バリュー株投資によって1.5倍~ダブルバガーを狙う!
バリュー株紹介シリーズ第48弾-②!(過去記事一覧はこちら)
食品素材関連の研究開発型メーカーである太陽化学(2902)です。健康増進関連のニュートリション事業と化粧品・化学分野のインターフェイスソリューション事業が利益頭。
海外展開も行っており、アジアと米国が売上牽引。そのため、円安は損益良化傾向か。
総資産の4割が現金化しやすい資産で好財務。短期借入ゼロ。
直近決算は増収増益で期末配当増配!
太陽化学の事業面での魅力は以下!
- 健康増進関連のニュートリション事業、化粧品・化学分野のインターフェイスソリューション事業が稼ぎ頭で営業利益率が高い
- 円安は利益増加影響か(アジア、米国向け売上)
- 売上原価率が良化しており稼ぐ力UP
- 総資産の4割が現金化しやすい資産で好財務。短期借入ゼロ!
- インターフェイスソリューション事業好調で増収増益!増配!
指標面の分析は以下です。
https://ie36ken.com/value-stock/2902-1
バリュー株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。 【前半:指標面、過去実績分析】
- 配当+優待利回り,割安指標,期末PER/PBR推移,チャート
- 財務分析(中長期保有できる体力はあるか?)
- 業績分析(業績安定度や成長性による中長期株価上昇期待はあるか?)
- 過去10年自社株買い、配当の推移(増配や自社株買いによる株価上昇余地はありそうか?)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
【後半:事業概要、直近決算分析】
- 会社情報
- 事業概要orセグメント別分析
- 直近決算分析
- その他(事業面での魅力/リスク等)
分析は以下のバリュー株ノウハウに従っています。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
1.会社情報
主力収益事業(セグメント分析)や直近決算を掘り下げていきます。
- 太陽化学株式会社
- 1948年設立
- 名証2部上場
- 事業内容:研究開発型、素材メーカーとして主に機能性食品素材の開発を展開
会社概要 より抜粋
2.事業概要
- 社員の25%が研究開発者で営業ローテもこなす企業です。
- 事業は主に3つ展開されています。
- ニュートリション事業部では、ストレス緩和や生活習慣病予防に役立つ健康増進ニーズに対応する生理機能性素材等を用いた市場創造を担っています。
- インターフェイスソリューション事業部では、食品分野で培ってきた界面制御技術を用いて、化粧品や化学分野を開拓されています。
- ナチュラルイングリディエント事業部では、素材の持つ機能を利用した主に卵類の加工食品開発を展開されています。
- セグメント別業績です。(2022年第三四半期決算短信より抜粋)
- ニュートリション事業とインターフェイスソリューション事業が稼ぎ頭ですね。
- 同2事業は海外展開もされています。健康志向や化学用途は海外での需要は旺盛なのでこれは長期的に期待できる領域ですね。日本食は安全でヘルシーで美味しいのが世界的に売りだと思います。
事業案内 より抜粋
2022年第三四半期決算短信より抜粋
3.決算分析
- 2022年第三四半期決算短信を掘り下げます。
- 前年同期比増収増益で好調です。
- 通期予想は無難なところですね。
- 期末配当が多い企業で増配しています。この権利落ちの上げも直近では期待できるかもしれません。
- 定性要因です
- ニュートリション事業は横ばい基調。
- 水溶性食物繊維が増加した一方、カテキン減少、ミネラル製剤は国内減少アジア増加、テアニンは減少。増収微減益です。
- インターフェイスソリューション事業が好調で増収増益で着地。
- ナチュラルイングリディエント事業は即席食品関連で減少し、フルーツ加工品事業を譲渡した結果減収大幅減益となっています。
インターフェイスソリューションに期待ですね。
- B/S資産の部です。
- 流動資産270億のうち、190億が現金預金と手形・売掛金ですね。
- 固定資産は建物・土地が中心。その他が、減損可能性のある資産ですが悪くなさそうです。
- 投資有価証券47億ありますね。
- 好財務です。
- B/S負債の部です。
- 流動負債105億、総負債123億。流動資産の現金預金+手形、売掛金+投資有価証券で2回返せますね。資金繰りは全く問題なしです。
- 借入金ゼロでしたが、長期借入金を4.69億かりていますね。銀行との付き合い….でしょうか。
財務は堅牢です。
- P/Lです。
- 売上原価率が71%→69%と2%良化しています。
- 反面、販管費は増えていますね。
- 営業外で為替差益が1.5億あります。主要2事業が海外売上があるので円安の恩恵を受けるのでしょう。長期金利上昇でこの流れは暫く続きそうですね。
2022年第三四半期決算短信より抜粋
4.魅力とリスク
太陽化学の魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 健康増進関連のニュートリション事業、化粧品・化学分野のインターフェイスソリューション事業が稼ぎ頭で営業利益率が高い
- 円安は利益増加影響か(アジア、米国向け売上)
- 売上原価率が良化しており稼ぐ力UP
- 総資産の4割が現金化しやすい資産で好財務。短期借入ゼロ!
- インターフェイスソリューション事業好調で増収増益!増配!
リスク
- 円高時は為替損リスクか
- ニュートリション事業、ナチュラルイングリディエント事業は横ばい・低調気味でリスクか
以上です!
*当サイトで分析している内容は独断と偏見に満ちているため、内容間違いもあるかもしれません。投資は自己責任でお願いします。
他のバリュー株分析も宜しければ閲覧ください。
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