資産株投資によって10年で資産を2.5倍にした実績のある!
資産株紹介シリーズ第110弾!(過去記事一覧はこちら)
就職情報専業で各種新聞社や省庁、大手優良企業との提携がある学情(2301)です。第二四半期決算は大幅な減収減益減配を発表し、足元の株価は冴えないです。配当+優待利回り3.9%です。(890円、配当30円、優待100株500円前提)
コロナ影響で主力の4月就職イベント完全中止の影響で下方修正を発表しましたがそこで魅力が出てきました。下方修正を発表しながらも余裕で黒字。営業利益率10%超えです。加えて自己資本比率90%以上で現金預金と投資有価証券が総資産の8割という超絶なキャッシュリッチ企業です。
これは、今厳しいですがほおっておいてもキャッシュが勝手に増えていく構造である事業形態だと容易に想像できます。そのため、打診買いしました。
900円以下の現在、更に下がるようであれば家族口座分も追加します。
学情の魅力は以下!
- 配当+優待利回り3.9%
- 株主優待は100株保有で500円のQUOカード
- 5年来安値更新。19年に付けた2400円からは1/3近くまで下落
- 少子化で有効求人倍率は増え続けていく構図。その中で専業で20代の就職情報に強い
- 事業形態は求人を出す企業からの収入。企業の採用意欲は絶えずあり、人手不足が続くため今後も収入は継続すると見ます。
- 朝日新聞、経済産業省、日本商工会議所、各都道府県等が主要取引先
- 自己資本比率90%で営業利益率絶えず10%以上の好財務。一時的に下がっても長期では必ず復活する堅い企業と見ました。
資産株については以下をレギュラー分析・紹介していきます。
- 事業概要
- 配当+優待利回り,割安指標,チャート
- 財務分析(高配当、優待を維持できる体力がどれだけあるか?)
- 業績分析(安定して稼げる利益はどれほどか?)
- 過去10年配当の推移(大きく減配していないか)
- その他(銘柄独自の魅力/リスク等)
分析は以下の
- 10年間で資産価値を2.5倍にした!
資産株ノウハウに従っています。
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%、利益剰余金が多い、業績安定、実質累進配当 【投資19.】
1.事業概要(就職情報専業)
会社概要です。
- 株式会社学情
- 昭和52年設立
- 東京証券取引所第一部上場
- 事業内容
【人材関連サービス】 新卒採用事業、第二新卒・中途採用事業、人材紹介・派遣事業
【広告関連サービス】 一般広告メディア取り扱い・制作、各種SPツール制作 - 主要取引先
経済産業省、厚生労働省、農林水産省、文部科学省、中小企業庁、東京都、埼玉県、大阪府、兵庫県、大阪市、日本商工会議所、全国中小企業団体中央会、東京弁護士会、三井住友銀行、りそな銀行、大和証券、日本生命保険、第一生命保険、住友林業、日本航空、日本郵船、東京地下鉄、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、JR東日本、JR東海、JR西日本、NTTドコモ、資生堂、電通、博報堂、武田薬品工業、パナソニック、三菱電機、富士通、JTB、髙島屋、朝日新聞社、朝日放送 他 約5,000社
就職情報サイト「あさがくナビ」や就職博等を展開しています。主要取引先を会社概要から抜粋してきましたが…..驚きです。超優良企業や省庁や都道府県があります。
会社概要 より抜粋
事業概要
- 人材関連サービスでは合同企業説明会の就職博や就職活動サイトのRE就活などを展開しています。
- どちらもシェアNo.1の実績で売上高は伸び続けています。
- 広告関連サービスでは朝日新聞社が関係しているあさがくナビ。こちらも長期的には売上高が伸び続けています。
- これは、同社のビジネスモデルを表した図です。
- 採用活動を例にとると、同社の収入源は就職博やあさがくナビ、Re就活などに出展する企業側からの課金収入です。
- どのサイトも20代の就職活動者の登録数がNo.1なので大手企業は殆ど毎年出展してくるでしょう。でないと優秀な新卒採用の機会を失います。
- 同社は40年の実績から高い評価を得ている関係で省庁などからの引き合いもあります。こういう方面は過去の実績が評価されるので容易に同業は入り込めないのでは?
- 就職活動は必ず必要なので、同社のこのビジネスモデルはストックビジネスともいえるかと思います。強いです。
当社の強みと市場環境 より抜粋
決算説明
- 最新の決算説明資料で掘り下げます。20.10期第二四半期決算説明資料です。
- 4月5月の就職博が中止、延期になった影響中心に大きく減収減益で下方修正です。
- これを受け、株価は1400円からコロナショックの下を突き抜けて1000円を割れました。
- でも、よく見てください。
- コロナで下方修正は減益発表している企業は殆ど赤字や収支トントンの企業が多い中、54億の売上で営業利益10億円の予想を出しています。調子が悪くて営業利益率18%は異常です。
- しかし、そんな中でもwebサイトのあさがくナビは伸びています。Re就活も底堅いです。こういうweb系の売上が底支えしてくれているのでこの利益率と黒字を維持できるのですね。俄然安心感が出てきます。
- 今後の展開です。
- 新卒は就職博やあさがくナビ、転職は4冠達成
- 公的分野の求人は詳細が分かりませんが、大規模雇用対策事業受託とあります。何かでかい案件が手に入ったのですね。ワクワクしてきますね。
- 2016年から急激に利益が伸びているのが気になったのですが、この売上構成を見て分かりました。
- あさがくナビとRe就活の長期的な底堅い伸びです。
- 今までは就職博が事業の柱であったのが、この2つが次の事業の柱として成長してきたことが伺えます。このおかげでコロナ禍でも黒字確保となったと見ます。
- 有効求人倍率や大学生求人倍率は伸び続けているので市場環境は良好です。
- 豊富な現金を活かしてM&Aや提携も模索されています。将来楽しみです。
2020年第二四半期会社説明資料より抜粋
2.各種指標
(配当+優待利回り3.9%)
株主優待(QUOカード500円)5年株価チャート
配当+優待利回りや割安指標、株主優待、チャートを紹介します。
各種指標
以下の指標を表にまとめています。
- 過去3年利益に対する今期配当金予想の配当性向
- 1株配当、優待金
- 配当利回り
- 優待利回り
- 総合利回り(配当+優待利回り)
- PER/PBR/ミックス係数
- 指標は一見すると割高に見えます。(PER、PBR)
- コロナ禍で下方修正で実力を出し切れていないのでPERは当てにならないでしょう。コロナ後、就職博が復活してくることを考えるとPERは10倍を切る水準も。ここを考えると長期的にグロース株がこの低PBR、PERで買えるのは安いと見ます。
- 配当30円は下方修正とともに減配しましたが余裕で出せるでしょう。業績復帰後はまた増配する事を見据えてここで買えば総合利回り5%以上は将来は堅いと見ます。
株主優待(QUOカード500円)
学情の株主優待は100株以上の保有でQUOカード500円がもらえます。
株主優待をもらうには
- 10月末日
に100株以上保有している必要があります。
5年株価チャート
- コロナショックで5年来安値水準をたたき出しましたが、下方修正で突き抜けて安値更新です。
- 去年までは業績好調を背景に2400円まで行きました。ここからは6割ほど下げていますね。長期的に見れば、1500円ぐらいまでは回復すると見ます。回復するまで、総合利回り5%で長期値上がり待ちは堅いでしょう。
100株保有は余裕です。
tradingview よりチャート転載
3.財務分析
配当+優待利回りを維持できるか財務体質を調べます。
- 高配当や優待を維持できる体力がどれほどあるのか
- 体力は過去から増え続けているか(高配当と優待を維持しながら体力増強しているか)
を確認していきます。
株主資本の増加と利益剰余金の増加を見る事で財務体質の強化具合を把握します。
現金等の金額推移をみる事で短期的な配当余力や支払い能力がどれほどあるかも把握します。
IR BANKから抜粋して独自に加工ています。(業績、配当・自社株買いの項目も同様)
財務分析
- 自己資本比率が絶えず90%あり非常に安定感があります。
- 現金等が少ないため固定資産が多いのか?と思い決算短信で調べましたが総資産110億のうち、現金預金が47億、投資有価証券が39億あります。この2つは換金性が非常に高いので全て現金化可能と見ると総資産の7割以上が現金と見れます。相当にキャッシュリッチ企業です。
同社は配当性向を元に配当を決めているため業績連動で減配になりますが他に事業展開するあてが無ければ、株主還元姿勢に傾く可能性があります。ここを見据えて投資するのも有です。
企業体力的には現在の30円配当を維持するのは余裕と見ます。
4.業績
配当+優待利回りを維持できるか資産株としての体力を培う業績です。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益
の推移を見ていきます。
- 黒字を維持できるか
を第一に見ます。次いで、効率的な経営が出来ているかを見るために
- 営業利益率、経常利益率
を見ます。
業績
- リーマンショック時は赤字でしたが、以降は黒字化して長期的には増収増益で伸ばしてきています。
- コロナショックのため20年は大きく下げていますがそれでも黒字。コロナ解消後を見据えるとまだまだグロース株で伸びていく期待があります。
配当+優待利回りは長期的には維持・向上すると見ます。
5.配当金、自社株買い
株主還元姿勢をみます。
- 利益の成長と共に安定して配当を伸ばしているか
- 自社株買いを実施して配当・優待維持に繋げているか
- 減益でも配当維持(実質累進配当姿勢)の株主への還元姿勢があるか
などで判断します。
配当金、自社株買い
- 10~12年は実質累進配当で頑張っていますね。
- 財務が非常に堅いので出来る事です。
- 14年以降は増収増益で伸びてきたのと合わせて増配し続けています。
- 今回のコロナショックでの減配は企業の配当性向方針に沿いながらも若干株主に配慮した形と見ます。(配当性向50%台へ増)
- 自社株買いを定期的に行っているのが良いですね。キャッシュリッチだから出来るのでしょう。今後も継続していけば益々の増配が期待できます。
6.魅力とリスク
学情の魅力とリスクを考えてみます。
魅力
- 配当+優待利回り3.9%
- 株主優待は100株保有で500円のQUOカード
- 5年来安値更新。19年に付けた2400円からは1/3近くまで下落
- 少子化で有効求人倍率は増え続けていく構図。その中で専業で20代の就職情報に強い
- 事業形態は求人を出す企業からの収入。企業の採用意欲は絶えずあり、人手不足が続くため今後も収入は継続すると見ます。
- 朝日新聞、経済産業省、日本商工会議所、各都道府県等が主要取引先
- 自己資本比率90%で営業利益率絶えず10%以上の好財務。一時的に下がっても長期では必ず復活する堅い企業と見ました。
- あさナビ、Re就活が第二の事業柱として成長し、コロナ禍でも黒字維持の強い事業体質になっており防御力増です。これは資産株で買いながらグロース株でも欲しい。
リスク
- コロナ禍では第二の規制が入る可能性有。そうなると更なる下方修正の可能性有
- チャートは5年来安値を突き抜けているので(出来高も増えているので底値は近いが)、底は知れない。
- でも、単価が安いので例えば100円落ちる毎に100株づつナンピンする作戦はグロース株投資では大いに有と見ます。
以上です!
他の資産株分析も宜しければ閲覧ください。
閲覧有難うございました! 全世界の投資家とランナーに幸あれ!
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