2023年 新春号 会社四季報 バリュー株、大型株、資産株　銘柄分析 1000番台

2023年新春号の会社四季報、通読分析の1000番台です。

もう次の会社四季報が出る時期ですが亀の如くで少しずつ読み進めた四季報通読上気になった銘柄をざっくりと紹介していきます。

完全ではないですが、今号は以下を意識しています。

• 指標が割安(PER15倍以下、PBR1.5倍以下、配当利回り3%以上)
• 過去3年の営業利益が安定している
• 今号は特にプライム生き残り上場銘柄も考慮(自己資本比率が高く低PBRで配当余力があり、純資産を増配しても増やしていけそうな銘柄)

を意識して銘柄を捜しています。(特に一つ目) グロースの悲劇を繰り返さないための株価下落ストッパーの役目です。 ここに 以下の観点を加えて掘り下げていきます。

【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点　「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」

【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄

【10年間で資産価値2.5倍！】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%！

 

 

• 太字の銘柄は特に注目したい銘柄

です。

1.バリュー株

1716第一カッター工業

• ダイヤモンド使用のコンクリート構造物切断工事主力。
• 営業利益20億以上の安定黒字で増配傾向。
• 自己資本比率76%で好財務。
• 配当利回り低いので続落後、800円程度で仕込みたいところ。

1736オーテック

• 工場・ビル空調自動制御設備の建設、施工、メンテ。
• 営業利益16～22億で安定黒字。自己資本比率67%。
• 配当は80～85円程度で推移。配当性向は30%ほどで無理なく配当利回り4.2%程度。
• 今期業績悪めなので2000円近くまで落ちたところで拾いたい。

1805飛島建設

• 土木主体の老舗。トグル制震構法で耐震補強定評。
• 期末50円一括配当上げ狙いで1000円前後で仕込むのは堅いか。

1879新日本建設

• 自己資本比率67%で有利子負債ゼロ。
• 営業利益136～155億で安定くろじ。
• 配当性向15%程度は低すぎるのでいつか見直しされる事を意識して長期保有が堅いか。
• 配当性向以外はディフェンス重視には優秀な銘柄。

 

2.大型株

1721コムシスホールディングス

• 電気通信工事で最大手。
• NTT系売上高5割。コムシス、エクシオと共に仕込みたい通信工事銘柄。
  下期に20億上限の自社株買い。
• 総還元性向70%目指す。
• 配当利回り4%前後なので、ここからコツコツと50円下がるたびに仕込むのは相当に堅く見える

1723日本電技

• 大型株のイメージだったが…スタンダード選択していたのか。
• DOE4%配当方針は熱い。過去業績は1株利益250～410円程度。
• 今期業績悪いが200円ぐらいは出してくると見ても150円配当で純資産は強化できる….と見ると今後も150円配当は続きそう。
• 無借金経営だし、
• 筆頭株主が自社従業員持ち株会なのも好感

1951エクシオグループ

• 今期は大幅減益で5年来安値水準。配当利回り4.5%以上。
• 24年以降受注回復する事を見込むとやはり仕込み水準に見えるか。
• (受注回復しないリスクを見ると、この株価は果たして妥当なのかは….？)

 

3.資産株

1417ミライトワン

• 通信工事建設3位。
• 業績低迷中だが自社株買いと総還元50%超目標。
• 連続増配の還元姿勢を評価。1400円前後であれば仕込みたい。

1847イチケン

• イチケンは悩ましい位置。
• 今期業績は減益傾向だが配当性向は20%前後で無理ない配当で利回り5.5%。プライム上場維持のため流通株式時価総額100億若干未達。
• 株主還元は純資産300億に達するとき見直す方針。23年3月までにプライム上場維持基準達成目標。
• 第三四半期下方修正で厳しかったが配当維持

1941中電工

• 中国電力系の電気工事会社。
• 資産の4割を有価証券で運用。
• 自己資本比率78%で無借金経営の好財務。

 

    投資家とランナーに幸あれ！ 2022年秋号の会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか？

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