資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第91弾!(過去記事一覧はこちら)
広島に本店を置く家電量販店エディオン(2730)です。株主優待は今年変わりまして自社店舗で使えるギフトカード4000円(100株保有1年、初年度3000円)です。配当+優待利回りは8%と高めです。20年3月期から株主優待制度が変更されて
- 1000円毎の買物に250円分が使える優待券から
- 自社ギフトカードにチャージされた金額を使い切る形
に変更されました。更に長期特典で100株保有時は25%優待利回りが増額されています。
業績は10年間横ばい傾向ですが長期で見ると安定黒字を出しており自己資本比率49%とまずまずではあります。上がりもしないが大きく下がりもしない、資産株にピッタリの銘柄ですね。減配もしていますが業績変動の範囲内で半減などないため安心して持てます。
エディオン(2730)の魅力は以下!
- 配当+優待利回り8%
- 株主優待は100株で自社店舗で使えるギフトカード4000円(1年長期,初年度3000円)
- 株主優待は1000円に250円しか使えない制約が撤廃され、制限がない形に!
- 長期的に安定黒字
- 減配はあるが10~20%程度と控えめ。ここ10年では増配
- 自社株買いに積極的で業績が横ばいでも増配余地がある
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(中部地盤の家電量販店)
会社概要です。
- 株式会社エディオン
- 2002年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 総合家電事業展開。リフォーム・リノベーションも
中国・四国・九州地方を地盤とするデオデオと中部地方を地盤とするエイデンの合併によって誕生した会社です。その後、関東・関西の中規模家電量販店を傘下に加えて拡大しています。僕の住んでいる滋賀県にも店舗がありますね。
会社概要 より抜粋
事業概要
- 主力は総合家電事業です
- フランチャイズ店は小規模店舗ですね。
- ネットショップでは食品も手掛けています。家電量販店での受取も指定できるのが特徴です。
- 第二の柱にしようとしているのはリフォーム事業です。
- この部分、ヤマダ電機も力を入れていますね。
- キッチン、バス、トイレ、洗面台などの水回りと太陽光関係を手掛けています
- 8年連続で家電量販店でのリフォーム事業売上No.1だそうです。
- 第二の柱として力を入れているだけありますね。
事業紹介 より抜粋
決算説明
- 最新の第三四半期決算を掘り下げます。
- 前期比増収ですが販売管理費が増えて減益となっています。これでは下方修正が出て当然ですね。
- これは増税前後の主要5商品の売上金額を前年比と比較したものです
- 2014年の8%値上げ時の資料もあるのは興味深いですね
- 増税後でも落ち込みはさほど大きくない、むしろ増税前の駆け込み需要を考えると増税年度は一般的に増収になる傾向が読み取れますね。
- これは主要商品の受注前年比推移です
- 暖冬と冷夏の影響がエアコンにもろに出ていますね
- パソコンはwindowsの買い替え需要を見越して先行投資するのは有ですね
- 棚卸資産回転率はもっとばらつくかと思いましたが安定していますね。
- 家電は生ものなので即売り切る事が大切です。(値下がるので)そう考えるとこの指標が安定しているのは安心材料ですね。業績が大きく悪化しない事が予想できます。(今回、下方修正を発表しましたが利益半減とかではなかったので)
2.各種指標
(配当+優待利回り8.0%)
株主優待(自社ギフトカード4000円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 先ほど下方修正発表があったのでこの1株利益は出ないでしょう。ですが、下方修正幅も強烈過ぎるわけではないので大して株価も落ちていません。
- 指標はPBRが割安に見えます。業界最大手のヤマダ電機よりは低めかと。
- 株主優待はギフトカード化して使いやすくなりました。
株主優待(自社ギフトカード4000円)
エディオンの株主優待は自社ギフトカード最大4000円がもらえます。(100株保有時)
株主優待をもらうには
- 3月末日
に100株以上保有している必要があります。20年3月時点の優待から制度が変更されました。元々は1000円毎の買物に付き250円券1枚しか使えなかったので使い勝手の悪い優待でした。
ですが、今回はギフトカードのチャージ金額を使い切るまで端数単位で使う事が出来ます。非常に使い勝手が良くなりほぼ全額使えると思います。
しかも、長期保有特典が付いて優待利回りは25%も増額されました!(3000円→4000円)これは嬉しいでしょう。
保有枚数を増やす事で優待額が増えます。
- 500株保有時:11000円(初年度10,000円)
- 1000株保有時:17,000円(初年度15,000円)
- 2000株保有時:22,000円(初年度20,000円)
- 5000株保有時:27,000円(初年度25,000円)
- 10000株保有時:52,000円(初年度50,000円)
唯一気になるのは、インターネットショップでも使えるかどうかですね。これは検討中だそうです。
株主優待制度変更のお知らせより抜粋
5年株価チャート
- 今の株価は5年チャートだと悪くない水準ですが最安値ではありません。
- コロナショックでも5年来安値の800円切り前後だったようです。
- 株主優待制度を変更したばかりなのでいきなり改悪する事はないでしょう。そう考えるとこの株価水準で100株保有するのは総合利回りが8%もあるのでありです。(といえっても他の家電量販店の利回りも高いので、家電量販店ではこの利回りは妥当でしょう。)
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回り8%を維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 利益剰余金と自己資本は長期的に伸びています。良いですね。
- 現金等が年度によって大きくばらついており100億~200億程度です。
- ですが15~18年は自社株買いを強烈に行っているので減っているかと思います。10億や20億単位でおこなっています。
配当+優待利回り8%は維持は財務的に可能でしょうが、減益下方修正を出しているので短期では減配するでしょう。長期的には維持できると見ます。
4.業績
配当+優待利回り8%を維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- 13年度に営業赤字を出しています。利益剰余金がマイナスになっている年なので当期利益も赤字だったのでしょう。
- ですが、これ以外の年は長期的に黒字を出し続けており営業利益率2.5%前後で安定しています。元々小売りは利益率が低いのでこの数字は妥当でしょう。ヤマダ電機も似たようなものです。
配当+優待利回り8%は長期的には問題ないでしょう。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 業績は長期的に黒字ですが横ばいです。そのため増配していても配当性向が上がっていずれ頭打ち……というわけではないようです。
- 15~18年にかけて強気の自社株買いを実行しています。これによって配当性向が下がり、業績は横ばいながらも10年で1.5倍に増配しても配当性向が20%→30%にしか上がっていません。これは資産株投資家とうしては嬉しい方策です。
- 減配もしていますが半減など大幅な減配が無いのも安心ですね。資産形成しやすいです。
配当+優待利回り8%は維持は長期的に問題ないでしょう。自社株買いを今後も継続すれば増配を狙えます。
6.魅力とリスク
エディオンの魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り8%
- 株主優待は100株で自社店舗で使えるギフトカード4000円(1年長期,初年度3000円)
- 株主優待は1000円に250円しか使えない制約が撤廃され、制限がない形に!
- 長期的に安定黒字
- 減配はあるが10~20%程度と控えめ。ここ10年では増配
- 自社株買いに積極的で業績が横ばいでも増配余地がある
- 家電量販店においてリフォーム売上業界No.1!
リスク
- エディオンならではの強みやインパクトが見えない(総合家電の中で差別化要素はどこにあるのか?)
- インバウンド需要を取り込めないと厳しいし、短期的には減収減益は避けられない。
リスクはありますがこの株価水準ならば100株買いは有です。
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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- 100株投資も出来るので、株主優待銘柄の購入にも向いています
- 1株から申し込めるIPO(新規公開株買付)もあります
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