学院(4745)。
第一四半期はコロナ影響で急激な減収赤字。同業の明光ネットワークジャパンが株主優待金額半額へ改悪等厳しい予想をする中、ここも心配ではありました。ですが…
- 中間決算は前期比減収赤字も前第一四半期比大幅な回復!(売上3倍!)
- 中間決算赤字、通期減収大幅減益予想も、26円高配当維持!株主優待維持!の男前対応!
- 2030年長期VISIONと共に新中期計画策定。20年業績を超える増収増益の強気予想を打ち出す!
等、非常に男前な対応で未来に希望の持てる構想を打ち出してくれました。ホスピタリティを大事にする精神は株主にも伝わってくる内容です。激熱!!!!
10/9日に発表された以下内容を掘り下げていきます。
- 2021年配当予想
- 2021年2月期半期決算説明資料と決算短信
- VISION2030達成のための新中期経営計画
なお、資産株として永久保存銘柄と思っている素晴らしい東京個別指導学院に関する資産株記事も書いていますので良かったら閲覧どうぞ。
7年で増配額4.3倍! 7年連続増収増益!株主優待 カタログギフト 配当+優待利回り5%超え! 4745 東京個別指導学院 【資産株お勧め.17】
1.2021年配当予想
- 第二四半期決算は前期比大幅赤字。通期は黒字予想ですが大幅減益。
- 普通に考えると減配は致し方ないと思いますが、なんと配当据え置きの男前な実質累進配当を貫いてくれました!
- 中間13円配当、通期13円配当です。株価が10/9日現在562円なので配当利回りは4.6%ですね。高配当です!
配当性向は50%以上の高還元をコミット!
- これはIRページの株主還元方針の抜粋です。
- ここに株主還元方針として配当性向50%以上を維持すると宣言されています。
- 過去17年からの配当性向推移がありますがいずれも50%以上。有言実行です。むしろ、配当性向が高すぎるので減配しても良いのですがやりません。
- その理由は、鉄壁の好財務があるからだと思います。流動資産のトップが圧倒的に現金預金で配当支払い能力は十分です。
- ですが、同様財務の明光ネットワークジャパンがあっさり連続増配を取り下げて減配していたりするので、好財務=配当維持や増配に繫がるわけではありません。好財務は高配当や増配を無理なく行うのに適していますが、それを行うか行わないかは企業の株主に対する還元姿勢次第です。
- 東京個別指導学院は既存株主に対する還元姿勢は手厚く、大変、男前であるという事です!心配するな。ガチでホールドしとけば悪い思いはさせない。そういう姿勢が伝わってきます。
- 配当性向50%以上を方針に掲げているという事は長期の企業業績に自信がある事の現れです。(中長期の業績予想が不安なら50%以上も普通出せない。)
株主優待も魅力的!(1500円相当のカタログギフト)
- 株主優待も魅力的です。
- 2月末日に100株以上保有していると上記カタログの中から1点選択できる株主優待がもらえます。
- 図書カード1500円分が魅力的なので僕はこれを前回もらっています。
2021年2月期配当に関するお知らせ 株主優待・還元方針 より抜粋
2.2021年2月半期決算説明資料と決算短信
- 上期業績は前期比減収赤字。
- 講師陣の人数が減っていない(むしろ増えているので)その人件費等の固定費負担が乗って(販売費や一般管理販売費)赤字。
- 第一四半期の売上が20億円台だったのでしかたなしですね。
- 在籍生徒数は前期比10%減。
- ですが、僕が注目するのは前期までの推移です。
- 高校生、中学生、小学生全ての領域で生徒数は年々増加傾向。
- コロナに備えて対面以外にAI用いたwebの事業も備えているので、コロナ後はこの傾向は戻ると見ます。この少子高齢化の昨今で伸び続けているというのはそれだけ事業内容が魅力的と言う事に尽きます。
- 6月1よりオンラインの個別指導を開始。
- 対面授業と同じ1対2までの個別指導。これが売りですね。
- 対面事業との併用も可能なのが良いですね。コロナ後は速やかに対面に戻れる体制も万端です。
- 第一四半期の入会者数の減少がキツイですね。緊急事態宣言を受けて止まっていた影響です。
- ですが、第二四半期では急激に回復して前期比-4.2%になっています。急回復ですね。
- 8月や6月は前年同期比100%超えです。
- 在籍生徒数が10%減と厳しい状況ですが、なんと講師数は増やしています。
- オンライン対応の関係もあるでしょうが、これはまだまだ同社の事業が伸びる事を表していると見ます。普通、このような厳しい状況下では経費削減に走るのですがそれをしないので強気の姿勢を崩していないと見ます。
- 下期は緊急事態宣言や一斉休校を見込まない前提で黒字化を目指すとあります。
- 2Qの回復度合いが3Q、4Qでも続けば達成できるでしょう。
- 達成できれば、来期以降は20年度の好業績に復帰します。これが見えるので配当維持、優待維持の予想なのでしょう。納得です。
- 決算短信のB/Sの抜粋です。
- 前年同期に対して現金預金が大きく減っています。(84億→52億)
- 売掛金が10億増えているのでこれを足しても62億。22億の減少です。
- ですが、52億でも総負債31億を十分賄えるので運転資金はまわるでしょう。第二四半期は前年並みになっているので問題なしです。
2021第二四半期決算説明資料 2021年上期中間決算短信 より抜粋
3.VISION2030達成のための新中期経営計画
- 最後に新中期経営計画(2023まで)です。
- VISION2030として共創する未来~ホスピタリティ経営で教育を「共育」へとあります。
- ターゲットのKPIは講師数2万(現状の2倍)、在籍生徒数6万(現状の2倍!)、売上高400億円以上(現状の2倍!)と2倍に引き上げる成長計画です。
- VISION2030達成にあたり、手始めに今後の中期計画として24年度までに売上高25.7億円、営業利益31億円、営業利益率12.1%を目指すという強気の姿勢です。
- この24年の業績は20年度のそれまで8期連続増収増益を遂げてきた業績を上回るものです。
- 23年、24年の営業利益の伸びが良いですね。この利益率を維持したままVISION2030をもし達成すれば営業利益は48.4億円になります。これは、20年の好業績時の1.67倍になり、1株益も同様に伸びると仮定すれば、58.4円になります。配当性向下限の50%としてみても29.2円で増配しますね。
コロナで今期業績がボロボロになっている中で次の3期計画では前年に叩き出した8期連続増収増益の値を上回る強気予想です。
今日(10/12)にこの内容の詳細がPRされるという事なので注意深く見守りたいと思います。
いずれにせよ、現在ホールド中の家族口座含めた300株は今後もロングホールド確定です!
中期経営計画 より抜粋
以上です。