ネオモバ高配当株分析第9弾!
パチンコ機製造大手で開発力の定評のあるSANKYO(6417)です。1991年上場後、減配は1999年の50円→40円の一度だけ。
以降、21年間非減配です!これだけ長い期間、非減配でありながら配当利回りは5.6%もあります。(150円配当、株価2688円前提) 配当性向が近年高めですが好財務で、配当を続ける余力はあります。
SANKYO(6417)がネオモバ定期買付に適している魅力は以下!
- 上場後減配は1度だけ!21年非減配銘柄!
- 配当利回り5.6%
- 自己資本比率80%超えで有利子負債ゼロの無借金経営
- 19年の4500円→2688円まで下落し、株価は20年来安値水準で値ごろ感有
- 20.3期、685億円の巨額自社株買い発動(現在の時価総額の20%以上)&消却で配当性向引き下げにかかっている(この規模は分析上、初💦)
ネオモバ高配当株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 企業概要(主力事業の収益は安定しているか?)
- 指標(指標、株主優待、チャートの確認)
- 財務分析(無理なく高配当を継続できる財務体質か?)
- 業績(高配当を維持・向上できるか?)
- 配当、自社株買い推移(非減配年数は何年か?)
- まとめ
一番大事にしたいことは
- 安定した還元(配当や優待)が永久的に得られ続けられるかどうか
です。
SBIネオモバイル証券では毎月50万までの取引きは実質20円の費用で可能で1株から株が買えます。
- 最大50銘柄へ定期買付が可能なので投資信託と同様に入金して自動買付できます
- 入金して毎月一定金額が買えます
- 購入単価を設定できるので高値掴みを防ぐことができます
このため、銘柄選定は自分で行うという楽しみは得られつつ感覚としては投資信託のように運用できます。宜しければ以下のサイトよりネオモバを申込して始めてみては如何でしょうか。
1.企業概要(精密機器)
会社概要です。
- 株式会社SANKYO
- 1966年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容
“遊技機製造・販売
遊技場店舗の設計・内装工事
遊技球補給装置製造・販売
遊技場周辺機器製造・販売”
僕は学生時代や社会人になってからもたまにゲームセンターに行きますが、そこではSANKYOの遊戯機をよく見かけます。この業界では有名ですね。パチンコ関連のメーカーは総じて高配当のところが多いイメージです。(藤商事、平和等)
会社概要 より抜粋
主力事業は安定した収益を挙げているか?
- 主力事業はパチンコ機関連事業です。利益額のバラつきはありますが、直近4年間は100億円以上の利益を挙げており安定しています。
- 次いでパチスロ機関連事業がありますが、こちらは赤字と黒字を繰り返しており、安定度はいまいちです。
黒字を継続できる安定度はあると見ます。
20.3期決算短信より抜粋
株主還元についてコミットはあるか?
- 利益還元を最重要課題のひとつとして位置付けており、安定的かつ継続的な配当を行う基本方針とあります。
- 意地でも安定配当を継続するために、17年は配当性向683%という驚異的な数字が出ていますね。単年度業績のみで配当を考える場合は無理な数字です。
- この会社は超絶好財務なので、こんな事が出来るのです。好財務状態である限り、この姿勢は変わらないと見ます。
- これはやばいです!
- 08年から12年かけて37%も自社株買いをぶち込んでいます。
- これを消却すれば配当コストが37%も下がる事を意味しています。
- 考え方を変えれば1株益が150円で150円配当の状態で37%消却すると、1株益が238円になるので配当性向が100%から63%になりグッと配当維持が楽になります。
しかも、このうち20%以上を20.3期に一気にぶち込んでいます。こんな大規模な自社株買いを魅せてくれるならば、今後も150円配当を維持する現れと思います。
大期待ですね。
20.3期決算説明資料 より抜粋。
2.各種指標
各種指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- 連続非減配年数
- 過去3年増配率
- PER/PBR
- 元々パチンコ、パチスロ需要が落ちているので減益基調で配当性向は既に100%を超えています。来期は減益予想なので更に配当性向が上がりますが、8/7の決算発表時に150円配維持を打ち出しています。
- 今は業界不況とコロナで厳しいですが、大規模自社株買いが発動されているので150円配当はコロナ後の業績回復と合わせれば継続できると見ます。
株主優待(吉井カントリークラブ割引、無料券)
SANKYOの株主優待は100株以上保有で吉井カントリークラブの割引券(平日10000円、土日5000円)がもらえます。
1000株以上になると無料券に変わります。
株主優待を獲得するためには
- 3月末日
- 9月末日
に100株以上の保有が必要です。
株主優待制度より抜粋
5年株価チャート
- 株価は悲惨な状況になっています。
- コロナショック水準にまで落ち込んでいます。
- 19年に4500円以上だった株価は半値近くの2688円まで落ち込んでいます。
- 実に20年来安値水準を狙いに行く状態です。
- 超絶な自社株買いが発動されたにも関わらずこの株価。この業界がどれだけ市場から期待されていないかの現れでしょう。
高配当を長期で得るには良い銘柄かと思います。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
高配当を維持できるか財務体質を調べます。
- 配当を支払える原資が増え続けているか
を確認します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 株主資本の6~7割が現金等という恐ろしいキャッシュリッチ好財務体質です。
- 有利子負債はゼロ。近年は配当性向100%超えなので株主資本と利益剰余金が減り始めています。
- これだけ見ると切ないですが、20.3期は超絶な自社株買いが発動されて現金等も失いつつも、利益剰余金を大幅に減らしている(自社株消却すると利益剰余金は減ります。)ので今後は、現金等の減り具合が緩やかになるか、止まると見ます。(配当性向100%以下になってくる状態)
- 資産構成も化け物です。
- 2008年の営業利益700億円の高原状態と比較して業績は悪化してきているのですが、総負債は減少しています。
- 総負債の何倍、流動負債があるのでしょうか。。150円配当はまだまだ持続可能な事が一目両全です。
4.業績
高還元を維持・向上できるかを見ます。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
- 利益率
の推移を見ていきます。
業績
- 2012年ぐらいまでは比較的好業績でしたが、以降は冴えない状態が続いています。
- それでも営業利益率は悪くて5%なので如何に高収益な業界かが読み取れます。(2008年は営業利益率25%超え)
- 営業利益額100~130億円程度を維持してくれれば150円配当は継続可能と見ます。
ここで下げ止まるかが見極めどころですね。
株価が相当に落ちているので、これ以上落ちるとキャッシュリッチな状態なのでどこかに買収される可能性も出てくるのではないでしょうか?
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 非減配年数、過去数年間の増配率
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などを実績の数字で確認します。
連続非減配年数、増配率など
- 1999年に50円→40円の減配(減配というより、1998年が何かしらの記念配かもしれません。決算補足資料を見ると1991年上場以来減配なしと書いてありました。)
- 以降は減配がなく21年非減配を貫いています。
*配当チェッカーは2018年の実績まで反映しています。19年は予想となっています。
配当チェッカー より抜粋
配当金、自社株買い
- 150円配当がずっと続いています。
- EPSがばらつくため配当性向はここ数年100%以上が発生しています。
- これだけ見るときついのですが、15年、16年、そして20年に超絶な自社株買いが入っています。
これで配当性向の引き下げに成功すれば、長期的に配当が維持可能になるでしょう。
6.評価
以下の観点でざっくりと定期買付に適しているかを考えます。
- ①安定性(安定配当継続度)
- ②戦闘力(業績向上で将来増配や値上がりのある可能性)
- ③割安性(購入タイミングは良いか?)
- ④総合評価(どれだけネオモバで定期買付したいか?主旨に合っている銘柄か?)
これを
- ◎
- 〇
- △
- ×
の順番で評価します。
- ①安定性(◎):超絶好財務で配当維持方針がある
- ②戦闘力(×):業界不況と減益基調で厳しい
- ③割安性(△):遊戯メーカーの割安度としては普通
- ④総合評価(〇):好財務と自社株買いに期待。業績横ばい基調になれば安心
以上です!
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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