2022年夏号の会社四季報、通読分析の1000番台です。
仕事が忙しすぎて&上長と反りが合わなくて精神的に疲れ果てて、四季報通読に充てる意欲、気力が減退しているこの数カ月です。
そのため、亀の如くの通読分析となり第一四半期決算が相次いで発表されてしまい、四季報内容との乖離が甚だしい状況です。
そんな中でも通読は辞めずに何とか終わりましたのでまとめていきます。
1000番台は建設株や水産、農業関連の株が多いですね。一次産業系でバリュー株の宝庫です。最近ではここに高配当も重なってきており長期保有が魅力的な株が多くなってきています。
前号に引き続き今回も
- 指標が割安(PER15倍以下、PBR1.5倍以下、配当利回り3%以上)
- 過去3年の営業利益が安定している
を意識して銘柄を捜しています。(特に一つ目) グロースの悲劇を繰り返さないための株価下落ストッパーの役目です。
ここに 以下の観点を加えて掘り下げていきます。
【投資15.】バリュー株投資 ノウハウ ①Mustで絶対に外せない点 「業績向上 or 横ばい」 「指標 割安 」「上場来安値 年初来安値」
【投資5.】2019 会社四季報秋号 分析まとめ ②大型株のおすすめ銘柄
【10年間で資産価値2.5倍!】資産株ノウハウ 配当+優待利回り5%!
- 太字の銘柄は特に注目したい銘柄
です。
*第一四半期決算で四季報内容とガラッと変わっている銘柄があるため、銘柄分析の際は最新の業績チェックをすることをオススメします。
1.バリュー株
1450田中建設工業
- 建築構造物の買いたい工事施工管理に特化。
- 営業利益率10%以上。
- 自己資本比率77%。
- 配当利回り4.3%(1697円)
1736オーテック
- 工場・ビル空調自動制御設備の建設、施工、メンテ。
- 業績が安定しており、16~22億で安定黒字。
- 1株利益250~300円程度で自己資本積み上げ。
- 増配傾向で85円配当予想。
- 配当利回4%以上貰いながら、自己資本積み上げによる値上がりまでじっくり持てる銘柄。
- 2000円前後でコツ買いが有効か。事業構造的に非常に安定していそう。
1799第一建設工業
- JR東日本系の線路工事など。
- 依存度7割。
- 好財務。現金豊富で株価下落。
- 底支えで増配期待でコツ買いはありか。自社株買い実施。
1879新日本建設
- 建設不動産開発。首都圏中心。
- 営業利益130~150億程度で安定黒字。自己資本積み上げ。
- 自己資本比率65%で好財務。
- 配当性向10%程度だが増配傾向。
- 自社株買いや配当方針切り替えの大幅増を期待してコツ買いしておくのはあり。
1972三晃金属工業
- 日本製鉄系。金属屋根大手で長尺屋根首位。
- 営業利益23~25億で安定黒字。
- 130円配当は無理なく、配当利回り5%以上。
- ゆっくり持てる銘柄か
2.大型株
1878大東建託
- 賃貸住宅首位。配当性向5割。
- 材料高厳しいが受注は好調。
- 10000円以下は仕込み時か。
3.資産株
1430ファーストコーポレーション
- 首都圏軸に分譲マンションの建設。
- 用地取得から建設まで一貫の造注方式強み。
- 株主優待は500株1年保有でQUOカード2000円。3年で3000円に。
1451KHC
- 注文建築、分譲事業を展開。営業利益5~8億で黒字継続。
- 1株配30円減配後は33円維持予想。配当利回り5%以上。
1717明豊ファシリティーズ
- 建設・移転を支援するCM主力。営業利益8~9億で安定黒字。
- 10期連続増配。配当性向55%。
- 自己資本比率74%。営業利益率20%以上。配当利回り5%前後。
1726ビーアールホールディングス
- 中国、関西地盤のpc橋梁大手。業績横ばいで12円配維持か。
- 100株1年保有でQUOカード500円。
1738NITTOH
- シロアリ駆除、住宅設備リフォーム事業。
- 営業利益3~4億で安定黒字で自己資本積み上げ。
- 1000株保有でおこめ券5kg。
1941中電工
- 中国電力系の電気工事会社。
- 資産の4割が有価証券。
- 104円配当継続で好財務。
投資家とランナーに幸あれ! 2022年新春号の会社四季報はお宝銘柄がいっぱいです。ぜひ、この機会にお宝銘柄を探してみては如何でしょうか?
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