資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第84弾!(過去記事一覧はこちら)
18.9%!筆頭株主で経済産業大臣が保有する石油・ガス開発国内最大手の国際石油開発帝石(1605)です。株主優待は400株保有でQUOカード最大3000円(3年保有)です。
配当+優待利回りは5.6%になります。
大株主一覧を見ると石油資源開発や日本トラスティ信託口など機関投資家も入っていますね。自己資本比率62.7%で利益剰余金1.76兆円と好財務です。売上高が1兆円クラスなので全ての規模が大きいですね。資源価格業績は思いっきり左右されるようですが、営業利益率は高くここ5年は常に35%を超えています。業績のバラつきは大きいですが常に黒字なので利益が積み上がる構図ですね。
1605国際石油開発帝石の魅力は以下!
- 配当+優待利回り5.6%
- 株主優待は400株保有で最大3000円のQUOカード(初年度1000円)
- 業績バラつきあるが常に営業利益率35%超えで黒字!
- 上場来安値更新し、コロナ前1000円台から一時600円以下に下落。650円は良い位置
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(石油・資源開発国内最大手)
会社概要です。
- 国際石油開発定石株式会社
- 2006年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 石油・天然ガス、その他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売及び同事業に付帯関連する事業。それらを行う企業に対する投融資
会社概要より抜粋
フィールドエンジニアやプラントエンジニアが活躍する領域ですかね。資源を探し歩いて現地へ足を運び、見つけたら掘る。豊富な鉱物資源を発見したら生産設備を現地に設置して本格的に掘って資源を手に入れる。生産設備で使用可能なものに作り変えて運ぶ。泥臭い事業です。
事業概要
- 石油・天然ガス事業は「探す」「掘る」「生産する」「運ぶ」の大きく4工程で形成されています
- 「探す」:地質調査、岩盤調査、試掘、採掘資源調査(掘る工程に行くかの判断)
- 「掘る」:生産設備のやぐらを組み、土を取り除きながら・採掘周辺が崩れないように周りを固めながら掘ります
- 「生産」:専用設備で不純物を取り除いて石油と天然ガスを生産します
- 「運ぶ」:国内外に海上輸送。国内はタンカートラックで輸送(ガソリンスタンドなどへ)されます
- 輸送を考えると原油安が100%業績悪化だけの方向にいかないかもしれないですね。
石油・天然ガスが届くまでより抜粋
その他、多種多様な再生エネルギー開発を行っています。
地熱開発(クリーンエネルギー)、太陽光発電、風力発電、CO2メタネーション等手掛けています。
ビジョン2040
- 世界トップ10位
- アジア、オセアニアのガス開発・供給の主要プレイヤーへ
- 再生可能エネルギーの事業割合を1割へ
- 壮大なビジョンですね。プラントエンジニアリングの世界観満載なレポートです。
- 1株24円を下回らないように
- 配当性向は30%を目標に
- 配当性向が高い年もあるので実質累進配当ですね
- これは重要な指標ですね
- 生産開始までの調査は安定しないため、探鉱・開発費がばらつくのは仕方ないです
- 生産コストを徐々に下げているのが素晴らしいですね
- 生産は取りつくすまで続くのでいわば定期的に発生するコスト
- 2019年の5.7+諸経費と原油価格差が利益になる構図ですね
アニュアルレポート2019より抜粋
セグメント別情報
- グローバルに石油・天然資源開発事業を展開しているため区域毎のセグメントになっています。
- 中東・アフリカが圧倒的ですね(70%程度)
- 次いで日本、ユーラシア、アジア・オセアニアと続きます
- アジア・オセアニアは2040ビジョンに向けて力を入れるところですね
- 利益についても中東・アフリカが圧倒的です
- ユーラシア、日本、アジア・オセアニアは均衡していますね
- 米州は赤字(シュールガス影響?)
セグメント別情報より抜粋
2.各種指標
(配当+優待利回り5.6%)
株主優待(QUOカード3000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 過去1株益が30円程度で1000円以上していた時を考えると収益バリューのPER7倍台は激安いです。資産バリューのPBRもこの好財務高利益率の状態で0.3倍台は破格ですね。値上がり狙いで買うのもありです。
- 配当金は30円配当を予定ですが、原油安による減益で出ないかもしれません。ですが、過去1株益11円で18円配当と実質累進配当を実施しているので、24円配当は堅いでしょう。買いですね
株主優待(QUOカード3000円)
国際石油開発帝石の株主優待はQUOカード最大3000円がもらえます。
株主優待をもらうには
- 12月末日
に400株保有している必要があります。
- 400株保有で1年目1000円、2年目2000円、3年目3000円
- 800株保有で1年目2000円、2年目3000円、3年目5000円
これだけもらえます。800株保有でも3年目の優待利回りが大して落ちないのが良いですね。まず400株保有しておいて600円切る、550円切るようなら800株まで保有したいところです。
株主優待より抜粋
5年株価チャート
- 高値は1500円、底値は800円切り程度のレンジでした
- コロナショックで1000円から600円を切るまで下落し、レンジを突き抜けました
- 原油が近年稀にみる安値水準になっている今は底の底….かもしれません。(僕は相当下だと思います。)
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り5.6%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 自己資本の計算方法が四季報と違うのか相当高めに出ています。
- 自己資本、利益剰余金は順調に伸びていますね。
- 現金等は2000億前後で安定しているようです(採掘場を設置するのに設備投資必要ですものね。)
- 業績の項目で営業利益率が35%以上と相当良い状態を叩き出しているので、自己資本は今後も増えていくでしょう。好財務体質に強化されていっています。
配当+優待利回り5.6%の維持は長期的には大丈夫でしょう。24円配を維持する実質累進配当も掲げているので減配幅が見えるのは良いです。(とはいえ、大幅な赤字になると難しいです。ですが、単年度の減益程度では大丈夫だと言えます。)
4.業績
配当+優待利回り5.6%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 業績は資源価格に左右されることや採掘しても見つからなかったりすることがあるためバラつきがあります。
- 一見業績ばらつきが大きいので買うのを躊躇しますね。
- でもよくよく見ると、営業利益率が14年を除き絶えず35%以上もある事が分かります
- これは相当に効率良い稼ぎを出している企業で、成長がなくとも長期的にキャッシュを貯め込んでいけば、いつか馬鹿でかい増配を叩き出す事が目に見えています。
- まさに金の成る木経営で美味しい企業に思えます。
配当+優待利回り5.6%は今年は減配するかもしれませんが長期的には大丈夫と見ます。ビジョン2040を見ていると値上がり益も期待しちゃいますね。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 自社株買いは旺盛ではないです。10年間で2倍弱の増配をしています。
- 堅い伸ばし方ですね。業績バラつきが激しいので配当性向は年度によってばらつきます
- 安心するのが16年度です。配当性向が150%を超えていますが減配していません。実質累進配当ですね。
- また、ビジョン2040で安定配当を実施するべく24円配当は維持するとあります。
- 配当性向は30%を目安にするとあります。流石に赤字になるとダメだと思いますが黒字で自己資本が痛まない限り絶えず24円配当は約束されているものとみます。
配当+優待利回り5.6%は問題ないとみます
6.魅力とリスク
国際石油開発帝石の魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り5.6%
- 株主優待は400株保有で最大3000円のQUOカード(初年度1000円)
- 業績バラつきあるが常に営業利益率35%超えで黒字!
- 上場来安値更新し、コロナ前1000円台から一時600円以下に下落。650円は良い位置
- ビジョン2040によると配当性向30%を目安としながら24円配当は維持する実質累進配当計画としており安定資産株
リスク
- 資源価格(石油、天然ガス)に業績が左右される
- 戦争などカントリーリスクもあります
- 取引はドルベースでやっているため円高になると利益圧迫となる
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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- 1株から申し込めるIPO(新規公開株買付)もあります
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