首都圏に特化して不動産担保ローンの事業を展開しているアサックス(8772)より株主優待が先月、到着しました。10年間安定黒字でジリジリ増配している地味ですが資産株にピッタリの会社で家族口座含めて保有しています。100株で7万円以下(20年7月22日現在)で保有できるので手頃です。
優待内容と第51期年次報告書をざっくり掘り下げます。
アサックスの魅力をざっと紹介すると
- 初年度から株主優待で2000円のQUOカードがもらえる
- 配当利回り5%以上!(配当15円、優待2000円で100株保有前提 700円以下)
- 大きな成長は無いですが営業利益率50%以上で高利益率
- コロナで短期的に厳しいながらも長期的には首都圏への人口流入は続く。その首都圏で不動産担保ローン事業を中心に展開。市場動向は長期的には悪くない。
- 自己資本比率は50%程度あり、その他金融業の中では好財務
です。
資産株向きですね。地味ですが永久保存銘柄ではないかと思います。そのため、子口座を3月に増設してから真っ先に買いました。
アサックスに関して資産株記事をまとめているので良かったら閲覧ください。
【株主優待】QUOカード2000円! 7万円台で買える 8772 アサックス 配当+優待利回り4.9% 【資産株お勧め49.】
1.株主優待案内
- シンプルな白いカード入れに入っていました。
- ムダが無くて良いですね。不要なところにお金はかけなくてよしです。
- ドドン!!と3口座分です。
- 皆、600円前半から500円台で取得しているのでこの株価で2000円のQUOカードは破格だと思うのです。資産株投資をしていて嬉しい時ですねー。
- 青空にガラス張りのビルの爽やかな絵柄のクオカードです。
- 配当金もそろって頂きました。
- ここは中間配当を行っていないため、期末に一気に1500円です!
- 今年度の総合利回り5%以上は確定です!
大きな成長は無くても良いので今後もこの優待と配当は継続してほしいです。この状態でもキャッシュや利益剰余金は貯まる構造になっているのでいずれ
- 自社株買い
- 増配
- 低PBR化による株価見直しによる上昇
が起こるでしょう。数年後にダブルバガーになっていればいいです。その時、分割なんかしてくれると恩株になってなお最高です。(資産株の鏡、お手本のような存在。)
2.第51期年次報告書
- 年次報告書もA4用紙1枚のシンプルな作りなのでムダが無くて良いです。
- アサックスは売上の代わりに営業収益を用いています。営業収益は2期連続微減収。期中の貸付額の増加に伴う手数料増加、保証業務にかかる収益増加がありましたが、貸出利率の上限を引き下げた事が影響しています。ここは低金利時代なので致し方ないのでしょうね。
- 経常利益、当期純利益も同影響で微減益となっています。
- 減益は気になるところではありますが、配当性向20%以下なので当期純利益が60%ぐらい下がる時は気を付けないといけないと思います。が…..コロナの一時急減以外では考えにくいでしょうね。ここ5~10年は。
- 減益基調ですが財務は良好に推移しています。
- 総資産、純資産、そろって増加です。自己資本比率は0.1%減で誤差です。
- 自己資本比率49%はこの業界では好財務に部類されます。営業利益率70%の全国保証を思わせる財務です。まるでミニ全国保証。
- 簡易PLとBSです。
- 流動資産が53億円、大幅に増えていますね。営業貸付金が44億円ふえたことが要因だそうです。事業は好調という事が伺えます。(金利低下したが貸し出し高が増えていたとあります。)
- 流動負債も18億円増えています。ここは短期借入金と1年以内返済予定の長期借入金の増加が主であるそうです。営業貸付金に回す資金をここで得たという事ですかね。
- 利益剰余金が20億円ほど増えており安心材料です。将来のQUOカードと優待余力が増した事を意味します。
- PLは営業外が少なく本業に集中している事が伺えてGood Jobです。
- キャッシュフローです。
- 営業CFが18億円マイナスですが、営業貸付金44億円をけ計上した事が要因です。
- 財務CFがプラス20億円です。これは営業貸付金の運転資金を賄うために短期借入金と長期借入金を増やしたことが大きいでしょうね。
- 現金同等物は27億円で大きく変わらずです。
- ここは資本の部を表しています。
- 配当性向20%以下なので当期純利益26億のうち5億程度が配当に回っています。
- 利益剰余金が今年も厚くなりました。
- この調子で厚みを増して欲しいです。
51期年次報告書 より抜粋
以上です!
投資家とランナーに幸あれ!