【株主優待】株主優待カード! 3197 すかいらーくホールディングス 配当+優待利回り5.43%【資産株お勧め64.】
資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
お勧め資産株紹介シリーズ第64弾!(過去記事一覧はこちら)
ファミレス最大手で「ガスト」、中華の「バーミヤン」、和食の「夢庵」などを展開する3197すかいらーくホールディングスです。株主優待は飲食代割引に使える株主優待カード。配当+優待利回り5.43%です。
3197すかいらーくホールディングス購入の決め手は以下
- ファミレス最大手!
- 配当+優待利回り5.43%!(購入当時は配当2倍だったので利回り6%超え)
- 株主優待カードは全国店舗で使える制約条件の無い株主優待カード
- 100株→300株→500株→1000株と購入数が増えると優待利回りアップ
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.すかいらーくホールディングス-事業概要(ファミレス最大手)
2.すかいらーくホールディングス-割安指標(配当+優待利回り5.43%)
株主優待(株主優待カード)、5年株価チャート
3.すかいらーくホールディングス-財務分析
4.すかいらーくホールディングス-業績
5.すかいらーくホールディングス-配当金・自社株買い
6.すかいらーくホールディングス-魅力とリスク
1.すかいらーくホールディングス-事業概要(ファミレス最大手)
すかいらーくホールディングスの事業概要です。
- 会社名:株式会社すかいらーくホールディングス
- 1962年設立
- 東京証券取引所一部上場
- 事業内容:フードサービス全般、その他周辺作業
説明不要なほど身近にあるファミリーレストランを多々展開しています。ガストは最も有名でしょう。バーミヤンも僕が住んでいた神奈川では勿論、滋賀県でも見かけます。庶民やファミリーの味方ですね。
グループ全体で正社員は6000名以上、アルバイト10万名以上と大規模になります。流石、ファミレス最大手ですね。
会社概要より抜粋
事業概要
- 世界最大規模のレストランチェーンで、国内や台湾にファミリーレストラン・ブッフェレストラン・施設内の和洋食店など3000店を展開
- 食品開発、材料調達・製造・物流・調理まで一気通貫で行う方式だそうです(自社で食材の栽培はしていないよう
- 事業は主に、ファミリーレストラン事業・食べ放題、施設内飲食店事業・惣菜販売事業・グループ店内清掃事業・グループ間運送事業など多岐に渡ります
主な事業を取り挙げて抜粋します。
- ファミリーレストラン事業です
- これが一番有名で馴染があるのではないでしょうか?ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵、ステーキガスト、しゃぶ葉などは馴染があります。
- ロードサイドなどで独自の店舗を展開していますね
- しゃぶしゃぶ食べ放題事業や施設内のブッフェ・カフェ・フードコートなどの事業体です
- 僕は正直、名前をきいてもピンとこず、馴染が無いです
- 焼肉バイキングと関西を中心としたファミリーレストラン事業です
- トマトオニオンは滋賀県にもあって利用したことがあります。ガストと似ておりまずまずですね。
グループ会社紹介より抜粋
2019年決算説明
単一セグメントであるため、直近の決算説明資料を分析して掘り下げます。
課題は人件費高騰、借入金大、株主優待コスト辺りかと思います。
- 19年業績は前期比増収減益
- 既存店売上や客単価が上がっているのは評価できますね
- 18年実績(左)に対して19年実績(右)の営業利益に対する利益増減の影響をまとめたグラフです
- 気になるのが減益要因1位の人件費単価上昇と3位の株主優待コスト
- 人件費は少子高齢化で今後更に上がっていく。ここが営業利益の10%もある。毎年これが繰り返されると何もしなければ10年で営業利益が赤字となる。
- 株主優待コストで7億円も減益…優待改悪・廃止の可能性がこのじり貧状況では目に見えてきます
- 過去5年間の人件費高騰額と高騰率
- 2015年には1150億円、4年後には100億円増加して1250億円になっています
- 思い切って無人化・セルフ店舗を作るなど大胆な労務費抑制策を講じないと相当厳しい事が読み取れます。もしくは、1人辺りの稼ぎ出す利益率を労務費の上げ幅よりも上げていくか
- ここは、同様のファミレス業界で成果を出しているマクドナルドなどをまねるべきだと思います。2時間/日などちょっとでも入れて生産性を落とさないよう、徹底的に細かい単位で標準化を図り、習熟ロスをゼロ化するなど
- 貸借対照表B/Sです
- 心配なのが流動資産が流動負債の1/3しかない事
- 絶えず資金繰りに苦しんでいるのではないでしょうか。長期借入金を大幅に増やして局面を乗り切ろうとしているのが見て取れます
- 営業利益も下がっているので厳しい。出店攻勢をしかけていますが、むしろ逆で不採算店をたたみ、収益力の高い店の収益力を更に高める選択と集中をすべきと思います
- 自己資本比率も30%を切っています。この辺は、昨日紹介した5988パイオラックスが圧倒的に不況に強く安心です。(自己資本比率89%で有利子負債ゼロ)
- 負債合計が長期借入金のため2000億から3200億に超ふえています。
2019決算説明資料より抜粋
2.すかいらーくホールディングス-割安指標
(配当+優待利回り5.43%)
株主優待(株主優待カード)5年株価チャート
すかいらーくホールディングスにおける配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
すかいらーくホールディングスの各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- ファミレス最大手であること、株主優待カードの使い勝手が良く大手の割に利回りが高い事。これがプレミアとなって、PERやPBRは非常に高くなっています。値上がり益を狙う銘柄ではないでしょう
- 配当性向は30%を下回りましたが、これは38円から19円へ大きく減配しているためです。これでは、持たないと思ったのでしょう。どうせなら、無配にすればよいと思います。株主優待のみで株主には報いれば良いかと。
- 優待利回り計算の前提は最大の1000株投資前提です
株主優待(株主優待カード)
すかいらーくホールディングスの株主優待は株主優待カードがもらえます。事業概要で説明したレストラン、食べ放題・施設内店舗、関西のレストラン店などで利用できます。株主優待をもらうためには
- 6月末日
- 12月末日
この期日に100株以上保有している必要があります。
- 100株は年間6000円の株主優待カード贈呈(100株あたり6000円)
- 300株は年間20000円の株主優待カード贈呈(100株あたり6666円)
- 500株は年間33000円の株主優待カード贈呈(100株あたり6600円)
- 1000株は年間69000円の株主優待カード贈呈(100株あたり6900円)
100株あたりに直すと1000株保有が最も優待利回りが高くなります。次いで300株、500株、100株と続きます。100株以上保有するなら300株で止めた方が無難そうです。(1000株、150万も投資する気には……)
株主優待情報 より抜粋
すかいらーくホールディングス5年株価チャート
- 何故2018年から2020年のはじめにかけて減配しながら2200円まで上がったのか皆目見当がつきません
- 業績が悪化しているので買うならば、2016年の底値1200円以下が妥当に思います。減配もしている事を考える、コロナで更に減益になる事を考えると1000円以下で買いたいところです。
出来高は絶えずあるので100株購入は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.すかいらーくホールディングス-財務分析
すかいらーくホールディングスについて配当+優待利回り5.43%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本と利益剰余金の増加額で確認しています。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
すかいらーくホールディングスの財務分析
- この財務分析の弱点は自己資本比率や負債、資産の配分を診れていない事です
- キャッシュフロー計算書まで調べると堅さは殆ど分かりますが、その分析パワーが無いのが現状です
- 利益剰余金は増えてきていますが伸び方鈍化してきています。配当金を半分にしたのに19年の伸びが低いのが気になります。
減益基調で借金も多い。コロナの減益も考えると配当+優待利回り5.43%はかなり怪しい思います。
4.すかいらーくホールディングス-業績
すかいらーくホールディングスの配当+優待利回り5.43%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。
すかいらーくホールディングスの業績
- 16年度までは好調な伸びを見せていますね。
- 17年以降は減益基調に転じ3期連続減益です。20年も減益確定でしょう。
- 人件費高騰がやはり効いていそうで厳しいですね。事業構造の見直しが必要に思います。
減益基調を止めないと配当+優待利回り5.43%の維持は厳しいです。
5.すかいらーくホールディングス-
配当金、自社株買い
すかいらーくホールディングスの株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
すかいらーくホールディングスの配当金・自社株買い
- 自社株買いは無し
- 配当性向が70%に行く前にさっさと半額に減配する姿勢は株主重視には見えませんね。。あの負債額の大きさではキャッシュが乏しいので致し方ないと思いますが
- 半額に減配して配当性向は…..今年50%は超えてきそうです。10円程度に減配になるかもしれませんね。
配当+優待利回り5.43%は相当に厳しいと見ます。無配、優待維持程度で見ておいた方が無難でしょう。やはり1000円。
6.すかいらーくホールディングス-魅力とリスク
僕が考えるすかいらーくホールディングスの魅力とリスクは以下です。
すかいらーくホールディングスの魅力
- ファミレス最大手!
- 配当+優待利回り5.43%!(購入当時は配当2倍だったので利回り6%超え)
- 株主優待カードは全国店舗で使える制約条件の無い株主優待カード
- 100株→300株→1000株と購入数が増えると優待利回りアップ
株主優待カードが本当に魅力的ですね。業績が横ばい以上ならば、300株に増やしているところです。
すかいらーくホールディングスのリスク
- 人件費高騰に対して、即効性のある方策が見当たらない
- 流動負債が多く流動比率30%。資金繰りが相当に厳しい状態
- 長期借入金を1000億もふやしていること
- にも関らず出店攻勢な事
- トドメはコロナで客足が激減していると思われること
こう考えると1000円以下になるまでは待った方が良い….と思います。そこまで下がらなければ、それまでだったとお見合いを諦めて他銘柄に投資します。
以上です!
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閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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