ネオモバ高配当株分析第18弾!
トラックや建設機械向けの鋳造部品や建設現場の足場周りの製品等を製造販売しているシンニッタン(6319)です。今年大赤字予想も配当性向40%、下限配当10円を5年続ける姿勢は崩さずにいます。配当利回りは4.5%(前提:株価220円、1株10円配当)です。
自社株買いは「コーンウォール・キャピタル・マネジメント・エルピー」というファンドからの買い上げで22%も買っています。が、現在の倍ぐらいの株価で買っているので….上手くやるなぁと思います。
シンニッタンがネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 1株220円と手軽に少額投資するのに向いている
- コロナショックで赤字だが来期回復傾向
- 5年間、配当性向40%、下限配当10円を明言!
- 配当利回り4.5%
- 立会外買い付けで今期発行済み株式数22%もの自社株買いを実施(今後の配当コスト大幅減が見込める)
- 5年来安値水準
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(鉄鋼業)
会社概要です。
- 会社概要
- 株式会社シンニッタン
- 昭和23年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容
”鋳造品製造販売、仮設機材製造販売・リース、物流容器製造販売””
自動車、建設機械向けに製造販売しています。
市場は日本とタイ向けです。
企業情報より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 2021年第二四半期決算説明資料を元にセグメント別分析をします。
- 事業は大きく4つから成ります。
- 主力は鋳造事業。営業利益率3%しかないですが(19年度)主力です。
- 次いで建設、物流事業、不動産事業と続きます。
- 建設事業は工事現場の足場等も設計されており、ダイサンを思い出しますね。
- 不動産事業の利益率が高く安定収入源になっています。
- 上期はコロナ影響で主力事業が赤字に転落していますね。
- コロナ前は黒字の安定事業でした。
- 続いて主力鋳造事業の市場、用途別のセグメント売上高です。
- 国内6割、タイ4割といったところですね。タイバーツレートが影響します。
- 用途別では、自動車向け7割、建設機械産業向けが3割ですね。
コロナ影響で今期は赤字ですが、コロナ後は主力事業がまた
黒字化するのではと見ます。コロナ禍であっても建設事業が黒字なのは良いですね。
コロナ後は安定事業に復帰すると見ます。
2020年上期決算説明補足資料より抜粋
株主還元についてコミットはあるか?
- 配当予想修正に関するお知らせにありました。
- 連結配当性向40%以上を目標とし、1株あたりの配当金は10円を下限とする。
- 当面5年を目処に継続し、5年後に配当政策の見直しを行う予定。
5年間は最低配当利回り4.5%は出す!というコミットですね。
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 今期はコロナ影響で赤字ですが配当政策に則り10円配当です。
- 総資産の1/3が現金預金です。PBRは低いと見ます。
- 短期借入が61億ありますが、変わりに57億の大規模自社株買いをしています。
株主優待(なし)
シンニッタンには株主優待はありません。
5年株価チャート
- コロナ前にファンドの株式を引き受けて大規模な自社株買いをした450円前後からコロナショックで200円前後まで下落。
- 更に、最近までは180円ぐらいまで低空飛行を続けていました。
- 10円配当が5年は継続する事。コロナ後は黒字基調に復帰し1株益は自社株買いも相まって20~30円になる事を考えると良い位置です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 有利子負債は順調に減ってきていましたが、今期に一気に61億まで増加。これは筆頭株主から自社株を引き受けるための借り入れを入れたため、51億はこれが原因です。これを除くと10億前後なので財務は良好と見ます。
- 株主資本も自社株買いをしたことにより有利子負債の増加とリンクして減っています。
財務内容は問題無く良好に思います。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- ここ数年営業利益率5~8%前後で落ち着いていましたがコロナショックの影響もあって昨年減益、今年赤字予想となっています。
- リーマンショックの時も減益でしたが、復活しています。足元は製造業はみな回復してきているのでここも大丈夫だと見ます。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- 徐々に増配し10円配当を出した後は維持の予想を出しています。
- 過去10年間は非減配です。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 2011年から徐々に増配し5円→10円と2倍になっています。
- これが今後5年続くと見ればやはり良い位置です。
- 配当性向は20~30%で正常業績の時は続いているので10円配当継続は無理はありません。
- 56億の大規模自社株買いで配当金コストも20%は削減になるのでより継続しやすくなると見ます。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(◎):配当性向40%以上、1株10円下限を5年継続
- ②戦闘力(◎):業績回復と今の株価位置を考えると期待有
- ③割安性(〇):対象銘柄の過去PBRと比較すると今の位置は割安
- ④総合評価(〇):やはり10円配当下限を5年継続が強いでしょう
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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