ネオモバ高配当分析第5弾!
損保系首位級で上場後10年非減配!7年連続増配中のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)です。配当利回りは5.2%です。(150円配当、株価2903.5円前提)
傘下に三井住友海上、あいおいニッセイ等を持っており、保険でお世話になっているかたも多いのではないでしょうか?
リーマンショック前後の業績が不安定で赤字もありましたが2014年以降は経常利益が安定。以降、2000~3000億の利益を毎年積みあげてきています。
有利子負債も増えていますが、それ以上に現金等の伸びが良いため財務内容も良化してきているのかと思います。配当性向は50%前後で推移しており、この利回りはコロナショック後でも続くとみています。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスがネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 上場後11年非減配
- 7年連続増配!(配当金54円→150円へ約3倍へ増配!)
- 配当利回り5.2%
- 配当性向50%、財務内容良化で今後も安定した収益を稼ぎ出して配当継続の見込がある事
- グループ修正利益の40~60%の範囲で自社株買いと配当実施をコミット!
- DOE2~3%の配当をコミット!
- 利益頭の国内損害保険事業は営業利益率7~11%で安定収益源!
- 利益頭の国内損害保険事業は業界首位!
- ここ12年で100億を超える自社株買いを7回も実施!特に2020年は520億の超巨額自社株買いぶちこみ!
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(その他金融業)
会社概要です。
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
- 2008年設立
- 東京証券取引所第一部上場
損害保険、生命保険、その他保険を子会社で持つ純粋持ち株会社です。「立ち止まらない保険」が企業のキャッチフレーズだそうです。
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 国内損害保険でシェア1位!
- 世界9位!
- ASEAN損保市場シェア1位!
- 地位は申し分ないですね。主力の国内損害保険の利益はどうでしょう?
- 4期分のセグメント別損益状況を調べました。
- 国内シェア1位の損害保険事業で特に三井住友海上の利益が突出しており、ここが4期絶えず高利益を維持しています。大体営業利益率は11%~7%で稼ぎ頭です。
主力事業の収益は安定しているといえるでしょう。シェアトップも魅力的です!
株主還元についてコミットはあるか?
- グループ修正利益の40~60%を目途に配当と自社株買いを行うとあります。
- なので、固定資産の減損等があると目減りしますね。何もなければ、当期純利益の40~60%とみて良いかと理解しました。
- 配当はDOE2~3%とあります。今の1株純資産は4658円。この2%は93円。3%は139円。今期の150円というのはコミット以上の姿勢です。
コミットはあるし、コミット以上の配当を出しているので株主還元姿勢の信頼度は高いと見ます。自社株買いも実施しているので、たとえ今の利益水準が横ばいになるとしても自社株買いでいずれ増配になります。(自社株買い→焼却で株数減少→同じ利益でも1株の価値アップ→同じDOEでも配当が増える。)
2020経営戦略 より抜粋
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 150円配当予想なので3000円以下であれば配当利回りは5%です。
- 上場後非減配で、増配もしてきている株でこの利回りは超魅力的です。
- 1株3000円程度と高いですが、ネオモバでコツコツ買う事は出来る値段です。毎月1回は外食を節約すれば捻出できるぐらいですね。
- 指標は保険業は元々割安指標であるため、フェアバリューに思います。
株主優待(なし)
MS&ADインシュアランスグループホールディングスには株主優待はありません。
5年株価チャート
- なんと、コロナショックは5年来安値ではありません。
- 2016年に2400円台前半水準を付けておりここが5年来安値です。
- 高値は17年の4000円程度です。
- 150円配当が継続するとみれば、3000円以下であれば毎月買うように定期買付設定をしたいところです。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 絶えず黒字で長期的には伸びているため、株主資本・利益剰余金・現金等が伸びていて良いですね。
- 有利子負債も伸びていますが、09年1649億円→2020年8090億円に対して、現金等が3640億円→2兆1986億円の伸びなので財務状態としては良化していると見ます。
- 資産の6割ほどが有価証券でした。現金化しやすい資産なので堅いですね。上場会社の有価証券ばかりだと株価下落が怖いですがインデックスファンドのように世界株式へ分散投資している堅いところを選んでいると思います。(これが所謂、機関投資家かな?)
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 09年と12年に切ない赤字を計上していますが、ここ12年の利益は大きく黒字。
- 特に13年以降は1500億円以上の経常利益を安定して叩き出しています。
- コロナの影響もあって前年は利益が半減になりましたが復活するでしょうね。
利益率
- 営業利益率は利益が安定しだした13年以降は5%以上。17~19年は8~9%もありますね。
- 高収益体質ですね。2020年、21年はコロナ影響があるので実力値と見ないのが適切かと思います。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- 非減配年数は10年以上。上場後非減配であるのが良いですね。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 2014年から増配基調に入り、20年までの7年間連続増配中です。(54→150円へ7年で約3倍へ増配!)
- 配当性向は黒字安定しだした13年以降に25~50%程度で推移しています。無理はしてないですね。
- 魅力的なのが自社株買いです。経営戦略のコミット通りですね。ここ12年で100億超えの自社株買いを7回もやっています。2020年520億って…..会社はいまの株価に満足していないようです。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(◎):主力の損害保険事業は国内首位な上に利益柱!
- ②戦闘力(〇):100億を超える自社株買い7回実績!
- ③割安性(△):保険業では特段割安には見えない
- ④総合評価(〇):コロナ禍でも150円配当予想を出したので3000円以下配当利回り5%以上は長期化!
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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