2022年夏号の会社四季報、通読分析の9000番台です。
ラストです。四季報通読に時間がかかり亀の如くですね。ですが、通読する事で毎回良い銘柄に出会えます。特に資産株は通読上、ビビッときたものを買うと長い目で見て成功しているものが多いですね。良いタイミングで買える事が多いんです。
バリュー株も良い位置で買える事がありますね。失敗するのは大型株やグロース株で買ったものが多いです。この辺は、有名銘柄や流行、旬というものをかぎ分ける力が僕には無いのだと実感しています。だから、誰も見向きがしない不人気株で勝負をするのが性に合っているのかと思います。普段の性格、過ごし方も静かなところで少人数でいるのが好きですしね。投資も誰も知らないところ、見向きもしないところで闘うのがきっと合っているのでしょう。
9000番台は海運、陸運関連銘柄が多数あります。インフレで海運株の配当が凄い事になっていますね。この高配当が無ければ長い目で見れば下落するのが見えているので思いっきり空売りしたいのですが、そうは問屋が卸さないのが難しいところです。(売りで配当権利落ちを迎えると、配当を支払う側になるので高配当であるほど、大打撃を受けます。)
JRなど鉄道銘柄も多数ありますね。こちらはコロナで業績が微妙な割に株価は若干回復しているので魅力が薄いです。9000番台で魅力的なのは物流関連でしょうか。今回もこの手の銘柄でバリュー株やが見つかりました。
前号に引き続き今回も
- 指標が割安(PER15倍以下、PBR1.5倍以下、配当利回り3%以上)
- 過去3年の営業利益が安定している
を意識して銘柄を捜しています。(特に一つ目) グロースの悲劇を繰り返さないための株価下落ストッパーの役目です。 ここに 以下の観点を加えて掘り下げていきます。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%!
- 太字の銘柄は特に注目したい銘柄
です。
*第一四半期決算で四季報内容とガラッと変わっている銘柄があるため、銘柄分析の際は最新の業績チェックをすることをオススメします。
1.バリュー、グロース株
9070トナミホールディングス
- 富山拠点の路線トラック大手。全国展開。
- 営業利益はじわじわと伸びており、55→73億へ。
- 増配傾向。22年下落し、5000円台から3000円台へ。
9115明治海運
- 外航船船主
- 海運関連の上昇銘柄の割に配当が少ない。
- 20年来高値水準。
- 海運上昇ブームが終わり、400~500円台に戻ってくるまで
- 2~3年待ちで信用売りを仕掛けると思い白いかも。(TOBとか最悪のパターンを考えると、多くは仕込めないが。)
9600アイネット
- DC(データセンター独立系上位。
- 営業利益20億前後で安定黒字で増配傾向。
- 1000株保有でQUOカード1000円。3年保有で2000円に。
9639三協フロンテア
- 仮設ハウスのレンタル、販売トップ。配当性向35%。
- 不適切会計処理で急落。単元保有は狙い目か….?
2.大型株
9069センコーグループホールディングス
- 企業物流大手。
- 連続増配中。
- 増収増益を継続中。
9072ニッコングループホールディングス
- ホンダ軸の完成車輸送首位。
- 営業利益200億前後で安定黒字。
- 自己資本比率64%。
- 来期、大幅増配予想。
- 連結配当性向40%へ。
3.資産株
9251 AB&COMPANY
- 直営美容院やFC事業、内装デザイン子会社の持ち株会社。
- 100株保有で8000円相当の自社商品優待券。
9405朝日放送グループホールディングス
- 大阪地盤の放送局。
- 配当安定しないが、
- 100株保有でQUOカード500円×2回。
9513 J-POWER
- 04年政府が民営化で株放出。電力卸が主。
- 石炭と水力中心。上場後、非減配。
- 電力株では高配当な方で増配予想は稀。
投資家とランナーに幸あれ! 2022年新春号の会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか?
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