2023年新春号の会社四季報、通読分析の7000番台です。
今号は以下を意識しています。
- 指標が割安(PER15倍以下、PBR1.5倍以下、配当利回り3%以上)
- 過去3年の営業利益が安定している
- 今号は特にプライム生き残り上場銘柄も考慮(自己資本比率が高く低PBRで配当余力があり、純資産を増配しても増やしていけそうな銘柄)
を意識して銘柄を捜しています。(特に一つ目) グロースの悲劇を繰り返さないための株価下落ストッパーの役目です。 ここに 以下の観点を加えて掘り下げていきます。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%!
- 太字の銘柄は特に注目したい銘柄
です。
1.バリュー株
7092Fastfitness japan
- グロース株。
- セルフ型の小型24時間ジム。FC店舗。
- 増収増益拡大中。
- PER13倍、PBR2.44倍。
- 配当利回り低い。(1.5%以下)
7264ムロコーポレーション
- 精密プレスメーカー。自動車、2輪向けも。
- 自己資本比率70%。
- 44円配当継続。
- 優待は100株保有でQUOカード500円。
7723愛知時計電機
- ガス・水道メーター大手。
- ガス会社、自治体が主要顧客。なので基本的に業績が安定している。
- 緩やかにではあるが長期的に増益傾向。営業利益は30億前後でコロナだろうが何だろうが安定黒字。
- PER7.8倍、PBR0.59倍(1400円)、配当利回り3%程度。
- 2010年以降、大きな減配なく徐々に増配。
- BPS、自己資本比率、現金預金は徐々に増加しているキャッシュが貯まり続ける事業構造でGOOD。
- プライム上場銘柄であるため、PBR1倍未満企業対策として還元姿勢に傾く事を期待して保有するのは十分にあり。
- ショックで動じない業績なので、下げたら買うのが相当に手堅い。
7887南海プライウッド
- 和室天井材首位。
- 自己資本比率74%でバラつきあるも黒字継続。
- 配当性向10~20%と低め。
- PBR0.21倍、PER9倍の資産バリュー株。
7949小松ウォール工業
- オフィスビルの間仕切り総合メーカー。国内首位。
- 自己資本比率84%で有利子負債ゼロ。
- 減益下なので配当性向高めだが純資産積みあがる事業構造でジリジリ増配。
- 配当利回り4.9%程度。
- PBR0.49倍で現金同等物112億。
- プライム銘柄PBR1倍未満対策で自社株買い、増配に大いに期待できそうな銘柄。
- 打診買いで数年待つといいか。価格転嫁期待(24年)
7983ミロク
- 猟銃国内首位。
- 自己資本比率76%。配当性向40%以下(減益下)
- PBR0.29倍で5年来安値圏。資産バリュー株。
7987ナカバヤシ
- アルバム、図書館製本最大手。
- 円安で減配にてコロナショック以来安値。
- 円安はいずれ落ち着く、原材料高は値上げ対応する事を考えるといずれ22円配に戻る。
- 営業利益は正常時は20億円台で安定黒字。
- ここを見据えて仕込むのはありか。
- 500株優待1000円辺りが打診買いで有効か。
7989立川ブラインド工業
- ブラインド、スクリーントップメーカー。家庭向け7割。
- 営業利益45億円前後で綺麗に安定黒字。
- 自己資本比率72%。有利子負債ゼロ。現金同等物179億。
- PBR0.5倍、PER7倍台(1119円)
2.大型株
7205日野自動車
- 10年来安値。
- トヨタ筆頭株(50%)。
- トヨタ傘下のトラック大手。
- 不正問題で役員辞任、国内4割相当出荷見込めず。米、豪訴訟。2000億の銀行融資も。
- トラックでトヨタか。三菱自動車よりは将来性見込めそうだから打診買いはありかもしれない。
7282豊田合成
- トヨタ系合成樹脂、ゴム部品メーカー。
- バラつきあるも営業利益は安定黒字(178~360億)。60円配当継続だが配当性向は正常業績で30%以下で増配余地有。
- 2000円前後で購入し2600円前後で売却の回転を数年単位でやるのが堅い銘柄。
7292村上開明堂
- 010年以降非減配でジリジリ増配。
- 自己資本比率長期的に増加。
- 現金も比例して増加。
- ほぼ現金資産-総負債=時価総額程度の資産バリュー株。
- 有利子負債比例して減少しほぼゼロ。
- PER6倍、PBR0.38倍。
- 配当利回り3%程度か。
- 国内シェア4割か…。
- これは良い。
7981タカラスタンダード
- システムキッチン大手。新築マンション向け高シェア。
- 好財務。
- 自己資本比率65%で現金同等物886億(時価総額1000億弱)
PBR0.52倍。 - 配当性向50%程度と高めだが配当利回り3.5%以上。
- プライムPBR1倍対策の還元に期待して仕込むのがアリか。
3.資産株
7212エフテック
- ホンダ系部品会社。足回り部品強み。ホンダ向け7割売上。
- 優待は100株1年でQUOカード1000円。3年で2000円へ。
- 単元保有は有か。第三四半期決算が悪く暴落していたら買いか。
投資家とランナーに幸あれ! 2022年秋号の会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか?
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