ヨタ系列の自動車用鋳造部品である可鍛事業を主で展開する中央可鍛工業(5607)より株主優待が到着しました!名古屋証券取引所というマイナー市場に上場していますが、地味ながらも株主想いの良い株です。
今回は、そんな中央可鍛工業の株主優待内容紹介と株主想いの姿勢を紹介したいと思います。
なお、中央可鍛工業に関しては資産株記事も作成していますので宜しかったら閲覧ください。
1.株主優待到着!
- シンプルなカードケース。
- まるで、結婚式場のテーブルに設置されているネームプレートのような大きさ・材質ですね。この中に優待品が入っていました。
- 株主優待はシンプルな金券、QUOカードです。
- 100株保有で500円分がもらえます。
- 資産株として子口座に投資し始めた段階で権利落ちの9月末を迎えたため、今回は2口座分です。後にもう1口座分追加しましたので来年には3口座分来ますね♪
- 株主優待は9月末に100株保有で500円、1000株保有で1000円、5000株保有で2000円のクオカードがもらえます。発送は12月ですね。
- 配当金も到着しました。
- 1株6円、合計1200円ですがコツコツ積み上げるには良いんです。これぐらいで。
中央可鍛工業の株価はこの記事を書いている12月現在、390円。100株保有での総合利回りは、QUOカード500円、配当12円なので4.35%。悪い水準ではないですね。5%に若干届きませんが僕が子口座も含めて購入した理由を次に紹介します。
2.リーマンショック、コロナショックの大幅赤字も累進配当継続!
- 株主通信も併せて入っていました。ここに子口座も含めて継続保有する答えが載っています。
- 意識を変え、行動を変え、習慣を変える。地に足のついた堅実的なキーワードで良いですね。
- 92期の中間業績は最悪です。売上高は161億から123億に大幅減収。経常利益は4000万の赤字転落。純利益も強烈な赤字。純資産も若干減らしています。
- 配当金に方針が書いてあります。安定的な配当の維持・継続を重視することを基本方針としております。とあります。これです。僕が保有すると決めた理由は。
- 株主通信のセグメント別情報です。
- 主力の可鍛事業、金属家具事業ともに減収です。可鍛事業が大きな影響を受けており157億→119億へ大幅減収となっています。
- 金属家具事業は4.07億→3.92億と比較的マイルドです。金属家具事業にいたっては原価低減を頑張っているおかげもあって営業損失が1500万→800万に減少していますね。
- トヨタが大幅に業績回復基調なのでここも大丈夫とみています。
22年間、非減配!リーマンショック、コロナショックでも累進配当継続!
- 保有を決めた理由に戻ります。
- これは過去の配当推移が分かる配当チェッカーのデータですが、2018年までで過去20年間連続非減配を継続しています。
- 10年平均では徐々に増配もしています。この20年連続非減配が保有を決めた理由です。
- 20.3期も累進配当予想なので22年連続非減配になります。
累進配当で男前な姿勢をもう少し掘り下げてみてみます。今回は赤字である事が分かりましたが、リーマンショックの時はどうだったのでしょう?
- これは08~21.3期予想までの業績推移です。
- リーマンショックの09年時はコロナ以上に厳しい時で、大幅減収で営業利益はなんと10億近い赤字を計上しています。当期純利益は15億の赤字。減損損失が出たのかと思います。
- しかし、この時でさえ配当は据え置いているのです。その後、増配もしています。
この安定感が保有継続を決めた理由ですね。総合利回り5%には満たないですが良いです。この安定感を買ったので!
- 余談ですが更に過去まで遡ると2回減配しています。
- 95年と99年….ちょっと大きなニュースは想像できない年ですね。
- しかし、減配しても1円とマイルドなので如何にこの会社が安定配当方針を貫いてきたかがよく分かります。製造業でこんなに頑張っている企業は中々無いですね。
これからも保有継続です!
以上です!
投資家とランナーに幸あれ!
総合利回りが魅力的な「株主優待」に興味がある方はこちらの記事もどうぞ