資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
お勧め資産株紹介シリーズ第73弾!(過去記事一覧はこちら)
飲食店向けの店舗転賃貸事業を首都圏中心で展開している3484テンポイノベーションです。株主優待はジェフグルメカード3000円がもらえます。配当+優待利回りは6.6%にです。(588円前提)
*2020年9月25日追記:株主優待改悪で300株保有+1年長期保有で5000円のジェフグルメギフトカードになりました。
東海地盤の携帯電話販売会社クロップスの子会社で、利益頭になっている成長株です。コロナショックで非常事態宣言が出された首都圏中心で展開しているのでモロ影響を受けそうです。ですが、賃貸先の飲食店が一斉に契約解除に踏み切る可能性も低いため、成長は一時止まるかもしれませんが影響は甚大ではないとみて、INしました。
3484テンポイノベーション購入の決め手は以下
- 配当+優待利回り6.6%
- 株主優待のジェフグルメカード3000円はこの株価では破格。長期特典も無い
- 飲食店向けの賃貸事業というユニークな事業を首都圏で展開している
- 転賃貸事業は貸主とテナントから安定収入が継続的に得られるストックビジネス
- 業績は好調で増収増益で成長し続けている
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(飲食店向け転賃貸事業展開)
2.各種指標(配当+優待利回り6.6%)
株主優待(ジェフグルメカード3000円)、5年株価チャート
3.財務分析
4.業績
5.配当金・自社株買い
6.魅力とリスク
1.事業概要(飲食店向け転賃貸事業展開)
テンポイノベーションの会社概要です。
- 会社名:株式会社テンポイノベーション
- 2005年創業
- 東京証券取引所一部上場
- 事業内容:店舗転賃貸事業
過去の業者が出払った店舗を改装費を抑えてそのまま使用する「居抜き」を専門としているようです。
会社概要より抜粋
企業理念
- 非常に特化した企業理念でありとんがっているので敢えて紹介します
- 店舗物件の転賃貸の商慣習を変えてスタンダード(標準)を創造すると大きく出ています
- 飲食店は個人が自営業を営むのに人気のあるビジネスです。ですが、店舗物件の賃貸や不動産に関する扱いは制約が多いです。僕は賃貸物件を7~8件不動産屋を仲介して借りた事がありますが、不動産屋によく言われたのが「商売前提ではこの物件は貸せません」でした。
- 近隣住民への混雑による迷惑や何か法的な準備をしないといけないのでしょう。ただ住むだけでの賃貸物件契約でさえ面倒なのに、事業を展開する店舗賃貸だと更に面倒である事は想像できます
- そんな煩わしさを解消するために事業店舗の転賃貸において借主も貸主もスムーズに契約できるように仲介方法のスタンダードを創造するという理念を語られています。地味なトラブルかもしれませんが、必ず必要な事で需要は多いでしょう。良いところに目を付けています。
企業理念より抜粋
事業概要
- 不動所有者と飲食店テナントの仲介を担いトラブルや種々の対応を行う転賃貸事業を展開
- 家主と不動産業者間のやり取りも行っています。賃貸契約やトラブル代行、仲介手数料の支払いなど
- 閉店や出店のテナント要望に応えるため、店舗買取.comと居抜き店舗.comのサイトを展開しています
- 転賃貸物件数は10期連続で増加中!
- 家主とテナント間の仲介対応、家主と不動産業者との対応は一旦契約したら契約解除まで継続されると考えられるためストックビジネスですね!
- 賃貸物件は首都圏を中心に展開しています。コロナショックで短期的には厳しいでしょうが、2050年まで首都圏は人口流入が続きます。ですので転賃貸の数も自然に増加していくでしょう。良い事業やってますね!
事業内容より抜粋
CSRお店の子供食堂
- 貧困や孤食に悩む子供たちのため、飲食店舗への材料費支援を通じてCSRの一環としてお店の子供食堂を展開されています
- 各地で展開されている子供食堂ですがボランティアが多く継続が厳しいそうです
- そこで同社はテナントさんに企画提案して運営費を支払う事で子供食堂の運営を容易にする事に貢献されています。素晴らしい事ですね。
- テナントとしてもそうした社会貢献を図っている事が地元に触れ渡ればお客は増えるでしょう。僕個人としても同じ程度の値段、味の飲食店があれば社会貢献に頑張っている方を応援したいので出向きます。日本人はそういう人が多いので、それによってテナントも潤うのでしょう。
- 地域、テナント、テンポイノベーション3者の三方良しですね
CSRお店の食堂より抜粋
決算説明
転賃貸と不動産売り買いのセグメントがありますが不動産売り買いは転賃貸用物件であるため、単一セグメントと変わりありません。そのため、2020年3月期の第三四半期決算説明資料を掘り下げてみます。
- 先ず注目したいのが売上高の推移です
- 売上はランニング収入とイニシャル収入に分れますがランニング収入の割合が圧倒的である事。
- ランニング収入は転賃貸物件からの安定した収入なので、転賃貸物件件数が増加するほど確実に増えていきます。まさに、ストックビジネスですね!
- 会社は強気です。業績好調を背景に配当予想を7円から9円に増配しています。ストックビジネスで安定収益が見込めるので強気の予想が出せるのでしょう
- 株主優待のジェフグルメカードはこの会社ならではの優待ですね。
- 短期的に心配なのはここです。一都三県に集中投資。東京都、神奈川、大阪などは緊急事態宣言が出されているためお得先のテナントの売上は急減かゼロでしょう。
- 個人経営が48%もあります。ここが潰れて撤退するとランニング収入が急減してしまいます。今後の決算で気になるところです。
- 店舗数は全国ですき家について3位です。これも凄いですね。
- 厳しい局面ですが、転賃貸事業なので収入が減っても耐えられるのでは?と思います。耐えれば基本的なビジネスモデルは堅いので確実に伸びていくでしょう。
- 同社によると高いストック収益(ランニング収益)が強みだそうです。
- 一旦契約したら高収益の状態が続くので安定性があって確実に伸びるモデル。
- 魅力的ですね。
2020年第三四半期決算説明より抜粋
2.各種指標
(配当+優待利回り6.6%)
株主優待(ジェフグルメカード3000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
テンポイノベーションの各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 指標面での割安性は一見ありません。ですが、業績好調で年々増収増益を遂げている事を考えると収益バリューのPER18倍は安いですね
- 1株益の過去3年平均が18.9円に対して、来期予想は32円。倍近くに伸びています。これが持続する事を考えると….
- 最近1→2分割をしたようです。ですが、株主優待は据え置いたようです。優待利回り2倍ですね。この株価でジェフグルメカードは嬉しい。
株主優待(ジェフグルメカード3000円)
テンポイノベーションの株主優待はジェフグルメカード3000円もらえます。株主優待をもらうには
- 3月31日
この期日に100株以上保有している必要があります。
長期保有特典はありません。
ジェフグルメカードの株主優待は中々無いので貴重です。大半の飲食店で利用する事ができる汎用性が高いものです。嬉しいですね。
株主情報より抜粋
テンポイノベーション5年株価チャート
- 2017年上場の若い会社です。ですが、既に1部上場になる成長性を持っています
- 株価は業績好調を背景に1100円ほどまで上がりましたがコロナショックで急落し半値近くに落ち込んでいます。
- 上場来安値を更新していますね。総合利回りを考えるとこの値段で買うのは堅い。
100株保有は余裕でしょう。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り6.6%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
テンポイノベーションの財務分析
- 不動産業は成長期はどうしてもレバレッジをかけるため負債が多く、自己資本が低めになります。17年上場時は19%しか自己資本がありません
- ですが、高成長を背景に利益剰余金も現金等もぐんぐん伸ばしてきています。
- 想定ですが、契約数が増えていくにつれてストックビジネス収入が増して将来はキャッシュリッチな会社になるのではないでしょうか?期待大ですね。
配当+優待利回り6.6%の維持は伸びが持続すれば余裕でしょう。短期的にコロナショックを乗り越えられるかどうかで決まります。
4.業績
配当+優待利回り6.6%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
テンポイノベーションの業績
- 16年度から営業利益、経常利益も見れる業績になっています。
- 成長性が高いですね!たった4年で経常利益、営業利益共に2.5倍以上に伸びています。
- 営業利益率も伸び方が良いですね。8~9%で最近は推移しています。高利益率です。ストックビジネスが軌道に乗り始めている事が伺えます。
配当+優待利回り6.6%は維持できるとみます。むしろ今後は成長軌道に乗って更に伸びる可能性を秘めています。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
テンポイノベーションの配当金・自社株買い
- 17年度に上場してから3年で約3倍も増配しています
- にも拘わらず配当性向は30%以下です。全然無理していないですね
- 現金等の手元キャッシュも増えてきているのでこのまま軌道に乗れば自社株買いも更なる増配も期待できそうです。
配当+優待利回り6.6%は維持、よりも更に拡大していくでしょう。
6.魅力とリスク
テンポイノベーションの魅力
- 配当+優待利回り6.6%
- 株主優待のジェフグルメカード3000円はこの株価では破格。長期特典も無い
- 飲食店向けの賃貸事業というユニークな事業を首都圏で展開している
- 転賃貸事業は貸主とテナントから安定収入が継続的に得られるストックビジネス
- 業績は好調で増収増益で成長し続けている
- 4年で営業利益、経常利益2.5倍以上!
- 3年で約3倍の増配。配当性向30%以下で無理なく成長。更なる増配も期待できる
- 首都圏は2050年まで人口流入が期待できる。飲食店中心の転賃貸事業も間違いなく成長を遂げていく事が予想でき、高原状態である
この記事を書いている最中に素晴らしい事に気づきました。ストックビジネスでありながら成長性著しく、手元キャッシュも豊富。コロナショックで一時的に厳しくとも伸びる。それが分かったので子口座分も含めて追加しました。永久保存銘柄です。
テンポイノベーションのリスク
- 小規模事業主が主力顧客であるため、コロナショックの影響でテナントから撤退→短期的に収入急減の恐れ
- 20年上期は新規契約獲得は難しいと考えられる(よくて業績横ばい、減益の可能性は高い)
この上期を乗り切ると期待するならば今は絶好の買い場です。指標は今を見てはいけない銘柄です。ここで生き残れば、将来は確実に伸びますね。僕はそれを期待して買いました。
以上です!
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閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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