ネオモバ高配当株分析第20弾!
パチンコ遊戯機器の開発販売を手掛けている藤商事(6257)です。配当利回りは5.9%です。(株価853円、50円配当前提)
連続増配や非減配銘柄ではないのですが、ここ10年40~50円ほどで配当の変動幅はマイルドです。ですが、業績の乱高下はありスパイスな銘柄として位置付けておくのが良いかと思います。
藤商事がネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 配当利回り5.9%
- 業績の乱高下が激しいが利益を出す時は営業利益率10~15%と稼ぐ力はある
- 自己資本比率85%で好財務。流動資産豊富
- 株価は500円台後半と手頃
- 記念配を除けば07年上場後から実質14年非減配!
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(機械)
会社概要です。
- 株式会社藤商事
- 1966年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容
“遊技機(パチンコ・パチスロ機)の開発・製造・販売
デジタルコンテンツの企画・開発・販売・配信”
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 市場環境は悪いですね。
- パチンコ・パチスロは衰退産業化しており徐々に参加人口やホールの台数も減っています。
- 業界に導入されるパチンコ、パチスロ遊技機の台数も減っています。
- 同社はこの2大機器の販売が主な収益源なので厳しい環境です。
- 2021年度は第三四半期まででパチンコ機の台数は伸びているものの、パチスロ機がゼロ。
- 減収赤字予想となっています。しかし、この赤字でよく50円配当を出すなと思うのですが、それまでの利益・現金の蓄積があるからやれるんですね。(その代わり、利益が出ているときも大幅増配は無い模様)
株主還元についてコミットはあるか?
- ビジネスリポートより抜粋。
- 継続した配当を基本方針とされています。
- コロナで相当な赤字を出したにも関わらず、累進配当で50円配を継続している姿から男前ではありますね。
ここは安心感があります。
ビジネスリポートより抜粋
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 2020年はコロナ影響と業界不況のダブルパンチで大きな赤字。そのため過去3年間の1株利益も赤字の状況。PERはマイナスで算出不可です。
- こうした状況もあって配当利回りは5.9%と高めです。払えるのか?という疑問が出てきますがここの流動資産は豊富なので支払い能力は十分にあるでしょう。PBR0.53倍は割安に思います。
株主優待(なし)
藤商事には株主優待はありません。
5年株価チャート
- コロナ前は1000円台をキープしていましたが、コロナショックで一時600円台まで下落。
- ここから浮上し、857円の位置です。
- 株価の位置としては配当権利取りを狙った短期的な上昇基調になっているか?と見ます。
- ですが、今期は赤字縮小、来期も赤字縮小か黒字が見えてくる業績を出してくる事を考えると悪くない位置です。配当も50円出すのでは?と見ています。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 有利子負債ゼロの完全無借金経営ですね。
- 自己資本比率は85%と好財務。
- 赤字でありながら高配当を出しているので利益剰余金、株主資本共に減少しています。
- 資産構成です。
- 流動資産>>>>総負債の超好財務の構図。
- パチンコ業界の株はSANKYOと良い、好財務のキャッシュリッチ株が多いですね。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 業績は乱高下が激しいです。
- 稼ぐときは凄いです。09年など営業利益81億、15年も79億と営業利益率15%に迫ります。
- 対して急激な減益や赤字の年もあります。
- ですが長期的に見ると営業利益増益方向なので、これが好財務に繋がっているのかと見ます。
- ここ2年間は赤字であるためこれが継続するのでは….という不安が残りますね。
赤字縮小、黒字化の兆しを確かめながら少しずつ仕込むのが良いのかと思います。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
実質14年、上場後非減配!
- 配当チェッカーによると2005年に無配になっていますが、ここが上場したのは2007年からです。そう考えると減配は2018年の60円→50円の回だけ。
- 更にこの17年配当の内訳を見ると10円は記念配になっています。と言う事は普通配前提では実は上場後非減配です!
- 07年~20年まで実質14年非減配でした!これは好感です!
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 11年、17年、20年と赤字ですが減配せず頑張っています。累進配当ですね。
- それは好調期に増配せずに50円や45円配当を継続しているから出来る事なんですね。
- 「継続した配当の基本方針」を実践しており好感が持てます。
- 更に、18年19年と22億もの自社株買いをぶち込んでいます。これは良いですね。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(〇):赤字でありつつも上場後、14年非減配!
- ②戦闘力(×):斜陽産業であり赤字
- ③割安性(△):資産バリューですがコロナ最安値から上昇
- ④総合評価(〇):非減配の魅力でPFの一角にはおきたい
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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